森勝洋のドラフティングテクニック

更新日 Event Coverage on 2014年 4月 12日

By 田中 久也

 本日の第1ドラフト3連勝。そして第2ドラフトでも3連勝をしてトップ8入りを目指すプレイヤー達の中に、かつての日本そして世界チャンピオンの森勝洋がいる。

 実は、森はプロツアー『神々の軍勢』でもブースタードラフト6連勝をしており、なんとプレミアイベントでのブースタードラフトで9連勝中なのである。プロツアーやグランプリで成績をあげている強豪プレイヤー達を9連続で蹴散らしている森にとって、第2ドラフトの3連勝は決して夢物語ではない。

 そんなこの環境をマスターしている森に、ブースタードラフトのテクニックを聞いてみようと思う。

「《氾濫潮の海蛇》が強いよ。みんな知らないから残り4手とかで周ってくる。」

氾濫潮の海蛇

 エンチャントを1つ手札に戻さないと攻撃に参加できない。この能力はデメリットのようだが、この環境では多くのシナジーを生み出すカードだという。

「今回は《氾濫潮の海蛇》と《トリトンの財宝狩り》が2枚ずつとれたので、対象とるカードやドローするエンチャントを集めてかなりいいコントロールデッキになった。」

――ドラフトの方針を教えてもらえますか?
:「白と緑以外の3色の決め打ち。」

――決め打ちですか。
:「2色決め打ちは流れで難しいこともあるけど、3色から2色ならだいたいできるよ。青黒赤の3色から流れのいい2色を選ぶ。プロツアーもこれで6−0した。」

――プロツアーからずっとこういうピックをしてるんですか?
:「うん。とりあえず《撤回のらせん》は見たら取って、《氾濫潮の海蛇》デッキを目指してるね。PTでは1回目が青黒、2回目が赤青だった。」

――このデッキはタッチ白していますが、青中心にピックするということですね。
:「今回は白い英雄化のカードを4枚くらいピックしてて、ビートダウンに対してサイドから青白ビートにデッキを替える。この環境は強いビートダウンに対して、かなり強いデッキじゃないとコントロールしきれないから、殴りあう。まあ《悪夢の織り手、アショク》がなかったら最初から白青にはなっちゃってると思うけどね。」

――こういったドラフトの練習はどこでやっていますか?
:「MOだね。100回くらいはやった。PTでもやったけど。MOだと5回中3回は3−0してるから、その60%が次も来てくれるといいんだけど。」

 森は《氾濫潮の海蛇》の強さを語ってくれた。実は、森以外にもこのカードの評価をしているプレイヤーがいる。

「《氾濫潮の海蛇》は一周してきたら嬉しいカード。そんな弱いカードではない。」と言うのは、プロプレイヤーの渡辺雄也だ。

 こういった多くのプレイヤーが評価していないカードをきちんと使いこなせることが、勝利の秘訣なのだろう。

森 勝洋

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