準々決勝:蔓延する病
Kelvin Chew(シンガポール) vs. 渡辺 雄也(日本)

更新日 Event Coverage on 2012年 10月 21日

By Ray “blisterguy” Walkinshaw

ケルビン・チュウ/Kelvin Chew(感染) vs. 渡辺 雄也(ジャンド)

 どちらが勝つと思うか、と尋ねると、渡辺雄也は笑っただけだった。ケルビン・チュウのアグレッシブな感染デッキについて「彼のデッキは良いですね。不利なマッチアップですよ」とだけ口にした。チュウは笑顔を見せ、それを認めた。「半々よりは有利かな」

 渡辺はチュウから繰り出される《墨蛾の生息地》を最も危険視していたが、その一方でチュウは《ヴェールのリリアナ》と向き合いたくない、と思っていた。渡辺もリリアナが最大の強みであることは認めていた。

ケルビン・チュウと渡辺雄也が取りかかる試合は、プレイヤー・オブ・ザ・イヤー側にとって有利なマッチアップとはならなかった……少なくとも最初のゲームは。

ゲーム1

 チュウがダイス・ロールに勝ち、《貴族の教主》から《胆液爪のマイア》と《墨蛾の生息地》につなげた。渡辺は1ターン目、《黒割れの崖》から《死儀礼のシャーマン》を召喚し、2ターン目はそれで攻撃したのち《樹上の村》を置いた。

 チュウは《血清の幻視》で《ぎらつかせのエルフ》をデッキの底に送り、《ギタクシア派の調査》を一番上に残した。《手練》でその《ギタクシア派の調査》を手に入れ、土地を送った。《胆液爪のマイア》が素早く渡辺に迫り、《貴族の教主》の支援を得て噛み付き、渡辺に毒2つを与えた。渡辺は肩をすくめて噛まれたことを忘れようとした。すぐに状況は明るくなることを信じていた。

 渡辺は続くターンのドロー後、腕を組んだ(おそらく毒が回り始めた噛み傷を隠そうとしたのだろう)。テーブルに乗り出してチュウの盤面をじっくり観察すると、最後に2枚目の《樹上の村》を置き、《死儀礼のシャーマン》と《黒割れの崖》、《樹上の村》を立たせてターンを返した(両者とも墓地は空っぽだ)。

 チュウは《新緑の地下墓地》を起動し、続けて《霧深い雨林》も起動して2枚の《》を持ってきた。それから《胆液爪のマイア》を対象に《怨恨》を唱えた。渡辺は音が聞こえるほどに息を吐き、彼の決断の木の枝を一本一本探るようにしてリズミカルにテーブル上の何枚かをタップ状態にしていった。チュウの墓地にある土地をエサに《死儀礼のシャーマン》で対応し、マイアに《夜の犠牲》を放った。チュウがマイアを対象に《巨森の蔦》をキッカーすると、渡辺は静かにカードを集めた。

チュウの早い段階での攻撃は、毒を持ち、手段も豊富だ。

ケルビン・チュウ 1-0 渡辺雄也

 チュウにサイド後の見込みは良いかどうか聞いてみた。「悪いですね。今よりもっと多くの除去があるので」と、彼はテーブルの対面にいるプレイヤー・オブ・ザ・イヤーを見やってそう認めた。私が渡辺を救うことはできないが、彼は手の甲にあるマイアの噛み傷に顔をしかめていた。かなり辛そうだ。彼の思っているより傷は悪化しているのだろうか?

 チュウは《怨恨》2枚、《胆液爪のマイア》2枚、《血清の幻視》1枚、《古きクローサの力》1枚をサイド・アウトし、《呪文貫き》4枚と《四肢切断》2枚を入れた。

 渡辺は《血編み髪のエルフ》と《台所の嫌がらせ屋》をすべてベンチに送り、《オリヴィア・ヴォルダーレン》2枚と《紅蓮地獄》2枚、《古えの遺恨》2枚、《突然の衰微》1枚を入れた。

ゲーム2

 チュウは再び《貴族の教主》からゲームを始め、渡辺は《闇の腹心》から始めた。通常は強力であるが痛みを伴うものである《闇の腹心》が、この試合ではさらに利を得て、渡辺に供給されるカードはほとんどノンカロリーなのだ。

 チュウの《ギタクシア派の調査》が《オリヴィア・ヴォルダーレン》と《夜の犠牲》2枚、《稲妻》、《草むした墓》を明かした。それからチュウは《血清の幻視》を唱え、《ぎらつかせのエルフ》を召喚し、《墨蛾の生息地》を置いた。

 《闇の腹心》が渡辺に《思考囲い》を与え、彼のドローは《踏み鳴らされる地》だった。《草むした墓》をアンタップ状態でプレイしライフを16にすると、攻撃でチュウのライフを14にした。それから渡辺はメイン・フェイズで《夜の犠牲》を《ぎらつかせのエルフ》に仕向け、《貴族の教主》を《稲妻》で打った。

サイドボードで感染を打ち倒す見込みが増え、渡辺は気を落ち着かせた。

 現在戦場には《繁殖池》と《墨蛾の生息地》だけ、というチュウは、《霧深い雨林》を置いて起動し、《》を持ってきた。《墨蛾の生息地》で攻撃し、《地うねり》を重ねて渡辺に毒5つを与えた。手の甲にある傷がかゆくなったが、渡辺は掻きむしりたい衝動に抵抗した。

 渡辺はチュウを攻撃してライフを11まで落とし、それから《湿地の干潟》で《》を持ってきた。しばらく考えた後ひと息つき、タップ・アウトして《オリヴィア・ヴォルダーレン》を投入した。チュウは《墨蛾の生息地》を起動して《古きクローサの力》を唱えると、攻撃に向かった。渡辺が頷くと、彼を生かすためオリヴィアが恭しく進み出てブロックした。

 渡辺はチュウを攻撃してライフを9まで落とし、《思考囲い》を唱えた。《ぎらつかせのエルフ》を抜き、《地うねり》と《古きクローサの力》、《手練》を残した。《草むした墓》、《黒割れの崖》、そして《新緑の地下墓地》を立たせてターンを返した。

 チュウは《手練》を唱え、《荒廃の工作員》をデッキに戻し2枚目の《手練》を手札に加えた。ライフを4点払って《闇の腹心》を《四肢切断》し、それから《》1枚を立たせてターンを返した。

 渡辺はチュウのターンの終わりに《》を持ってきて、《黒割れの崖》をもう1枚置いた。

 チュウは再び《手練》を唱え、《》を手札に加えて(これは置かずに)、《地うねり》をデッキの底へ送った。渡辺は《踏み鳴らされる地》を置いてエンド。チュウは3枚目の《手練》で《呪文貫き》を見つけたが、これは渡辺の戦場に並ぶ7枚の土地の前ではうまく働かないだろう。それを再びデッキの底へ送った。今はまだ、《墨蛾の生息地》を危険に晒すつもりはなかった。

 渡辺が《死儀礼のシャーマン》を召喚すると、チュウは手札を使わざるを得なくなった。ついに2枚目の《墨蛾の生息地》を引き込み、《呪文貫き》も2枚手札にあったが、ふたつ目の青マナ供給源を得るにはライフを4にしなくてはならなかった。チュウは《墨蛾の生息地》を起動し、《地うねり》を唱えて攻撃した。渡辺はこれに《古えの遺恨》で応じ、アンタップ後、《死儀礼のシャーマン》をもう1枚投入した。これでチュウの負けが決まり、両プレイヤーはゲーム3へと移った。

ケルビン・チュウ 1-1 渡辺雄也

 チュウはサイドボードを微調整した。《血清の幻視》と《古きクローサの力》を戻し、残りの《怨恨》と《呪文貫き》1枚を抜いた。渡辺の方は現在の形に満足していたが、手の甲につけられた傷から目を背けなかった。少なくとも今は、その傷を引っ掻くことは止めていた。

ゲーム3

 チュウは《繁殖池》をアンタップ・インし、3ゲーム続けて《貴族の教主》を召喚した。渡辺は《コジレックの審問》でまっすぐ手札を狙い、《手練》を落として《呪文貫き》、《使徒の祝福》、《巨森の蔦》、《地うねり》を残した。2枚目の土地と感染クリーチャーがないことを心に留めた。

 チュウは引いた《ギタクシア派の調査》を渡辺に撃ち、《ヴェールのリリアナ》、《タルモゴイフ》2枚、《思考囲い》、《闇の腹心》、《霧深い雨林》という手札を見た。《ギタクシア派の調査》のドローは《古きクローサの力》で、チュウは《貴族の教主》で攻撃し、本来の、善良な1点ダメージを与えた。

 渡辺は《草むした墓》を引き、予定通り《闇の腹心》をプレイした。チュウは《血清の幻視》を唱え、《貴族の教主》を立たせてターンを返した。

 《闇の腹心》はこっそりと左右に目を向け、渡辺を捉えると《霧深い雨林》をそっと手渡した。それからチュウを2点で攻撃し、彼のライフを14にした。渡辺は続けて《思考囲い》を唱え、新たに《古きクローサの力》を見つけ、さらに新しい《貴族の教主》を見た。渡辺はここで真剣に考え込んだ。おそらく《胆液爪のマイア》につけられた噛み傷を医者に診せるべきかもしれない、という考えが彼の気を散らせているのだろう。最終的に、渡辺は《古きクローサの力》を捨てさせ、《踏み鳴らされる地》を持ってきてライフを12にすると、《タルモゴイフ》を召喚した。

感染との戦いは困難を極める。ひとたび計算を間違えれば、致命的な毒の一刺しを受ける誤った道へ踏み出すこととなるだろう。

 チュウは《墨蛾の生息地》を引き2枚目の《貴族の教主》を召喚して、《墨蛾の生息地》と、それに《地うねり》と《呪文貫き》のどちらも唱えられるよう《繁殖池》を残した。

 渡辺は5点で攻撃し、チュウのライフを9まで落とした。それから《黄昏のぬかるみ》を置き、2マナ残して《紅蓮地獄》を唱えた。チュウは選択肢を吟味し、《使徒の祝福》でライフを7にして《貴族の教主》を1体守り、もう1体は《地うねり》で守った。悲しいことだが、渡辺の《闇の腹心》は祝福を受けられなかった。渡辺は2枚目の《タルモゴイフ》でターンを締めくくった。現在2体の《タルモゴイフ》は4/5だ。

ヴェールのリリアナ

 チュウは《貴族の教主》2体と《墨蛾の生息地》、《繁殖池》をアンタップした。彼のライフは7で、渡辺のライフは12、毒もなかった。チュウは《墨蛾の生息地》を起動し、《古きクローサの力》を唱えて攻撃して渡辺に毒7つを与え、《貴族の教主》1体を立たせたまま残した。

 渡辺は5枚目の土地を置くと顔をしかめた。《墨蛾の生息地》とのぶつかり合いで、意識が朦朧とするのを感じた。感染は広がっていた。渡辺は《ヴェールのリリアナ》を呼び出し、チュウを対象にしてクリーチャーを生け贄に捧げさせた。そして《貴族の教主》が立ちはだかる中を《タルモゴイフ》2体で攻撃し、チュウのライフを3まで落とした。渡辺は仕上げの《稲妻》を持っていた。

ケルビン・チュウ 1-2 渡辺雄也

 チュウは《呪文貫き》と替えて《怨恨》を1枚戻した。渡辺は腕が痺れ始めていることに気づいた。彼は絆創膏を取るためリュックサックに手を伸ばし、丁寧に傷を覆った。

ゲーム4

 4ゲーム目の始まりは、両プレイヤーともマリガンだった。チュウは《墨蛾の生息地》と《手練》数枚の手札を見いだし、渡辺は《闇の腹心》を召喚した。

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 3ターン目、チュウは《墨蛾の生息地》を起動し、そこに《怨恨》をつけて毒3で渡辺に攻撃した。渡辺はくしゃみをこらえた。渡辺は2点で殴り返し、2枚目の《樹上の村》を置いて《黒割れの崖》と《樹上の村》を立たせたままにした。チュウは4枚目の土地を置いて再び《墨蛾の生息地》を起動した。攻撃宣言後、《地うねり》。渡辺は《古えの遺恨》で対応したが、チュウは《使徒の祝福》で守った。渡辺は毒8つを抱え、身体が震えるのを止められなかった。

「ジャッジ!」と渡辺が声をかけた。「急に寒くなっていませんか?」

 ジャッジはただ首を横に振り、プレイを続けるよう促した。

 渡辺は再び攻撃を加え、《コジレックの審問》で《荒廃の工作員》、《怨恨》、2枚目の《使徒の祝福》を見た。彼は祝福を落とし、《樹上の村》を2枚立たせて《古えの遺恨》のフラッシュバックに備え、ターンを返した。

 チュウはアンタップ後《荒廃の工作員》を召喚し、それに《怨恨》を与えた。渡辺は2点で攻撃したのち、《紅蓮地獄》で工作員と自分の《闇の腹心》を流した。渡辺は《樹上の村》と《霧深い雨林》を立たせてターンを返した。

チュウはジャンドを使う対戦相手を感染するための最高の手段を、慎重に考え抜いている。

 チュウの手札は2枚目の《荒廃の工作員》と《怨恨》だ。彼はドローステップで3枚目の工作員を得た。工作員1枚を盤面に投下し、ターンを返した。渡辺は《草むした墓》を持ってきて、自分のターンにカードを引くと頭を下げた。《新緑の地下墓地》を置いて《荒廃の工作員》を《夜の犠牲》にし、それから《新緑の地下墓地》だけ残して4/5の《タルモゴイフ》を召喚した。

 チュウは《霧深い雨林》を引き、3枚目の《荒廃の工作員》を召喚した。

 渡辺が身体を暖めようと胸のあたりに持っていた手札にはカードの束があった。攻撃前に、渡辺はチュウの手札の中から《怨恨》を《思考囲い》し(《霧深い雨林》を残した)、5点で攻撃してチュウのライフを6まで落とした。それから渡辺は2枚目の《タルモゴイフ》を召喚し、《黒割れの崖》と《新緑の地下墓地》を立たせてターンを返した。

 チュウはまるで不発を予期したかのようにがっくりと肩を落とし、次に引くカードをめくった。見えたカードは《地うねり》だった。チュウはそれを《荒廃の工作員》に向けて、渡辺の対応を待った。ひどい咳が渡辺の身体を蝕み、彼はカードを片付けるだけだった。渡辺の顔が青ざめ始めた。

ケルビン・チュウ 2-2 渡辺雄也

 勝負を決めるゲームのためにカメラが回ってくるまで、隣のテーブルのひとつでデイヴィッド・オチョア/David Ochoaがウィリー・エデル/Willy Edelに勝つのを見届けるのを、ふたりのプレイヤーは辛抱強く待っていた。

ゲーム5

血の墓所

 チュウは1ターン目《ぎらつかせのエルフ》からゲームを始めることを決めたが、渡辺はそのターンの終わりに《血の墓所》を持ってきてライフを17とし、《ぎらつかせのエルフ》を《稲妻》で打った。渡辺はさらにライフを15まで減らして《闇の腹心》を召喚した。チュウは2ターン目、《新緑の地下墓地》を置いてターンを渡した。

 《闇の腹心》が親切に土地を持ってきてくれると、渡辺は攻撃に入りチュウのライフを18とした。《樹上の村》を置き、《血の墓所》と《草むした墓》を立たせてターンを返した。

 ターン終了時にチュウは《繁殖池》を持ってきて、アンタップ後《手練》を唱えた。それから2枚目の《霧深い雨林》を置いてターンを返した。

 渡辺はアップキープにライフを13に減らすと、チュウに攻撃して彼のライフを15にした。渡辺は2枚目の《闇の腹心》を召喚し、《黒割れの崖》をタップ状態で置くと、アンタップ状態の土地は《血の墓所》のみになった。

 チュウは2枚目の《繁殖池》を持ってきてライフを14にして、自分のターンを迎えると手札に持っていた《墨蛾の生息地》をついに置いた。それから《荒廃の工作員》を召喚し、震えで歯が鳴らないように食いしばっていた渡辺にターンを渡した。

 《闇の腹心》が渡辺に《思考囲い》と土地をもたらした。渡辺はまず《コジレックの審問》を唱えてチュウの手札から《手練》を抜き、《墨蛾の生息地》をバックアップする《使徒の祝福》と《呪文貫き》を残した。渡辺はさらに《思考囲い》で2枚目の《手練》を落とし、自身のライフを9にしたのち、チュウに攻撃を仕掛けライフを10まで落とした。渡辺は《黒割れの崖》、《血の墓所》、《樹上の村》を立たせて終了宣言した。

思考囲い

 チュウは《ギタクシア派の調査》で《古えの遺恨》、《思考囲い》、《》、《樹上の村》を明かした。今はまだ《墨蛾の生息地》に頼ることはできず、チュウは《荒廃の工作員》に乗って勝利へ向かわなければならなかった。このまま渡辺を先に倒さなければ、彼の戦場にさらに早いクロックが揃ってしまうのは必然だ。

 《荒廃の工作員》が毒1で攻撃し、チュウは2枚目の《墨蛾の生息地》を置いてターンを返した。戦場にはアンタップ状態の《墨蛾の生息地》2枚、《》1枚、《繁殖池》が1枚、手札には《呪文貫き》1枚、《使徒の祝福》1枚、それと明らかになっていないカードが1枚あった。

 《闇の腹心》が渡辺に《ヴェールのリリアナ》と土地を届け、彼のライフを6まで落とした。渡辺は土地3枚を立たせてリリアナを唱えた。チュウは《呪文貫き》で応じ、渡辺はマナの支払いをしないことを選んだ。その代わりに《樹上の村》を起動して7点でチュウに攻撃を仕掛けた。

 ライフは9点。チュウは選択肢を吟味した。彼は《墨蛾の生息地》1枚を《樹上の村》の前に投げ出し、ダメージを1点抑えた。《樹上の村》が戦闘後小さく咳をして、少し縮んだように見えた。渡辺はいよいよ幻覚が始まったのかと思った。

 チュウはアンタップ後、《血清の幻視》を唱え、《》を置いてターンを返した。

 1体目の《闇の腹心》が《死儀礼のシャーマン》を運び込み、渡辺のライフを5に、2体目が《タルモゴイフ》を見せ、ライフを3にした。渡辺は2体の《闇の腹心》で攻撃し、今回は2/2の《樹上の村》は待機させた。チュウは残りの《墨蛾の生息地》を起動し、《闇の腹心》1体と交換させることとし、渡辺はそれを喜んだ。《使徒の祝福》を《思考囲い》で落とし他を残すと、渡辺のライフは1まで落ちた。息を切らせかけながら《死儀礼のシャーマン》と《タルモゴイフ》を召喚した。

 チュウは《血清の幻視》を唱えるが、ドローは不発に終わった。渡辺がチュウにとどめを刺すために必要なのは、アップキープに《闇の腹心》の誘発に対応して、どちらかの墓地のインスタントかソーサリーをエサにすることだけだった。

準決勝へと続く道で渡辺は戦い、かろうじて毒で倒れることを免れた。

 チュウがカードを集めるとすぐに、ふたりのジャッジが渡辺の肩に毛布をかけ、慎重にいたわるように彼をフィーチャー・マッチ・エリアから連れ出した。

 どうやらジャッジが渡辺に駆け寄ったのは間に合ったようだ。みなさん、もう彼は大丈夫。昼食後、彼は無事、準決勝でデイヴィッド・オチョア/David Ochoaと対峙することだろう。

ケルビン・チュウ 2-3 渡辺雄也


(Tr. Tetsuya Yabuki)


Kelvin Chew

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サイドボード (15)
4 呪文滑り 4 呪文貫き 2 否認 2 四肢切断 3 忍び寄る腐食

渡辺 雄也

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