ラウンド 8: 志岐 和政 vs. 中野 史樹

更新日 Event Coverage on 2004年 8月 28日

By 吉川 祐輔

Player information

志岐 – 現在Rookie of the Year レース暫定2位、世界選手権に向けて負けられないところ。デッキはPT神戸9位の記憶も新しい親和。

中野 – 九州出身で、志岐とも交流がある強豪プレイヤー。フィーチャーマッチも数回こなしているといい、落ち着いている。志岐とはチューンが違うというが、こちらも親和。

「こないだ(トライアルで)当たって負けたんですよ」曰く志岐。
「そのときは全く別のデッキだったけどね」とは中野。

トライアルでの顔合わせを経て、今雌雄を決するか。

Game 1

ダイスロールで志岐先攻。しばしの後「やります」と宣言した志岐に対し、「後手…」とつぶやいた後マリガンを宣言した中野。

《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》《彩色の宝球/Chromatic Sphere》と並べるが、第2ターンに早くも「ランドが、止まったー」の志岐。《電結の働き手/Arcbound Worker》を出して終了。

対して中野は好調。第1ターンに《電結の働き手/Arcbound Worker》、続いて《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》《金属ガエル/Frogmite》。

土地1枚で開始するくらいの強力な手札を持つ志岐だが、ドローステップに土地を「引くはずだっ…引かない」。気を取り直して《彩色の宝球/Chromatic Sphere》経由の《物読み/Thoughtcast》。だが3枚引いてもない。苦笑いでエンド宣言。

中野はそれを静かに見ながら、第3ターンには《電結の働き手/Arcbound Worker》を電結して3/3になった《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》と《金属ガエル/Frogmite》で攻撃を開始する。

志岐は次のターンのドローも土地ではなかったらしく、あっさりと少ないパーマネントを片付けて投了の意思を示した。

「さっきのゲームで16枚引いたんだけどなあ」とは志岐。
…関係ない気もするのだが。

志岐 0-1 中野

Game 2

志岐先攻に代わる第2ゲーム。苦笑い交じりの「やりますっ」は何を意味するのか。中野は静かにキープ。

《教議会の座席/Seat of the Synod》から《電結の働き手/Arcbound Worker》の志岐、《大焼炉/Great Furnace》からの《電結の働き手/Arcbound Worker》の中野。第1ターンは五分。

だが第2ターンに志岐は爆発的な展開を見せる。《大焼炉/Great Furnace》から《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》、《彩色の宝球/Chromatic Sphere》、《金属ガエル/Frogmite》と連打。さらに手札には《厳粛な空護り/Somber Hoverguard》もあるのだが、ここで少し考えて《電結の働き手/Arcbound Worker》攻撃を挟んでから《彩色の宝球/Chromatic Sphere》経由でのプレイとなった。

怒涛の展開に対しあくまで冷静に応じる中野。《大焼炉/Great Furnace》2つを立てたまま終了し、続く志岐の《頭蓋囲い/Cranial Plating》からこれを《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》に装備させてのアタックにも《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》で対処する。しかし押されているのは変わらない様相。

その後も怒涛のアタックを繰り返す志岐に対し、先に《モリオックの装具工/Moriok Rigger》を出したり《厳粛な空護り/Somber Hoverguard》を合わせたりするものの、やはり《頭蓋囲い/Cranial Plating》がガンになって攻めを受け止めきれなさそう。

自らも《モリオックの装具工/Moriok Rigger》を引き当て、テンポ良く展開する志岐が第2ゲームを取り返した。

志岐 1-1 中野

Game 3

サイドボードに少し悩んでいたものの、ジャッジにルールの質問をして疑問が晴れたのか「決めたっ」と一言。「後手なら少し無理な手札でも始められる」とも。

丁寧に志岐のライブラリをシャッフルした後、「先手で」と中野。キープした中野に対し、志岐はしばし考えるものの、マリガンを宣言。少しどころでなく無理な初手だったらしい。6枚ではキープ。

中野のファーストアクションは第2ターン《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》。対して志岐は《彩色の宝球/Chromatic Sphere》から第2ターンに《羽ばたき飛行機械/Ornithopter》《電結の働き手/Arcbound Worker》《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus》、さらに《物読み/Thoughtcast》とマリガンにしては上々の発進である。

しかし、一枚多い中野はそれを上回る。《物読み/Thoughtcast》から《金属ガエル/Frogmite》、《厳粛な空護り/Somber Hoverguard》。展開力と攻撃力で勝る。続いて《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》で攻撃するも、これは志岐が《電結の働き手/Arcbound Worker》でブロック。これは何を意味するか。

答えは返す刀での《紅蓮地獄/Pyroclasm》。このマッチアップではおおよそ見ないカードなのだが、志岐は敢えて入れてきていた。ルール確認もそのためだったらしい。そして、1対2交換を取ることに成功する。

しかし、サイズが増大した《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》に対し、続いて志岐の展開するクリーチャーはあまりに貧弱過ぎた。チャンプブロックを繰り返すものの、《物読み/Thoughtcast》で補充を繰り返し、《頭蓋囲い/Cranial Plating》を加えて攻め寄せる中野は止まらない。

「何か引け」と念じながら(声に出てるが)カードを引いていく志岐だが、少しずつ少しずつ抵抗勢力を奪われていく。同系でのキーパーソンたる《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》もあまり用をなさない。そして言うまでもなく、中野は対処手段《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》を持ってもいる。

結局、中野の2枚に増えた《頭蓋囲い/Cranial Plating》を前にして、志岐は悔しそうに投了を告げたのだった。

志岐 1-2 中野

中野 史樹、勝利!

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