準々決勝: Alexander Witt vs. Jens Thoren

更新日 Event Coverage on 2002年 5月 4日

By 松井健治

 ここまで順調に勝ち進んできた Alexander Witt と Jens Thorne 。
 
 既に 7000 USD を確定させた 2 人は更なる名誉と賞金を追い求めてこの準々決勝に
望む事となる。

 2 人のデッキは、スーパーグロウ(Witt)と赤青トリックス(Thoren)。
 前回のエクステンデット環境のメタの中心であったこの 2 つのデッキではあるが、この組み合わせはどう見ても Thoren が不利。

 この試合の行方は如何に。

Game 1

 Witt が先手をとり、 2 ターン目にキャストする《翻弄する魔道士/Meddling Mage》をThoren は落ち着いて《Force of Will》。

 それにもめげず Witt は《熊人間/Werebear》を 2 体追加し、それに合わせて Thoren も対スーパーグロウ用にメインから投入してある《火薬樽/Powder Keg》をキャストし、2 ターン待って破壊と、何とか場を立てなおすが、さすがはグロウの熊と言うか、既にこれは 4/4 になっており、 Thoren のライフは 4 まで落ちてしまった。

 これ以上クリーチャーを通すわけには行かない Thoren は早々にコンボを決めに行きたいが、思う様に土地を引かず、攻めあぐねいているところに Witt は《冬の宝珠/Winter Orb》をキャスト。
 これを勿論カウンターする Thoren だが、再び Witt が《冬の宝珠》をキャストすると、これは通ってしまい、そこに重ねて 3 枚目の《熊人間》を場に放つ。

 抵抗出来ない Thoren 。
 ここで再び《火薬樽》を引くが、時既に遅し。

 流石に Trix 対 Super-Grow では相性の差があるようだ。
 結果としてこの《熊人間》に Thoren は殴りきられてしまう。

Witt 1 - 0 Thoren

Game 2

 先手の Thoren は 2 ターン目に《火薬樽》をセット。
 これを Witt に対する抑制力とし、攻めにくい Witt を横目に《直観/Intuition》からの《蓄積した知識/Accumulated Knowledge》へと繋ぎ、アドバンテージに差をつけていく。

 サイドボードでコンボパーツを全て抜き、《変異種/Morphling》で勝負をつけるモードに変更した Thoren 。
 この既に基本かもしれない奇襲サイドだが、これは今回の試合では確実に効いている。
 まずは Witt が並べるクリーチャーを《火薬樽》で流し、返すターンに《浄化の印章/Seal of Cleansing》を軽々スルー。

 その隙に Thoren は《サファイアの大メダル/Sapphire Medallion》を出し、そこから《変異種/Morphling》をキャスト。

 さして驚いた様子の無い Witt だが、ターンが 1 周し、再び Thoren のメインに《変異種》をもう 1 体キャストした時は流石に死を予感したのか、慌てて Witt は《冬の宝珠》をキャストするが、これを《対抗呪文/Counterspell》によって回避されると、そのまま 10 点、 10 点と殴られ、一気に勝負が終結。

 Thoren はなんとか 1 本取り戻し、 3 本目にこぎつける事が出来た。

Witt 1 - 1 Thoren

Game 3

 Witt に先手が再び移り、 2 ターン目に《クウィリーオンのドライアド/Quirion Dryad》をキャスト。
 返すターンに Thoren がこれまた出してきた《火薬樽》を通し、 Witt はメインに《浄化の印章》をキャスト。

 Thoren は悩む。
 もしかしてこの《浄化の印章》を通してしまうと、《火薬樽》を割られ、《クウィリーオンのドライアド》に殴りきられてしまうのではないか?
 
 今のところは 1/1 だが、本来このクリーチャーを大きく育てて、対戦相手を踏み潰すのをデッキの主眼としているグロウ系デッキであるが、この後に出てくる《冬の宝珠》や《翻弄する魔道士》の事を考えると、どうしてもこの《火薬樽》を残したい Thoren は《Force of Will》を撃つが、 Witt も《Force of Will》と我を通す。

 カウンター合戦が終わり、無事に《浄化の印章》を通す事の出来た Witt は、この後に《手練/Sleight of Hand》を使って Witt は大きくなった《ドライアド》で Thoren に 3 点のダメージを与える。

 どうやら Thoren の不安が的中してしまったらしい。
 その後に《渦巻く知識/Brainstorm》、《手練》と撃ち、次は 5 点で《ドライアド》が殴ってくる。
 その様を眺めながらこの状況を打開するカードを考えてみるが、次のターンに《火薬樽》を引き、それが通った上で、これ以上《ドライアド》が育たなければ勝ち目はある、等の夢を見なければ行けない状況。

 そんな運命の次の Thoren ドローは島。

 これ以上本当に対抗策は無いのか?
 このターンに何も出来ない Thoren はターンエンドを宣言し、返す Witt は自分のターンに《冬の宝珠》をキャスト。

 完全に勝利の目を摘まれた Thoren 。
 その結果、始めに想像したとおりの死が Thoren を待っていた。

Witt 2 - 1 Thoren

Final Result : Witt Win

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