準々決勝: 石田格 vs. 藤田剛史

更新日 Event Coverage on 2002年 2月 17日

By 藤田憲一

準々決勝第 4 試合は、石田 格 vs 藤田 剛史 という強豪同士の対戦。

石田「だんだんモリカツ化してきた。BEST8 が多いよね~。」」

石田のデッキは白単に近い白黒。でも、白白白と黒黒黒が必要という謎デッキ。
藤田は緑青にタッチ赤だけど、クリーチャーが全部で 10 体しかいない。カウンターが多めに入っているなど、かなりテクニカルなデッキに仕上がっている。

「狙いどうりの青緑にはなったけど・・・微妙かなぁ。さすがにナマ少なすぎ。」

さてグランプリ 2 勝目への挑戦権を得るのは果たしてどちらだろうか。

Game 1

先行は藤田。
石田は 2 ターン目に幸先よく《巡視犬/Patrol Hound》のキャストに成功。その後も《ティーロの信者/Teroh's Faithful》、《秘教の盲信者/Mystic Zealot》と展開していく。しかし、藤田も《ナントゥーコの鎮め役/Nantuko Calmer》をキャストして攻撃を通さない。

《追い返し/Repel》《公証人/Scrivener》コンボで時間を稼いだ藤田は、《樹上の歩哨/Treetop Sentinel》をキャスト。上空からの攻め手を確保し、攻めに転じようとする。

ところが石田は、《熟練の薬剤師/Master Apothecary》《正義の巡礼者/Pilgrim of Justice》を展開。これで 6 点軽減が可能となり、やっぱり何も通らなくなる。

一方藤田は、前のターン《セファリッドの貴族/Cephalid Aristocrat》をキャストしていると毎ターン 6 枚のライブラリーが削られる状態になっており、この辺はツいてる感じだ。結局この《セファリッドの貴族/Cephalid Aristocrat》は後の《拒絶の儀式/Rites of Refusal》の弾として殉職していった。

さて、《熟練の薬剤師/Master Apothecary》をどうにかしないと未来が無い藤田、これを除去する機会は案外早くやってきた。
石田のエンドに《追い返し/Repel》を《避難/Shelter》をかいくぐって通し、リキャストされた《熟練の薬剤師/Master Apothecary》を《堂々巡り/Circular Logic》でカウンターしたのだ。

こうして視界良好になった藤田、《かそけき翼/Ghostly Wings》をつけた《公証人/Scrivener》で攻撃開始。石田はどうすることも出来ずライフはじりじり減っていく。なんとか《やつれ/Waste Away》《恐ろしい死/Ghastly Demise》を駆使して猛攻をしのいだが、スレッショルドした《野生のワーム/Wild Wurm》に 2 枚目の《かそけき翼/Ghostly Wings》がついて状況はさらに悪化。最後は本体に《癇しゃく/Fiery Temper》が打ち込まれ、藤田が一本目を勝利した。

藤田 1-0 石田

Game 2

先行は石田。

3 ターン目に黒黒黒と揃えて《ゾンビの先駆者/Zombie Trailblazer》をキャスト。3 色デッキの藤田の土地を縛りに行く。藤田も順調に土地を引くが、ここで 1 ターンほど展開が遅れてしまった。石田がキャストした《取り憑かれた遊牧の民/Possessed Nomad》は《セファリッドの貴族/Cephalid Aristocrat》で合い打ちするも、これをすぐさま《グレイブディガー/Gravedigger》で拾われるという、ありがちといえばありがちだがかなりイマイチな展開。

藤田は《エイヴンの風読み/Aven Windreader》を展開して上空からの攻撃にかけるが、すぐに《カーターの願望/Kirtar's Desire》を貼られてしまい、《かそけき翼/Ghostly Wings》で一旦手札に戻すことを余儀なくされる。

ここでターンを稼いだ石田は、《グレイブディガー/Gravedigger》《ゾンビの先駆者/Zombie Trailblazer》で強制的に沼渡りを作り出し、《取り憑かれた遊牧の民/Possessed Nomad》で殴る殴る殴る。
藤田は、なんとか《野生のワーム/Wild Wurm》等で戦線を整えようとするも、いかんせん沼渡りがどうしようもない。

最後は石田が《精神ヘドロ/Mind Sludge》で安全を確保した後、《恐ろしい死/Ghastly Demise》でブロッカーを吹き飛ばし全軍突撃で勝利した。

石田 1-1 藤田

Game 3

先攻は藤田。

先ほどの敗因である《ゾンビの先駆者/Zombie Trailblazer》を《拒絶の儀式/Rites of Refusal》でカウンター。そして《投鎖獣/Chainflinger》《エイヴンの風読み/Aven Windreader》という抜群の展開。石田は《天使の壁/Angelic Wall》止めることも出来ず、非常に苦しい展開になってきた。せっかく引いてきた《カーターの願望/Kirtar's Desire》も、何気なくだしてある藤田の《ドルイドの抒情詩人/Druid Lyrist》の為に《エイヴンの風読み/Aven Windreader》につけることが出来ない。

何とか引いた《恐ろしい死/Ghastly Demise》も《筋力急伸/Muscle Burst》でかわされ、《孤立の力/Strength of Isolation》でブロック可能にしようとしても《かそけき翼/Ghostly Wings》でバウンスされてしまう。もうかなりジリ貧な展開。頼みの綱の《熟練の薬剤師/Master Apothecary》すらも《癇しゃく/Fiery Temper》で除去される始末。石田の出来ることは、《天使の壁/Angelic Wall》を《避難/Shelter》《励まし/Embolden》で守りつつ、時を稼ぐことだった。

石田にとって幸運だったのは、この肝心な時に藤田が後続のクリーチャーを全く引かないことだった。まあ、総勢 9 体しか入っていないのでは無理も無いかもしれないが。

《天使の壁/Angelic Wall》を巡る攻防のさなか、石田のデッキの切り札とも言える《取り憑かれた遊牧の民/Possessed Nomad》がスレッショルドして襲い掛かってきたのだ。壁を破壊せんと攻撃を繰り返す藤田の場にはブロッカーが存在せず、とうとうライフがほぼ並んできたのだ。

ライフが危険水域にまで追い詰められてきた藤田、やむなくここで《ドルイドの抒情詩人/Druid Lyrist》をチャンプブロックに使用、これで念願の《カーターの願望/Kirtar's Desire》を《エイヴンの風読み/Aven Windreader》にキャストし無力化。しかし石田のライフも《投鎖獣/Chainflinger》がスレッショルドしてしまっている以上、余裕があるとは言い難い状況。

ここでトップデッキの神が微笑んだのは石田だった。ドローしたのは《グレイブディガー/Gravedigger》!拾ってきた《熟練の薬剤師/Master Apothecary》はカウンターされたものの、これで一気にパワーバランスが石田の方に傾いた。

《投鎖獣/Chainflinger》をブロックに使用して次のドローにかける藤田。そこに《降り注ぐ塊炭/Shower of Coals》さえあれば逆転勝利だが・・・神は一度しか微笑むことは無かったのだった。

石田 2-1 藤田

Win 石田

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