ラウンド 9: 藤田 憲一 vs. 中村 修平

更新日 Event Coverage on 2004年 6月 11日

By 百瀬 和之

ご存知、藤田「プレリリース」憲一に対し中村「シャミ」修平。なれない環境ゆえか、強力カードに恵まれていることからポテンシャルは高い。ややバランスの悪い藤田のデッキに対し、中村のデッキは、親和と烈日を組み合わせている故にどうしてもバランスは不安定といえるものの、そのポテンシャルはこれまた非常に高い。どちらのデッキがその真価を発揮することができるのかという勝負になるだろう。

Game 1

先行中村から。ノーマリガンの中村に対し、《翼竜の幽霊/Pteron Ghost》《上昇スリス/Slith Ascendant》等を始め、軽めの良質クリーチャーを持つものの、土地が平地1枚のハンドに考え込む藤田。しかし長考の末、これをキープ。

そして2ターン目、3ターン目に平地を引き込み、《翼竜の幽霊》《上昇スリス》と軽快に並べる藤田。「土地あるといいなぁ」といいながらドロー土地を繰り返し、「あるといいながある」などという藤田が印象的。

それに対し中村は3ターン目、島、沼、《古えの居住地/Ancient Den》から《太陽に触れたマイア/Suntouched Myr》烈日3。次ターンには親和2の《厳粛な空護り/Somber Hoverguard》で応える。その時点の中村の土地は綺麗に、引き込んだ土地のみで4色揃っていて、烈日に期待がもてる状況。3マナのみで止まった上、平地3枚という藤田とは対照的である。

3マナでついに土地がとまったことで、《翼竜の幽霊》に《角兜》を装備させてターンを返すことしかできない藤田。それに対し中村はマイアでの攻撃後《ダークスティールのペンダント/Darksteel Pendant》を出し、長期戦に備える構え。

藤田側は《秘宝の障壁/Relic Barrier》で《太陽に触れたマイア》への対抗策としようとするも、それは《無効/Annul》され、中村ターンエンドにはペンダントを起動し、手札と見比べてかなり考えるものの、それをライブラリーの底に送り込む。

そして相変わらず止まらない《太陽に触れたマイア》での攻撃後、何の奇跡か、中村の場に土地のみで揃う5色のマナ。《空に届くマンタ/Skyreach Manta》5/5?といいたいところだが、ここで出るは《乱打されるゴーレム/Battered Golem》と少々力弱い。

そして返しのターン、《囁き絹の外套/Whispersilk Cloak》をプレイから装備し、《上昇スリス》を育てにかかる藤田。そしてさらにターンを返された中村は全軍突撃。これを、藤田は《厳粛な空護り》を《翼竜の幽霊》+《電結のとげ刺し》の2体ブロックで1対1交換(幽霊はとげさしを再生)するものの、ライフは5に。そして中村追加《尖塔のゴーレム/Spire Golem》。

ここで何もせずターンを返す藤田に対し、再度全軍突撃から、白、赤、青とマナが使われ《勇気のバトン/Baton of Courage》。終了。

藤田 0 – 1 中村

Game 2

中村が多少考え込むものの、再度お互いマリガン無しのスタート。藤田2ターン《角兜》、3ターン《秘宝の障壁》、4ターン《電結の混種/Arcbound Hybrid》とプレイしたところで中村のファーストアクション《卑下/Condescend》というゲームスタート。そこから中村《尖塔のゴーレム》>藤田《焼炉の仔/Furnace Whelp》>中村《厳粛な空護り/Somber Hoverguard》という展開となるが、ゴーレムは《秘宝の障壁》でタップされ、《焼炉の仔》には《角兜》が装備されて、微妙に藤田が主導権を握っている場。

そこに藤田の《精霊のワンド/Wand of the Elements》!

《五元のプリズム/Pentad Prism》烈日2を出すことしか出来ない中村を尻目に、ターンエンドに、山が1枚3/3クリーチャーに変わる。

そして、返しのターンにさらに《焼炉の仔》2体目を追加する藤田。《焼炉の仔》の相打ちを嫌い、攻撃は《角兜》を付けた3/3トークンにとどまるが、これは好判断で、中村はターンエンドに《勇気のバトン》烈日3を設置。そして中村《水銀のビヒモス/Quicksilver Behemoth》を場に送り込み、さらに、藤田が何もせずに返した次のターン。2体目の《水銀のビヒモス》を展開し、完全に地上防衛戦線を構築。

しかし、ここで藤田は中村のターンエンドに《錆の雨/Rain of Rust》をバトンに打ち込み。《焼炉の仔》に《角兜》を装備させて2体攻撃。これは当然装備されていないほうが《厳粛な空護り》にブロックされるのだが、こちらにはなんと《断固/Stand Firm》が。結果、藤田は中村の防空戦線を崩壊させたうえ、占術でライブラリを操作。場にのこるは2体の《焼炉の仔》。

これには中村もたまらず、《水銀のビヒモス》2体で地上からの攻撃にかかるが、これは藤田の精霊トークンのダブルブロックにより1体が討ち取らることになり、藤田は返しのターン煮《上昇スリス》を追加。これは中村の《ヴィリジアンの長弓/Viridian Longbow》を装備した辺ビヒモスにより射殺されるものの、依然空には2体のドラゴン。返しの藤田のターンの攻撃により瀕死になった中村は、ドローを確認後、カードを片付けた。

藤田 1 – 1 中村

Game 3

先手、中村の《乱打されるゴーレム》に、藤田がライブラリ操作のため《断固》を打ち込むスタート。ライブラリ操作後、《静電気の稲妻/Electrostatic Bolt》を引く藤田だが、これは攻撃してきた《乱打されるゴーレム》ではなく、攻撃後追加された《尖塔のゴーレム》に打ち込まれる。

そして、手札が重くて動けない藤田はなにもせずにターンを返し、《乱打されるゴーレム》の攻撃後、《彩色の宝球/Chromatic Sphere》を出すことしかできない中村だが、この際にゴーレムをアンタップし忘れる。果たしてこれは後に響くのか。

ミスにつけこみたい藤田は《上昇スリス》を送り込むが、これには中村の《希望の喪失/Lose Hope》が飛ぶという最悪の結果になる。そして占術後の中村のターン。《彩色の宝球》白マナから、すでに場にあった4色のマナと合わせて《空に届くマンタ/Skyreach Manta》烈日5! うん。まったく響かない。

そして返しの藤田。一応目の前の脅威への回答となる《錆の雨》《ロクソドンの神秘家》を手札に持ってはいるものの、土地が4マナで止まっている事態がそれを許さない、苦しい現状。土地が白白赤赤なため、マンタを相打ちに取ることも出来ず、ただ《精霊のワンド》を出してけん制することしかできない。

これにもちろん中村はマンタ、ゴーレムと2体での攻撃。藤田のライフは11で、目の前に5/5がいて、さらに相手のデッキに《勇気のバトン》が入っていることを知ってしまっている以上、これを通すとほぼ死亡確定だが、これを防ぐために山を使ってしまうと、次にもし土地を引いたとしても、手札の《錆の雨》が次ターン撃てないというジレンマに。

仕方なく《焼炉の仔》でゴーレムを相打ちに取るも・・・中村は赤青黒緑とマナをタップし・・・《空に届くマンタ》。届きすぎ。

Final Results : 中村修平 Win

Fujita Kenichi

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Nakamura Shuhei

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