準々決勝

更新日 Event Coverage on 2003年 11月 2日

By 藤田剛史

2度目のプロツアー準々決勝まで駒を進めた大礒正嗣は果たして今回も準決勝に駒を進められるのか?

大礒は《修繕/Tinker》デッキ、そして対するHohが駆るのも《修繕/Tinker》デッキ。引き勝つのは、さぁDOTCH?

Game 1

先手HohではじまったGame 1。

大礒の初手は《古えの墳墓/Ancient Tomb》《天才のひらめき/Stroke of Genius》×2《金属細工師/Metalworker》《ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor》《マスティコア/Masticore》《スランの発電機/Thran Dynamo》とランドに不安があるながらも土地を引くのを期待してキープ。

先攻のHohはマリガン後《通電式キー/Voltaic Key》からと静かな立ち上がりに対して、大礒の1stドローは《リシャーダの港/Rishadan Port》!

喜び勇んで大礒が《リシャーダの港/Rishadan Port》を置くとHohも負けじと《リシャーダの港/Rishadan Port》を置いて大礒の《リシャーダの港/Rishadan Port》をアップキープにタップさせ、またも大礒にランドのドローが必要になる。

大礒、気合を入れてドローするとそこには《教議会の座席/Seat of the Synod》が!!

一番欲しいカードを引いた大礒は《教議会の座席/Seat of the Synod》を置いただけでターンを返した。

Hohは3ターン目に自ら動くことを選択し、《裏切り者の都/City of Traitors》から《金属細工師/Metalworker》を召喚。
これでマナが自由になった大礒は《古えの墳墓/Ancient Tomb》《スランの発電機/Thran Dynamo》《金属細工師/Metalworker》と繋げて一気にマナを確保した。

4ターン目、Hohは《鉄のゴーレム、ボッシュ/Bosh, Iron Golem》《からみつく鉄線/Tangle Wire》を見せてX=7の《天才のひらめき/Stroke of Genius》を撃ち、さらに引いた7枚から《からみつく鉄線/Tangle Wire》を展開して大礒の攻撃を疎外しにかかる。

一方の大礒、アップキープに《からみつく鉄線/Tangle Wire》がスタックに乗ったところでしばし熟考を。アップキープに前回の《天才のひらめき/Stroke of Genius》を撃つか前のターン引いた《精神隷属器/Mindslaver》を置くか。

結局大礒は《からみつく鉄線/Tangle Wire》で普通に寝かせて《精神隷属器/Mindslaver》を置くことを選択する。

第5ターン。
次ターン《精神隷属器/Mindslaver》を起動されるHohはアップキープ《からみつく鉄線/Tangle Wire》スタックでX=16の《天才のひらめき/Stroke of Genius》を撃ちこのターンに決める画策を練る。

しかし勝ちきる手札がこなかったHohは《精神隷属器/Mindslaver》を考えて30分近くターンを使って、結局《古えの墳墓/Ancient Tomb》《通電式キー/Voltaic Key》から《からみつく鉄線/Tangle Wire》×2を置いて大量にディスカード。勿論《精神隷属器/Mindslaver》を考えて捨てたカードは《修繕/Tinker》を初めとした優良カードばかりだ。

さて次は大礒が悩む番だ。まずはアップキープ《からみつく鉄線/Tangle Wire》にスタック。11マナ出せる大礒は《精神隷属器/Mindslaver》が使う事を考えて、まずX=4の《天才のひらめき/Stroke of Genius》、そして引いたカードを確認後《精神隷属器/Mindslaver》を起動し、島を置いてエンドした。

Hohの第6ターン(コントローラーは大礒)
アップキープ《からみつく鉄線/Tangle Wire》×3にスタックして《通電式キー/Voltaic Key》で大礒の《金属細工師/Metalworker》をアンタップ、こらラッキーと大礒は12マナGET
何を思ったかHohはさらに大礒の《金属細工師/Metalworker》をアンタップ、勿論大礒は12マナを出して合わせて24マナもHohにもらう。

大礒はそのマナのお礼にHohにX=22の《天才のひらめき/Stroke of Genius》を、さらにHoh自身のマナと手札で《天才のひらめき/Stroke of Genius》をX=6で。
見事大礒とHohの愛のタッグプレーでHohのライブラリーが切れてしまった。

Game 2

またも先攻のHohはマリガン。大礒の事故れ念波が絶好調。

《リシャーダの港/Rishadan Port》×2《厳かなモノリス/Grim Monolith》《もみ消し/Stifle》×2《天才のひらめき/Stroke of Genius》×2となんだかよくわからない手札を大礒はキープ。

何もなかったHohに対して大礒のドローは《島/Island》!今日の大礒は絶好調である。
Hohはまたも第2ターンに《リシャーダの港/Rishadan Port》を置くだけでターンを返すしかできない。

Hohは3ターン目土地を置く事ができない。
一方の大礒は《通電式キー/Voltaic Key》を引き《厳かなモノリス/Grim Monolith》から《通電式キー/Voltaic Key》《溶接の壺/Welding Jar》といい展開でターンを終える。

Hoh第4ターンも土地無くエンド。
大礒はアップキープにHohが《リシャーダの港/Rishadan Port》で土地をタップさせてくるのでとりあえず青マナを出しドローを見ると《スランの発電機/Thran Dynamo》、少し考える大礒。

結局《天才のひらめき/Stroke of Genius》を撃たずに《スランの発電機/Thran Dynamo》を出して2枚の《リシャーダの港/Rishadan Port》で土地を攻めることに。

ようやく3枚目の土地を引いたHohは《島/Island》を置き更に《通電式キー/Voltaic Key》を出してターンを終えると、大礒は《通電式キー/Voltaic Key》をドローして《天才のひらめき/Stroke of Genius》への大量マナを確保した。

Hohの6ターン、《裏切り者の都/City of Traitors》を引いたHohは《修繕/Tinker》で《金粉の水蓮/Gilded Lotus》をGET。更に《金属細工師/Metalworker》を展開してようやく戦える場に。

しかしここで大礒がHohのターンエンドにX=4の《天才のひらめき/Stroke of Genius》を、これで終わったかに思えたが引いたカードはマナばかりで勝ち手段が見当たらない。

仕方なく大礒は引いた《金属細工師/Metalworker》を出して《島/Island》を置いてエンドした。

ちなみにこの時の大礒の手札は《もみ消し/Stifle》×2《天才のひらめき/Stroke of Genius》《溶接の壺/Welding Jar》《次元の門/Planar Portal》《教議会の座席/Seat of the Synod》他数枚の土地という物だった。

Hohの第7ターン、この時点でHohがコントロールするのは《金粉の水蓮/Gilded Lotus》《通電式キー/Voltaic Key》《金属細工師/Metalworker》《裏切り者の都/City of Traitors》《島/Island》《リシャーダの港/Rishadan Port》。

Hohはアップキープに《神秘の教示者/Mystical Tutor》で《激動/Upheaval》をサーチ、それを見た大礒は《リシャーダの港/Rishadan Port》でHohの《リシャーダの港/Rishadan Port》をタップ。

するとHohは寝かされるのにスタックして《リシャーダの港/Rishadan Port》で大礒の《島/Island》をタップする。これで大礒は《もみ消し/Stifle》をキャストすることができなくなってしまった。

もし第6ターン《島/Island》ではなく《教議会の座席/Seat of the Synod》を置いていれば《通電式キー/Voltaic Key》で《教議会の座席/Seat of the Synod》を起こせていたので大礒は《もみ消し/Stifle》をキャストすることができた。これがこのゲームを決めることになる。

Hohが《金属細工師/Metalworker》から見せたアーティファクトは1枚、つまり《通電式キー/Voltaic Key》によるアンタップを《もみ消し/Stifle》できればHohは《激動/Upheaval》をキャストできなかったのだ。

Hohは1マナ余らせて《激動/Upheaval》、《裏切り者の都/City of Traitors》から《金属細工師/Metalworker》へ。

更に次ターン《金属細工師/Metalworker》から《天才のひらめき/Stroke of Genius》、《通電式キー/Voltaic Key》から《金粉の水蓮/Gilded Lotus》《天才のひらめき/Stroke of Genius》、《通電式キー/Voltaic Key》から《鉄のゴーレム、ボッシュ/Bosh, Iron Golem》《精神隷属器/Mindslaver》と展開。

それを見た大礒は投了した。

Game 3

先攻に変わった大礒は《島/Island》×2《リシャーダの港/Rishadan Port》《通電式キー/Voltaic Key》《厳かなモノリス/Grim Monolith》《からみつく鉄線/Tangle Wire》《もみ消し/Stifle》となかなかの手札に恵まれる。

さらに第2ターンのドローが《金属細工師/Metalworker》と完璧。《厳かなモノリス/Grim Monolith》から《金属細工師/Metalworker》と展開してターンを返した。

一方のHohは第2ターンまで何もなく、最初にとった行動が土地が無い第3ターンのディスカードと最悪の周り。

大礒もマナしか引かないが《リシャーダの港/Rishadan Port》でHohの土地を絞めて動きをとらせない。

そうこうしている内に大礒は第5ターンに《天才のひらめき/Stroke of Genius》をドロー。X=8の《天才のひらめき/Stroke of Genius》から《通電式キー/Voltaic Key》、《修繕/Tinker》で《通電式キー/Voltaic Key》、大量に得たマナで《ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor》《精神隷属器/Mindslaver》と展開して第3ゲームを勝利した。

Game 4

先攻のHohまたもWマリガン、どうもHohは事故ってばかりだ。

一方の大礒は《リシャーダの港/Rishadan Port》《教議会の座席/Seat of the Synod》《厳かなモノリス/Grim Monolith》《スランの発電機/Thran Dynamo》《天才のひらめき/Stroke of Genius》《精神隷属器/Mindslaver》《もみ消し/Stifle》とまたも悪くない初手に恵まれる。

両者とも最初の2ターンの行動は《教議会の座席/Seat of the Synod》《リシャーダの港/Rishadan Port》と同じ土地を置きあう。

先に展開したのはHoh、まずは《厳かなモノリス/Grim Monolith》を置いてエンド、次ターンへの布石を打つとその返しで大礒が取った行動は同じく《厳かなモノリス/Grim Monolith》。

第3ターンHohは《天才のひらめき/Stroke of Genius》のマナのために《リシャーダの港/Rishadan Port》を立てたままで大礒にメインフェイズを渡すと大礒は《スランの発電機/Thran Dynamo》《通電式キー/Voltaic Key》、更に《修繕/Tinker》から《溶接の壺/Welding Jar》を持ってくるというなんとも念の入ったターンになる。

勿論大礒のターンエンドにHohはX=3の《天才のひらめき/Stroke of Genius》を、これでマリガン分は埋まった形になる。

Hoh第4ターンは《からみつく鉄線/Tangle Wire》をキャストしただけでターンを終えると、大礒はアップキープにX=4の《天才のひらめき/Stroke of Genius》を撃ちまたも手札に差をつけた。

第5ターンHohは《からみつく鉄線/Tangle Wire》にスタックして《厳かなモノリス/Grim Monolith》を起こすか考えた後、普通に土地を寝かせてドロー。手から《厳かなモノリス/Grim Monolith》を出して大礒にターンを渡すと大礒は《精神隷属器/Mindslaver》を配置してターンを終えた。

事実上起動すれば終わってしまう《精神隷属器/Mindslaver》、Hohが返しのターン何もしないのを祈って見つめる大礒だが無常にもHohはメインフェイズに入ると1マナ浮かしての《激動/Upheaval》。

《リシャーダの港/Rishadan Port》セットから《厳かなモノリス/Grim Monolith》を展開して、今度こそ完全にマリガン分の穴を埋めた。

《古えの墳墓/Ancient Tomb》も《裏切り者の都/City of Traitors》も引かない大礒は仕方なく《教議会の座席/Seat of the Synod》《通電式キー/Voltaic Key》《溶接の壺/Welding Jar》×2と展開してターンを終えると、

Hohは《修繕/Tinker》から《金粉の水蓮/Gilded Lotus》、更にそこから出した赤マナで《荒残/Rack and Ruin》を《教議会の座席/Seat of the Synod》と《通電式キー/Voltaic Key》に対してキャストする。

大礒はしぶしぶ《溶接の壺/Welding Jar》×2で両方を再生させ復帰を目指すがHohが追加で取った行動は《厳かなモノリス/Grim Monolith》から《からみつく鉄線/Tangle Wire》と大礒にとってはかなりきついものに。

大礒は回ってきたタ-ンも土地を置くことしかできない。

第8ターンHohは自分の《からみつく鉄線/Tangle Wire》によるタップと《厳かなモノリス/Grim Monolith》アンタップさせる万の確保のために《リシャーダの港/Rishadan Port》を置いただけでエンド。

パーマネントが3つしかない大礒がこのターンに動くことは無いと高をくくっていたのだろう。しかし大礒の第8ターンHohにとって予想外のことが起こる。

大礒はアップキープに《からみつく鉄線/Tangle Wire》に対して《もみ消し/Stifle》をキャストしてこのターンのマナを確保しにかかった。

Hohの場にアンタップ状態の《リシャーダの港/Rishadan Port》はあったのだがこのとき大礒の場はアンタップした《通電式キー/Voltaic Key》と《教議会の座席/Seat of the Synod》、
《リシャーダの港/Rishadan Port》で《教議会の座席/Seat of the Synod》をタップしても《教議会の座席/Seat of the Synod》からのマナを使って《通電式キー/Voltaic Key》で《教議会の座席/Seat of the Synod》をアンタップされてしまうのだ。

そしてここで得たマナを使って大礒は《厳かなモノリス/Grim Monolith》《スランの発電機/Thran Dynamo》と展開し、一気に優位に立つことになる。

さらに第9ターンHohは何もできずにターンを終えると、大礒は《修繕/Tinker》で《精神隷属器/Mindslaver》を持ってきて即起動。

これを見たHohは大礒のターンエンドにX=0の《天才のひらめき/Stroke of Genius》を撃って《精神隷属器/Mindslaver》に備えた。

そしてHohの第10ターン(大礒コントロール)のドローはなんと《修繕/Tinker》!大礒は《修繕/Tinker》でHohの《精神隷属器/Mindslaver》を持ってきて対象をHoh自身に向けてこれを起動。

手札に《鉄のゴーレム、ボッシュ/Bosh, Iron Golem》しかいないHohに万に一つの勝ち目も無くし、そして自分のターンにX=9の《天才のひらめき/Stroke of Genius》から《金属細工師/Metalworker》×2を展開。

Hohは返ってきたターン、苦笑いしながら《鉄のゴーレム、ボッシュ/Bosh, Iron Golem》を召喚。

大礒は《金属細工師/Metalworker》×3から38マナ出して《激動/Upheaval》。

《通電式キー/Voltaic Key》×2《金属細工師/Metalworker》×3《精神隷属器/Mindslaver》《スランの発電機/Thran Dynamo》《溶接の壺/Welding Jar》《ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor》10/10ミニオン・トークンを3体展開するとHohは右手を大礒に差し出した。

大礒Win

Pro Tour New Orleans: Tinker

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1 Bosh, Iron Golem 3 Masticore 4 Metalworker
ソーサリー (6)
4 Tinker 2 Upheaval
インスタント (5)
1 Mystical Tutor 4 Stroke of Genius
60 カード

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