準々決勝: 小室 修 vs 逢坂 有祐

更新日 Event Coverage on 2003年 8月 23日

By 平林和哉

16 ラウンドの長丁場となった予選ラウンドも終わり、いよいよ始まる準々決勝。

圧倒的なパフォーマンスを誇った白赤コントロールは、その強さそのままにベスト 8 に 6 人を送り込むことになったのだが、もちろんその他のデッキが手をこまねいていたわけではない。

最大勢力とも予想されていたゴブリンから一人。

そして北海道から木元健児に続く 2 人目となるグランプリトップ 8 を成し遂げた逢坂は、この白赤ずくめなフィールドでの青黒ゾンビ召集という選択で見事勝ち上がったのだ。

対する小室の白赤コントロールは、 61 枚目の《正義の命令/Decree of Justice》を除けばいたって普通の構成となっている。

基本的には白赤不利とされているこのマッチアップ、勝負の鍵は《賛美されし天使/Exalted Angel》と《滅殺の命令/Decree of Annihilation》が握っていると言えるだろう。

Game 1

ダイスロールの結果小室が先攻。

《賛美されし天使》が欲しい小室だが、残念なことに初手にその姿は無い。

だが《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》、 2 枚の《星の嵐/Starstorm》があるためキープ。

逢坂の《屍肉喰らい/Carrion Feeder》からゲームは始まる。

続けて《腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator》が援軍として呼び出されると、《屍肉喰らい》に手を焼くことが予想されるため、小室はやむなく 1:1 交換ながら《星の嵐》を X= 1 で。

そして防御用に小室が《銀騎士/Silver Knight》を出すと続くのは《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》。

これを小室が 2 枚目の《星の嵐》で流すと、ちょうど逢坂の手札にある《総帥の召集/Patriarch's Bidding》が撃ち頃になるのだが、都合悪く小室の墓地には《永遠のドラゴン》が 2 枚落ちている。

こうして《総帥の召集》が撃ちづらい中、小室はさらに《稲妻の裂け目/Lightning Rift》を戦線に加えたため土地ばかり引いている逢坂は非常に辛い。

だがここで逢坂は《有毒グール/Noxious Ghoul》をドロー。

事前に場に出ていた《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》も含めると、ほとんど致命的な《総帥の召集》ということになってしまう。

一転して窮地に立たされる小室。

何しろ土地が 5 枚で止まっており、コントロールで凌げないこのマッチアップではにっちもさっちもいかない状況だ。

ここで逢坂はさらに《腐れ肺の再生術師》を追加して、ただでさえ手がつけられないことが予期される《総帥の召集》をさらに完全なものに。

そのままでも《屍肉喰らい》《ナントゥーコの鞘虫》がいるために《星の嵐》が効きづらい中で、 2 体の《腐れ肺の再生術師》。

これでは《アクローマの復讐/Akroma's Vengeance》すらも難しい。

その 2 体目の《腐れ肺の再生術師》が《銀騎士》に止められたところが《総帥の召集》の頃合にも見えたが逢坂はまだ待つ。

これを見て攻め時と感じたようで、小室はここで 3 枚目の《星の嵐》をターンエンドに。

場のゾンビは一時的に一掃された。

そして小室は次なる逢坂のドローステップ、自らの《銀騎士》だけが立つ場で必殺の一撃を。

《滅殺の命令》サイクリング!

Decree of Annihilation

《燻し/Smother》の無い逢坂にこの《銀騎士》は致命的な存在となり、場の《稲妻の裂け目》も非常に重い。

しかも逢坂は土地も並べ続けていたため、土地とブロッカーの両方が必要という致命的な状況となってしまった。

無論追いつくわけも無く。

逢坂は《総帥の召集》の使いどころを間違えたのだろうか?

逢坂 0-1 小室

-Sideboarding

・逢坂
out
3 《萎縮した卑劣漢/Withered Wretch
1 《復讐に燃えた死者/Vengeful Dead
4 《朽ちゆく猛禽/Putrid Raptor
in
4 《蔓延/Infest
2 《墓生まれの詩神》
2 《戦慄をなす者ヴィザラ/Visara the Dreadful

・小室

out
3 《翼の破片/Wing Shards
1 《アクローマの復讐》
4 《銀騎士》
in
4 《ショック/Shock
3 《炭化/Carbonize
1 《窯口のドラゴン/Kilnmouth Dragon

Game 2

相性の良いはずの白赤に対して初戦を落としてしまった逢坂。

運の悪いことに 2 本目も土地 1 枚でマリガンするはめになってしまい、非常に苦しい手格好になってしまう。

さらにマリガン後も再び土地 1 枚・・・・

まったくもってついてない。

土地 2 枚、《腐れ肺の再生術師》《有毒グール》《総帥の召集》の 5 枚となった手札でやむなくスタート。

小室は《永遠のドラゴン》《稲妻の裂け目》、チャームポイントの《正義の命令》を持つ手札でキープ。

ダブルマリガンスタートの逢坂には非常に厳しい《稲妻の裂け目》から 2 本目は始まった。

逢坂は《腐れ肺の再生術師》から切り出すが、せっかくマリガンの穴を埋めそうな《墓生まれの詩神》をドローしたにも関わらず土地が 3 枚で止まってしまう。

だが次のターンには何とか 4 枚並べ、《墓生まれの詩神》を追加したところで小室が《稲妻の裂け目》による《腐れ肺の再生術師》除去した上で、続けての《星の嵐》で《墓生まれの詩神》を排除。

この状況でいかに《墓生まれの詩神》が必要か心得ている逢坂は、墓地に《腐れ肺の再生術師》《墓生まれの詩神》しかいない状況でも躊躇せず《総帥の召集》を使うのだが、小室は必死の《総帥の召集》も 2 枚目の《星の嵐》で軽くいなし、続けての《有毒グール》も《炭化》と捌ききってしまう。

そしてそこに翼を広げる《賛美されし天使》。

逢坂は苦しいながらゾンビトークンの突撃と 2 枚の《蔓延》でこれを凌ぐと、小室は手出しの《永遠のドラゴン》と手札がボロボロの逢坂とは対照的に手札の充実ぶりを見せつける。

さらに《霊体の地滑り/Astral Slide》を置かれるに至っては、逢坂の《戦慄をなす者ヴィザラ》トップデッキも意味の無いものになってしまった・・・・

小室 2-0 逢坂

Final Result:小室 2-0 逢坂

小室 修 Wins! Advance to Semifinal

Osaka Yusuke

Download Arena Decklist
ソーサリー (4)
4 Patriarch's Bidding
インスタント (4)
4 Read the Runes
土地 (25)
15 Swamp 5 Island 4 Polluted Delta 1 Unholy Grotto
60 カード

Komuro Shu

Download Arena Decklist
ソーサリー (1)
1 Decree of Justice
インスタント (7)
4 Starstorm 3 Wing Shards
エンチャント (2)
2 Astral Slide
他 (27)
9 Pains 8 Mounatin 4 Akroma's Vengence 2 Decree of Anihilation 4 Lightning Lift
61 カード
サイドボード (15)
2 Oblation 3 Wipe Clean 3 Kilnmouth Dragon 3 Carbonize 4 Shock

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