既に決勝進出の目も消えたとあって、ドラフト風景もすっかりと和やかムード。しかし、外見とは裏腹にきっと心中は真っ黒にどろどろと燃えさかっているに違いない。何故なら、それがデュエリストだからだ。
ちなみに横の卓では、既に決勝進出が確定したアメリカと、日本と同様にベスト 4 入りをかけたマレーシアがドラフトしていたが。
某ジャッジ:まじうるさい。
日本代表
A:大塚高太郎
B:藤田修
C:田中久也
フランス代表
A:Stephane Damizet
B:Farid Meraghni
C:Oliver Ruel
藤田修 vs. Farid Meraghni
Game 1
《熟達の刃の精鋭/Deftblade Elite》から《陽光弾の軍団兵/Sunstrike Legionnaire》と快調に並べる Farid 。逆に藤田は変異すら出す事が出来ない。
そのまま Farid は変異を露払いにこの戦いの鍵を握る《ダールの戦長/Daru Warchief》を。藤田も《溶岩スリヴァー/Magma Sliver》を耐えて我慢するが...
Faird はその後三匹追加。藤田ったら待ちぼうけ。
そのまま死亡。
Farid -1, 藤田 -0
Game 2
Game 1 とはうって変わって藤田が反撃を開始。プロ白を持った《敵意の信奉者/Disciple of Malice》から《死神頭のノスリ/Death's-Head Buzzard》と展開する。逆に Farid は先ほどの爆発力が嘘のようにたった一匹《エイヴンの遠見/Aven Farseer》を出したのみ。
ここからは、互いに軍勢を並べあいながらの殴り合い。
藤田
《煤羽の群れ/Sootfeather Flock》
《皮を剥ぐ者/Skinthinner》
Farid
《陽光弾の軍団兵/Sunstrike Legionnaire》
《精油スリヴァー/Essence Sliver》
《エイヴンの遠見/Aven Farseer》
《魂を見つめるエイヴン/Aven Soulgazer》
Game 1 の MVP が《陽光弾の軍団兵/Sunstrike Legionnaire》なら Game 2 のそれは 《敵意の信奉者/Disciple of Malice》だ。たった 1/2 の存在がダメージレースを大きく狂わすはずだった《精油スリヴァー/Essence Sliver》をがっちりぴったりとキャッチ。
仕方無く Farid は空からのダメージ勝負に持ち込むが、藤田の《ショック/Shock》がそれを阻んだ。
Farid -1, 藤田 -1
Game 3
既に田中は Oliver Ruel の軍門に下ってしまった。藤田がこのゲームを勝たねば、かなりの額の賞金とプロツアーポイントが彼等の手からぽろりと落ちてしまう。
しかし、デッキはなかなか藤田に応えてくれない。必死の願いを込めて使用した《追加武装/Extra Arms》も、狙った相手が《石弾投擲兵/Gravel Slinger》とツキが無く、再装填の間に《啓蒙/Demystify》によってあえなく武装解除。
その間にも成長した《エイヴンの遠見/Aven Farseer》がつんつく藤田を啄む。そして、両者に待望の援軍が登場だ。
Farid には《魂を見つめるエイヴン/Aven Soulgazer》!
藤田には《岩乗り/Rock Jockey》!
...岩乗ってもなぁ。
Farid -2, 藤田 -1
Final Results:France -2, Japan -1