ラウンド 8: S.S.D vs. Frenetic Efreet

更新日 Event Coverage on 2002年 5月 11日

By 松井健治

A : 窪内直樹(白緑タッチ赤) vs. 藤田修(赤緑)
B : 中村修平(青黒)     vs. 小宮忠義(青黒タッチ赤)
C : 今井公雄(黒緑タッチ赤) vs. 堂山剛史(白青タッチ緑)

 2 日目のファーストロチェの第 1 卓目。
 昨日の最終戦で藤田剛史率いる N.G.O.K を倒し、 6 勝 0 負 1 分けで今日を迎える事となった S.S.D と、バイ無しから破竹の 7 連勝を決めた、日本チャンピオンを 2 人抱える Frenetic Efreet 。

 ここで勝てば、事実上ベスト 4 に入ったも同然、と言うか、 Frenetic Efreet は点数的にもベスト 4 確定である。

 双方、関西マジックの拠点であるデュエルスペース「Adept」の常連と店長だけあって、穏やかな雰囲気の中、ゲームは開始された。

A : 窪内 vs. 藤田

Game 1

 ロチェスタードラフトが開始し、藤田が赤緑を目指し始めた瞬間に S.S.D の業師である窪内は一気に白緑を目指し、強固な地上のクリーチャー陣に、白の飛行クリーチャー、そこに赤い除去を少し加えた、対赤緑デッキを構築してみせたのだが、藤田のデッキは只の赤緑デッキではなく、 2 枚の《凶暴な火猫/Savage Firecat》、 2 枚の《リサトグ/Lithatog》、その上に《踏み荒らし/Overrun》と、豪華絢爛なデッキとなっており、なかなか勝負の行方は解らない。

 そんな彼らの 1 本目は、ドラフト中に、藤田が《激発/Violent Eruption》を取ったりして漏れ流れてきた 2 枚の《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》をデッキに仕込んだ窪内は、これを初手に携え、 1 匹目が 6 点のダメージを与えた後に、 3 ターン目にもう 1 枚の《日を浴びるルートワラ》をキャストし、序盤の優位を確立。

 赤緑デッキとしての質は極上に近い藤田のデッキだが、出足が非常に遅く、 3 ターン目に《リサトグ/Lithatog》、 4 ターン目に《飛びかかる虎/Springing Tiger》と、普通に展開しているのだが、 2 匹の《日を浴びるルートワラ》の前には重くて遅いクリーチャーに感じているだろう。

 この 2 匹を使って、藤田は何とか《日を浴びるルートワラ》と相打ちを取ったのだが、その後に窪内は《天使の壁/Angelic Wall》、《秘教の盲信者/Mystic Zealot》、《神秘の使い魔/Mystic Familiar》と、中継ぎには十分なクリーチャー陣を配備。
 
 窪内が空から 1 点ずつ与え、藤田はドローを続けると、なんとか 1 匹目の《凶暴な火猫/Savage Firecat》を引き、なんとか攻撃体制に入るのだが、次に窪内がキャストするのは《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》。

 これにより、ガッチリを場を固められた上、むやみに《凶暴な火猫》を攻撃させると、これを複数ブロックで回避される上に、返しの攻撃で敗れてしまう恐れもある。

 地上に強固な砦を作り上げた窪内は藤田の反撃の目を摘む為、一気に勝負をつけに行く。為に、《はるかなる放浪/Far Wanderings》、《集中砲火/Flame Burst》、《避難/Shelter》と撃ち、スレッショルドを達成させて攻撃を続け、後のターンに《炎の稲妻/Firebolt》を 2 回本体に撃ちこむと、 1 本目は窪内が押し切る事となった。

窪内 1 - 0 藤田

 この間に、小宮が土地事故を起している間に中村が勝利し、 S.S.D 側は勝利まであと 1 歩となる。

Game 2

 先手 3 ターン目の《リサトグ》から、《地図作り/Cartographer》と藤田は並べ、窪内は、《神秘の使い魔》、《秘教の盲信者》《エイヴンの群れ/Aven Flock》と、赤緑に対して万全の体制で望むが、窪内がマナをフルタップで《エイヴンの群れ》を出したところに藤田が《大音響攻撃/Sonic Seizure》を撃ち、藤田の手札は 2 枚。
 《大音響攻撃》のディスカードをランダムに選び、そこでめくれ落ちたのがなんと《激発/Violent Eruption》!

 《エイヴンの群れ》を除去すると共に、その《激発》をそのまま横にいた《秘教の盲信者》に撃ちこみ、一気に流れを取り戻し、窪内が土地ゾーンに突入して何も引けないとこに、藤田がスレッショルドを達成している《飛びかかる虎》をドロー!

 これを場に放って攻撃を開始し、《ワームの咆哮》でも窪内が引けばなんとかなるのだが、引いてくるのは更なる土地・・・

 そのまま 3 ターン藤田が攻撃を続けると、窪内は投了した。

窪内 1 - 1 藤田

Game 3

 2 戦目の途中で堂山が今井を破って、チームの成績を 1 - 1 に持ちこみ、こちらの試合も 1 - 1 と、この勝負がチームの成績を決める重要な試合となった所で、藤田は不幸にもマリガンスタート。

 流れは窪内に来たかと、《日を浴びるルートワラ》、《神秘の使い魔》、《ナントゥーコの信奉者/Nantuko Disciple》と、順調に展開して行くが、藤田も《リサトグ》、《飛びかかる虎》と出し、虎に《シートンの願望/Seton's Desire》を張って、藤田が逆転勝利を匂わせる。

 窪内が空から 3 点殴る間に、藤田は地上から 5 点のダメージをたたき出し始め、その気になれば、《リサトグ》を使って、 7/7 ルアークリーチャーを作ってしまえる、藤田に対し、常に脅威を感じる窪内。  

 だが、藤田の思惑むなしく、窪内のドローは《カーターの願望/Kirtar's Desire》。
 残り時間も 5 分を切り、藤田の最後の望みを断ち切った窪内はそこから《エイヴンの群れ》を出し、最後の追い込みをかけ出したときに、エキストラターンに突入。

 藤田のアップキープにエキストラターンに入り、藤田のライフは 8 。
 《エイヴンの群れ》を 2 回パンプアップされて、しっかりと死ねる範囲である。
 
 なんとか《ナントゥーコの信奉者》を除去できれば藤田が負ける確立はグッっと減るのだが、と思ったところで藤田が引いたのは《激発》!

 これで何とか耐えたと思った藤田はこれを《ナントゥーコの信奉者》にプレイしたのだが、窪内はこれに対して《励まし/Embolden》をプレイした所で藤田の希望は無残にも撃ち砕かれ、 2 ターン後には窪内が勝利し、S.S.D がベスト 4 に王手をかけた。

窪内 2 - 1 藤田

Final Result : S.S.D Win

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