ラウンド 6: 藤田 剛史 vs. 池田 啓

更新日 Event Coverage on 2003年 11月 8日

By 藤枝勇

日本が誇るデッキビルダーであり、 プロツアー準優勝という抜群の肩書きを持つのが藤田 “ ローリー “ 剛史。

対するは今無き DCI トーナメントセンターで何度も PTQ で優勝し権利を勝ち取ってきた隠れた強者、池田啓。

両者とも低マナから装備を展開して強化されたクリーチャーで殴り勝つという似たようなデッキだが、藤田の方に《鉄のゴーレム、ボッシュ/Bosh, Iron Golem》《トリスケリオン/Triskelion》とあるために若干藤田有利に思えるが果たしてどうなるだろうか?

Game 1

序盤から藤田は《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》を、池田は《レオニンの円月刀/Leonin Scimitar》を出して良いスタートだ。その上にクリーチャーまで引いているのが先攻池田で、《銀のマイア/Silver Myr》《ゴブリンの模造品/Goblin Replica》と並べてターンを返すと藤田は《ゴブリンの模造品/Goblin Replica》に《拘引/Arrest》で対抗し、次の《ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher》を《粉砕/Shatter》と後手に回りながらも確実に池田の攻め手をつぶしていく。

だが 、5 ターン目に出てきた《錆口のオーガ/Rustmouth Ogre》には流石の藤田も渋い顔をして《オーガの爆走者/Ogre Leadfoot》のみを出しただけでターンを返すしかなかった。

次のターン更に《記憶の仮面/Mask of Memory》を追加して凄まじいクリーチャーとなった《錆口のオーガ/Rustmouth Ogre》がまずは《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》を破壊する・・・と思われたが池田なぜか宣言をせずに戦闘終了してしまい藤田に思わぬチャンスが転がり込む。

これを利用しない手は無いとばかりに藤田は《オーガの爆走者/Ogre Leadfoot》に装備してアタック、更に《ゴブリンの戦闘車/Goblin War Wagon》に装備しなおして《錆口のオーガ/Rustmouth Ogre》用ブロッカーも完成…と池田にとってはとても大きなミスとなってしまったのだった。

だが《錆口のオーガ/Rustmouth Ogre》死すとも装備は死せず。

次々と《エイトグ/Atog》《マイアの処罰者/Myr Enforcer》と装着されていき圧倒的な大きさになっていく池田陣営の前に藤田は押しつぶされてしまう。

藤田 0 – 1 池田

Game 2

先攻、後攻が入れ替わってもやることは変わらず、両者ともに 1 マナ装備を並べて終了。だが今度クリーチャーを並べたのは藤田の方で、さっきとは全く逆の展開となり藤田の押せ押せムードになる。

池田も《炎歩スリス/Slith Firewalker》《ヘマタイトのゴーレム/Hematite Golem》と並べるのだがアタックは藤田の《血の壁/Wall of Blood》に阻まれて《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》の付いた《ゴブリンの模造品/Goblin Replica》をブロックしようにも絶対ディスアドバンテージになってしまうためにブロックも出来ない・・・。

その上相打ち覚悟で Pump Up 用のマナを残せば藤田はアタックせずに展開と、着実に差をつけて《レオニンの円月刀/Leonin Scimitar》を引き場が整ったところでようやくアタックを開始。そこで待っていましたとばかりに《手綱取り/Grab the Reins》で除去するのだが、これも 1 対 1 交換がせいぜいで…つらい状況が続く池田。

なんとか引いてきた池田の《ゴブリンの模造品/Goblin Replica》も《ゴブリンの模造品/Goblin Replica》同士で、しかも本体に通せないため相打ちをしながらのブロックをして除去されてしまう展開が続き、更には藤田の場に《トリスケリオン/Triskelion》が登場して細かいクリーチャーを虐殺しお互いに《ヴァルショクの篭手/Vulshok Gauntlets》が出ているために若干膠着するが、最後は藤田の引いた《拘引/Arrest》が勝負を決めた。

藤田 1 – 1 池田

Game 3

始めた時点で残りあと 7分、だが両者共に強力な装備品と低マナクリーチャーで構成されているため、一気に勝負が着くことも考えられる。デッキに二人の願いが届いたのか両者共に装備を並べていく展開でゲームははじまり、そしてライフを攻め立てるのは藤田だった。

2 ターン目に出た《金のマイア/Gold Myr》が《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》を持って殴りかかり、出てくるクリーチャーは《粉砕/Shatter》《拘引/Arrest》と封じてライフを 11 にして後続を待つが…引けども、引けどもランドばかりでしかも沼が無く手札の《恐怖/Terror》も《肉体の裏切り/Betrayal of Flesh》も撃てない。

そしてついに《金のマイア/Gold Myr》も相打ちで死んでしまい、ようやく《マイアの試作品/Myr Prototype》が登場して《ヴァルショクの篭手/Vulshok Gauntlets》と《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》をつけて、がっちりと《屍賊のシャンブラー/Nim Shambler》を迎え撃つ体制が出来たが、ここで池田のミラクルプレイが炸裂する。

池田の場には 6 マナ 《レオニンの円月刀/Leonin Scimitar》(未装着)、《ヴァルショクの篭手/Vulshok Gauntlets》(未装着)、《銀のマイア/Silver Myr》《ヘマタイトのゴーレム/Hematite Golem》(《拘引/Arrest》付)と《屍賊のシャンブラー/Nim Shambler》がいる状態、で池田はドローした後にしばし考え込みそこでキャストしたスペルが…

《手綱取り/Grab the Reins

藤田のカウンターが 1 個乗っている《マイアの試作品/Myr Prototype》を奪うと一気に 17 ダメージを叩き込きだして一気に勝利を引き寄せる。

対抗して藤田も《手綱取り/Grab the Reins》を引けば 11 11 となった《マイアの試作品/Myr Prototype》を投げて逆転だが夢空しく池田の物量に押しつぶされる結果となった。

Final Results : 池田啓 Win

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