ラウンド 7: 射場本 正巳 vs. 岡本 弘毅

更新日 Event Coverage on 2004年 8月 28日

By 吉川 祐輔

Player information

射場本 – 先のPTボストンで3位入賞。世界選手権を控え、「地雷屋」としても知られる彼が持ち込んだのは青黒デスクラウド。

岡本 – 2002年度日本選手権5位の古豪。流行の親和デッキを駆ってここまで全勝だが、構成が微妙に違うらしい? 真相は文末に。

Game 1

ダイスロールで岡本先攻。お互い礼儀正しく挨拶をした後、ゲームが開始される。

《霊気の薬瓶/Aether Vial》発進の岡本に対し、射場本は静かに《沼/Swamp》を。この環境ではなかなか置かれることのない基本地形なだけに、ギャラリーに期待と不安を抱かせる。ここから、射場本は丁寧な対処。《金属ガエル/Frogmite》には《残響する衰微/Echoing Decay》、続いて《頭蓋囲い/Cranial Plating》から《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》の攻撃には《騒がしいネズミ/Chittering Rats》で時間を稼ぐ。《夜の囁き/Night's Whisper》で補充して、チャンプブロック用に《首を狩る者/Headhunter》。《沼/Swamp》があまり見ないカードだというなら、それに続くカードも見慣れないものだ。だが、親和には一発もらえば大事に至るだけに、一時たりとも気が抜けない。

岡本もそのプレッシャーを緩めることなく、《モリオックの装具工/Moriok Rigger》《金属ガエル/Frogmite》を追加し、置いてあった《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》を起動して攻める。射場本も5マナから《大いなる収穫者/Greater Harvester》を出すが、これは《頭蓋囲い/Cranial Plating》装備の《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》と相討ちに。しかも、カウンターは《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》に引き継がれてしまっている。

ガンになりそうな《モリオックの装具工/Moriok Rigger》は岡本がカウンター(《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》の分)を置き忘れているうちに《残響する衰微/Echoing Decay》で屠るが、《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》が対処しきれない。

ならばと、ここで射場本は《騒がしいネズミ/Chittering Rats》を出した上で秘密兵器《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》を設置。思わずカードを手にとって確認する岡本。確かに、この攻撃が通ればブロッカーを回収でき、ひいては《死の雲/Death Cloud》に繋げられるはず。

しかし、自分がこれ以上何も引けないのでは《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》はどうにもならないのだった。思わせぶりアタックも止められ、ライフが0になる攻撃を受けて射場本投了。

射場本 0-1 岡本

Game 2

代わって射場本先攻。再び《沼/Swamp》と《霊気の薬瓶/Aether Vial》が向かい合う展開。しかし今回は岡本の《霊気の薬瓶/Aether Vial》が何も生み出すことがなく、逆に《金属モックス/Chrome Mox》(《残響する真実/Echoing Truth》を刻印) 経由の《真面目な身代わり/Solemn Simulacrum》をプレイした射場本が一手先じる格好になる。

クリーチャーを引かず、《霊気の薬瓶/Aether Vial》のみが残る最悪の展開かと思われた岡本だが、《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》と《頭蓋囲い/Cranial Plating》が細くもないクロックを維持する。それが射場本には痛い。

一度は《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》と《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》の二段構えを自らの《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》と《残響する衰微/Echoing Decay》でかわしきってみる射場本だが、岡本は《霊気の薬瓶/Aether Vial》経由の《モリオックの装具工/Moriok Rigger》と《金属ガエル/Frogmite》という追加戦力を加えた上、《物読み/Thoughtcast》で手札を補充してみせる。

射場本は《光と影の剣/Sword of Light and Shadow》の本領を発揮できぬまま、ブロッカーに残したクリーチャーを2枚の《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》で薙ぎ払われ、カードを片付けた。

ちなみに、その2枚はさきの《物読み/Thoughtcast》で引いたカードだった、とは岡本の談。彼の話では、この薬瓶親和はネットにあったレシピをコピーして持ち込んだのそうなのだが、誰かが突っ込んで曰く「それブロック構築だよ」。

それでも勝ってみせてしまうあたり、やはり親和のデッキパワーと岡本のセンスには驚かされる。

射場本 0-2 岡本

岡本 弘毅、勝利!

最新Event Coverage記事

Featured

2015年 11月 16日

2001 Grand Prix Sendai Coverage by, Wizards of the Coast

2001 Grand Prix Sendai Coverage 相次ぐ新星の誕生 10 年ぶりの記録的大雪とのことで、積雪は 20cm 近かった。 2 日目は初日の豪雪が嘘であるかのような快晴となったものだが、やはり北国の冬らしく深々とした寒さが印象的だった。 細かい点にまで言及してはキリがないが、とりあえず今回の上位陣の顔ぶれを見て特に印象的...

記事を読む

Featured

2015年 11月 16日

2002 Masters Series San Diego Coverage by, Wizards of the Coast

2002 Masters Series San Diego Coverage In the first game of the finals, it seemed that Karma was on the side of Humpherys. Fuller only needed a bounce spell to wa...

記事を読む

記事

記事

Event Coverage Archive

過去の記事をお探しの場合 アーカイブのページをご覧ください。人気の著者による、数千にわたるマジックの記事が残されています。

一覧を見る