ラウンド10: 藤田剛史 vs Ken Ho

更新日 Event Coverage on 2002年 3月 15日

By 真木孝一郎

 自信の青緑デッキを使用し、初日を全勝で折り返した藤田。だが、その後今ひとつ波に乗れず今日の二戦を連敗してしまっている。現時点での順位は八位。まだまだトップ8入りしておかしくないとうか絶好の位置である。「ここで勝ってなんとか戻したい」本人もそう試合前に方っていた。

 一方の Ken もデッキのタイプは違うが同じ青緑。近年NYを拠点に精力的に活躍している選手である。

Game 1

 先行を取ったのは Ken 。手札を見るや、すぐさまマリガンを選択。
 一方の藤田。《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla(TO)》、《呪文散らしのケンタウルス/Spellbane Centaur(OD)》とあるものの、島が無い手札。だが、これを悩んだ末にキープ。

 2ターン目、Ken が今引いてきたルートワラを召喚すると、藤田は順調に《野生の雑種犬/Wild Mongrel(OD)》。Ken がその返しで《リスの巣/Squirrel Nest(OD)》。そのエンドに藤田がルートワラ。更に続いて《呪文散らしのケンタウルス/Spellbane Centaur(OD)》を戦列に加える。

 ゲームは目まぐるしく展開する。

 ルートワラが相打ちを行う間に、Ken のライフが15まで減少する。Ken は静かに《アクアミーバ/Aquamoeba(TO)》を召喚してターンを終了。

 藤田が犬で攻撃を行ったとき、Ken の動きがとまった。悩んだ末にアクアミーバでこれをブロック。勿論藤田はダメージスタック前にまず1パンプ。と Ken は《ワームの咆哮/Roar of the Wurm(OD)》を捨ててタフネスとパワーを入れ替える。

 相打ち。

 Ken がそのワームを召喚すると、藤田はこれを《堂々巡り/Circular Logic(TO)》。

 だが、リストークンの前に藤田が攻め倦んでいると、登場する二枚目。打開手段を見出せない藤田に重くのしかかる。次々と増えていくリストークン。

 ようやく遅すぎる《強制/Compulsion(TO)》を引いたものの。既にKen のトークンは7体まで増えてしまっている。なんとか引いてきた《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TO)》をキャストしようと試みるも Ken の堂々巡りによって阻止され、そのままトークンの波に。

 藤田 0 - Ken 1

 ■ サイドボーディング

 藤田
- 2 《霊気の噴出/AEther Burst(OD)》
- 3 《説得/Persuasion(OD)》

+ 2 《セファリッドの女帝ラワン/Llawan, Cephalid Empress(TO)》
+ 3 《セファリッドの皇帝アボシャン/Aboshan, Cephalid Emperor(OD)》

 Ken
+ 4 《オーラの移植/Aura Graft(OD)》
+ 2 《説得/Persuasion(OD)》
- 2 《熊人間/Werebear(OD)》
+ 4 《行き詰まり/Standstill(OD)》

Game 2

 二本目も Ken はマリガン。藤田はなんとかこれを取りイーブンに戻したいところであるが、今ひとつその初手が芳しくない。呪文散らし、《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TO)》を除けば全て土地という手札だ。先手であることを考えればキープせざるを得ない微妙な手札。

 一方 Ken のマリガン後の手札。こちらもほぼ同様。しかも森はあるが島が無く、呪文散らしの代わりに《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TO)》がある形。問題は捨てる手段が無いこと。だが、これをキープ。

 まず始めに登場したのは藤田の呪文散らし。動けぬ Ken を尻目に藤田は引いてきた呪文散らし二号を追加で召喚する。

 この二体が攻撃して Ken のライフが 11へ。

 5マナ圏に達したところで互いに《尊大なワーム/Arrogant Wurm(TO)》を召喚する。普通ならバウンス一枚で勝負が終わってしまうところだが、互いに全く対処手段が無く、これがただ相打つ。これで藤田にはケンタウルスが二体。一方の ken 側はクリーチャー無し。

 Ken は悩んだ末にまず《激動/Upheaval(OD)》。これは藤田の《堂々巡り/Circular Logic(TO)》に阻害される。二体が攻撃を行い、Ken のライフが 5。

 ようやく7マナを揃えた Ken がワームをナチュラルに召喚。だが、余りにも遅すぎた。藤田が犠牲を無視して二体で攻撃。勿論一体をブロックするも、Ken のライフが 2。そして...

 《思考を貪るもの/Thought Devourer(OD)》

 地を這うワームを見下ろしながら、ぼりぼりと Ken の脳味噌を。

 藤田 1 - Ken 1

 ■サイドボーデイング

 藤田
-2 《霊気の噴出/AEther Burst(OD)》
-2 《強制/Compulsion(TO)》

+2 《説得/Persuasion(OD)》
+2 《一瞬の平和/Moment's Peace(OD)》

 Ken
そのまま

Game 3

 互いにナーバスな表情を見せながら三本目が開始。そりゃそうだ。ベスト8入りを狙う双方にとって大事な試合である。その緊張感たるや凄まじいものだ。

 今回も手札を見た Ken が唸る。思わず書きづらい一言をぼそりともらし、マリガンを選択する。対して藤田は今回はかなり上出来の手札。だが、決して慢心することなく Ken のシャッフルを待つ。Ken もなんとかペースを取り戻そうと丁寧にシャッフルを続ける。

 その結果。島が無い、その一点を除けば悪くない手札。全ては次ターン島を引いてアクアミーバをキャストできるかどうかにかかっている。もしくは雑種犬を引けるか。

 が、やはり引けない。

 対象的に藤田は《野生の雑種犬/Wild Mongrel(OD)》からのの好スタート。3ターン目も何もキャストできない Ken ...。

 藤田は雑種犬で攻撃を行うと、すぐさまに二体のワームを墓地に叩き込む。Ken のライフを16へ。

 Ken はこのターンキャストをしないどころか土地すらも置けない...。

 藤田が犬で攻撃を行い、ワームを召喚。藤田には 2/2 と 6/6 。Ken の場には森が三枚のみ。

 ここでようやく Ken が最初のスペルをキャスト!

 ルートワラ。僕 1/1 ~。

 ワームが一噛み。ワラは5秒ぐらいで短い人生を終える。

 二匹目のワームが登場。Ken の人生も終わってみたり。

 藤田 2 - Ken 1

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