ラウンド 9: 真木 孝一郎 vs. 北山 雅也

更新日 Event Coverage on 2003年 6月 21日

By 今井 公雄

日本選手権最後のリミテッドラウンド。


真木は本選手権で 2 度目のヒューチャーリング。前回は東野との戦いで引き分けそうになるが、引き分けるとお互いスタンダードが厳しくなる為、東野の投了により勝利を得ている
対するは、高校生選手権 2 年連続出場、初年度は準優勝という北山。
現在は大学 1 年生となったが、この一年でどれほどの成長を見せているのだろうか。

北山は青黒、真木は白青。
真木は昨日の東野との約束を守り、全勝にてこのリミテッドラウンドを終えることが出来るだろうか。

Game 1

先行は北山

先に動いたのは、真木。
1 ターン目から 《熟達の刃の精鋭/Deftblade Elite》 をプレイし勢いをつける。

だが、 3 ターン目、北山がプレイしたカードは 《虚ろの死霊/Hollow Specter》。
これが場に残ると真木にとって厳しいゲームとなることが予想されるため、真木はここで熟考。このターンは変異をプレイすることに留まる。

4 ターン目、ランドをセットした北山は、《虚ろの死霊》 にて攻撃し、能力を 1 マナで起動した。それにより、真木の手札から 《ダールの槍騎兵/Daru Lancer》 を落とすことに成功する。
つづいて変異をプレイしターンを終える。

それに対し真木は 《エイヴンの遠見/Aven Farseer》 をプレイし、なんらかの変異が表になれば 《エイヴンの遠見》 のパワーが 2 となり 《虚ろの死霊》 を倒すことが出来るようになる。

5 ターン目、続けて 《虚ろの死霊》 にて攻撃を行う北山だが、ここで真木は変異を表にする。表になったクリーチャーは 《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift》 であり、今後のことも想定し 《霧衣のウミツバメ》 にて 《虚ろの死霊》 をブロックし場の大きな脅威を排除することに成功する。

ただし、北山もこのまま黙っているわけではない。
次の攻撃クリーチャーとして 《慧眼のエイヴン/Keeneye Aven》 をプレイし、真木に休む隙を与えない。

次に真木がプレイしたクリーチャーは 《ダールのとげ刺し/Daru Stinger》 。
これに 2 つのカウンターが乗り北山にプレッシャーを与えたかに思えたが、北山は変異を表返しこれが 《皮を剥ぐ者/Skinthinner》 であり、即座に除去することに成功する。

そして北山は、《アンデッドの戦長/Undead Warchief》 を場に加え、その次のターンに 《霧衣のウミツバメ》 を戦線に加える。この 《霧衣のウミツバメ》 の種族がゾンビとなり攻撃してきた際のパワーは、一気に真木のライフを 0 としてしまう可能性がある。

これに対し真木は パワーとタフネスが 3 となった 《エイヴンの遠見》 と 《熟達の刃の精鋭》 にて攻撃し、《熟達の刃の精鋭》 の能力に 《霧衣のウミツバメ》 を挑発し攻撃するが、北山は冷静に 《霧衣のウミツバメ》 の種族をゾンビにしてブロック。

返すターン、北山は 《霧衣のウミツバメ》 と 《皮を剥ぐ者》 にて攻撃。
これにたいして真木は変異と 《慧眼のエイヴン》 にてブロックしする。このとき、北山は 《霧衣のウミツバメ》 の種族を兵士に変更する。そして真木は変異を表返すがこれは 《最前線の策士/Frontline Strategist》 であり、北山はここまで読んでいたのだ。
ロチェスタードラフトとはいえ、これはすばらしいことだと考える。

ただ、ここで 《エイヴンの遠見》 へのカウンターが 3 となり、真木のもう一つの変異が 《上昇するエイヴン/Ascending Aven》 であり、これが次のターン 2 体で襲い掛かられた北山は、舌打ちをして投了を宣言するしかなかった。

真木 1-0 北山

Game 2

先行は北山。

真木は土地が無い為、マリガンを選択。
手札が 1 少ない状態からのスタートとなる。

先に動いたのは北山であり、 2 ターン目 《腐敗を導く者/Shepherd of Rot》 をプレイする。

3 ターン目、北山はドローした瞬間 「よし」 という声をあげる。
ここで出てきたクリーチャーは 《恐怖布の急使/Frightshroud Courier》 であり、青白の真木には畏怖の能力が付加されたクリーチャーは対処が大変難しいものとなる。
早急に対処したい所だが、真木は変異をプレイするに留まる。

4 ターン目、北山はまたドロー時に 「よし」 という声をあげる。このドローによってもたらされたカードは《島》 であり、待望の 《島》を 手に入れた北山は、《屍肉喰らい/Carrion Feeder》 と変異をプレイし、場を圧倒的に有利にする。
その返しに真木は 《ダールのとげ刺し/Daru Stinger》 プレイするが、これが利用できるようになるのは 次々ターン。次のターンは北山の攻撃を甘んじて受けることを選択する。

5 ターン目、北山は 5 枚目の土地をセット後、変異を表にする。これは《霧衣のウミツバメ》 であり、《恐怖布の急使》 の能力にて畏怖付となった 《屍肉喰らい》 にて攻撃を行う。

最後まで 《恐怖布の急使》 に対する回答を導けなかった真木はこのままこのゲームを落とし、最後のゲームに全てをかける。

真木 1-1 北山

Game 3

先行は真木。

ここで真木は今まで利用してきたスリーブが汗等によりべたつくということで、スリーブをはずして戦いに挑む。

初手の 7 枚のカードを見て真木、大いに悩む。
どうもランド枚数は十分なのだが、手札が重く序盤が厳しいことが想像できる。
熟考の上、この手札をキープ。これが吉と出るか凶と出るか。

やはり、3 ターン目に何も出来ない真木に対し、北山は変異をプレイし真木の序盤にもたつく隙をつこうとする。

4 ターン目、ここでやっと真木は変異をプレイことができる。
それに対して、北山は変異にて攻撃を行い、戦闘フェイズ終了後 《腐れざる喧嘩屋/Embalmed Brawler》 をカウンター 2 つの乗せた状態でプレイする。その際に見せたカードは、もう一枚の 《腐れざる喧嘩屋》 と 《恐怖布の急使》。
《恐怖布の急使》 があるかぎり、真木は勝負を急がないといけない。

5 ターン目、真木は 《腐れざる喧嘩屋》 に対して 《凍結/Frozen Solid》 をエンチャントしてこれ以上の攻撃を避けようとする。
返しに、北山は 《凍結》 のついたクリーチャーと変異で攻撃して、真木にダメージを与える。
ここで真木のライフは 15 となる。
そして、追加の 《慧眼のエイヴン》 をプレイし真木に休む隙を与えない。

6 ターン目、真木はここまでブロックせずに温存していた変異にて攻撃を行うが、北山はブロックしてクリーチャー数を減らすことを嫌がりこれを通す。
いままでブロックせずに温存している理由は何かあると考えたからであろう。
そして、真木は追加のクリーチャーとして 《海辺のレインジャー/Shoreline Ranger》 をプレイする。
これにより、次のターン北山の攻撃はを止める事が出来たかと思えたが、北山は変異に 《ドラゴンの影/Dragon Shadow》 をエンチャントすることにより攻撃の手をとめることは無い。
現在の真木ライフは 12。長くても 4 ターンしか真木に時間は残されていない。

7 ターン目、真木はライブラリに解決策を求め 《流れ込む知識/Rush of Knowledge》 をプレイする。
手札に 6 枚のカードを加えるが、土地を全てタップしており、ここはターンを北山に渡す。
ここでやっと北山は待望の 6 枚目の土地をドローすることができた。
北山は当初から 《残響の追跡者/Echo Tracer》 手札に残しており、これを変異で出した後、《ドラゴンの影》 をエンチャントした変異にて攻撃する。
これで真木のライフは 9 。

8 ターン目、真木は 《ダールのとげ刺し》 を 2 体、カウンターを 4、3 と乗せた状態でプレイしたが北山が今まで手札に温存していた 《戦慄の葬送歌/Dirge of Dread》 をプレイし全て畏怖がついたクリーチャーが全員にて攻撃。

2、3 本目、2 枚はいっている 《最前線の策士》 を引く事が出来ず、相手の攻撃をそらすことが出来なかった真木は、ベスト8 からかなりの後退を余儀なくされた。

Final Result : 真木 1-2 北山

Kouichirou Maki

Download Arena Decklist
ソーサリー (12)
4 Firebolt 4 Volcanic Hammer 4 Call of the Herd
インスタント (4)
4 Violent Eruption
エンチャント (3)
3 Elephant Guide
60 カード

Masaya Kitayama

Download Arena Decklist
クリーチャー (3)
3 Psychatog
ソーサリー (8)
3 Innocent Blood 3 Concentrate 2 Upheaval
インスタント (18)
3 Chain of Vapor 4 Smother 3 Force Spike 4 Counterspell 4 Circular Logic
エンチャント (6)
2 Compulsión 3 Standstill 1 Zombie Infestation
60 カード

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