準々決勝: Jens Thoren vs. Osyp Lebedowicz

更新日 Event Coverage on 2002年 3月 16日

By 平林和哉

前回のプロツアーサンディエゴ準優勝に引き続きベスト 8 に入った Thoren 。仮に今回優勝することが出来れば、プロツアー準優勝はチーム戦優勝と同じプロポイントのため、Players of the Race 独走中の Budde に追いすがれるかもしれないのだ。...とはいっても Budde にはさらにグランプリ 3 勝分のアドバンテージもあるのだが。

Game 1

今回の一大勢力である黒単の Thoren と青黒コントロールの Lebedowicz のマッチアップ。
メインでは《ゾンビの横行/Zombie Infestation》を使っていないため、Thoren の方が若干有利といったところ。

開始早々に Thoren が《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》、Lebedowicz が《サイカトグ/Psychatog》を展開してにらみ合いが発生する...わけも無く。本当に《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》は強い!

とても《サイカトグ/Psychatog》では相手にならず、あっという間に Lebedowicz のライフが危険水域まで落ち込んでしまう。

とはいったものの Thoren が肝心の《精神ヘドロ/Mind Sludge》(もしくは《魔性の教示者/Diabolic Tutor》)を引かないうちに Lebedowicz が《集中/Concentrate》を連打。さすがに《チェイナーの布告/Chainer's Edict》での除去に成功する。

《のぞき見/Peek》で Thoren の《消えないこだま/Haunting Echoes》を確認している Lebedowicz は《サイカトグ/Psychatog》で墓地を食いつぶし(《チェイナーの布告/Chainer's Edict》までも)、返しで Thoren は《サイカトグ/Psychatog》を除去してからの《消えないこだま/Haunting Echoes》。
これが通る。Lebedowicz のデッキの勝ち筋は《サイカトグ/Psychatog》しかないはず...。ところがライブラリーに 1 体しか見当たらない? つまりは手札に残り 2 体が隠れているわけだ。除去しきれるか、守りきれるかだ。

 だがさすがに《集中/Concentrate》 2 枚のアドバンテージは確かなものだったようだ。《霊気の噴出/AEther Burst》や《堂々巡り/Circular Logic》によって守りきられた《サイカトグ/Psychatog》はさらなる《集中/Concentrate》によって Thoren を瞬殺した。

Thoren 0 - 1 Lebedowicz

Sideboarding

Thoren
Out
4 《無垢の血/Innocent Blood
4 《チェイナーの布告/Chainer's Edict
4 《もぎとり/Mutilate
In
2 《占骨術/Skeletal Scrying
2 《最後の儀式/Last Rites
2 《消えないこだま/Haunting Echoes
4 《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend
2 《ラクァタスのチャンピオン/Laquatus's Champion

Lebedowicz
Out
4 《霊気の噴出/AEther Burst
4 《サイカトグ/Psychatog
2 《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator
In
4 《ゾンビの横行/Zombie Infestation
3 《占骨術/Skeletal Scrying
2 《無垢の血/Innocent Blood
1 《激動/Upheaval

Game 2

Thoren の第 2 ターン《ナントゥーコの影》によるスタート。返しでLebedowicz は《ゾンビの横行》。

直後に Thoren は《最後の儀式》をプレイ、に対応して Lebedowicz はゾンビを生成、、、残りは土地だけなのかと思いきや 1 枚だけ残っていた《堂々巡り/Circular Logic》。全て土地ならともかく、手札が減れば Thoren 側の選択肢も簡単になるだけなのだが Lebedowicz はどうしたのであろうか? 正直意味不明。

まあ、続けざまに使われた《精神ヘドロ/Mind Sludge》によって結局手札は空になるのだが。
たった一体の《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》に対して、Lebedowicz は《占骨術/》を連打してのゾンビチャンプブロックで必死に耐える。《集中》まで使うに至ってようやく除去することに成功して、2 体目の《ナントゥーコの影》も除去できたところでようやく持ち直したか?

Upheaval
そこで立て続けのマストカウンター-《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》《ラクァタスのチャンピオン/Laquatus's Champion》( Lebedowicz のライフは 6 )《消えないこだま/Haunting Echoes》!

《ラクァタスのチャンピオン/Laquatus's Champion》はトップデッキしてきた《中略/Syncopate》で何とか凌ぐものの、《消えないこだま》は通ってしまい《ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs》以外のカードを根こそぎ持っていかれてしまう。
さすがに決まったか? というところで Lebedowicz が全て台無しにする《激動/Upheaval》トップデッキ!
4 体のゾンビが速やかに Thoren のライフを削りきった。

Thoren 0 -2 Lebedowicz

Game 3

後が無くなった Thoren は開始早々《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》を立て続けに召喚-まあこれはきれいに除去される。
Thoren は謎に《占骨術/Skeletal Scrying》を 3 枚抱えていて、とりあえず《魔性の教示者/Diabolic Tutor》で《精神ヘドロ/Mind Sludge》を調達。続けての X = 3 の《占骨術/Skeletal Scrying》が《最後の儀式/Last Rites》《魔性の教示者/Diabolic Tutor》欲しかった《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》というパーフェクトドロー。
さすがに《最後の儀式/Last Rites》から《精神ヘドロ/Mind Sludge》とつなげられて、《占骨術/Skeletal Scrying》での手札補充とあって一方的な展開に。
Lebedowicz は《集中/Concentrate》での手札補充によってリカバリーを図るが、再度《精神ヘドロ/Mind Sludge》からの《消えないこだま/Haunting Echoes》!終了。

Thoren 1 - 2 Lebedowicz

Game 4

お互いがマリガン。特に Thoren はファーストハンドが《陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers》 2 枚と話にならなかった。

Lebedowicz の《ゾンビの横行/Zombie Infestation》からゲームが始まるが、Thoren が《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》-対応してのゾンビ生成-空振りに終わって Lebedowicz が隙だらけになる。

ここが攻め時と Thoren は《魔性の教示者/Diabolic Tutor》からの《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》召喚を繰り返し、最終的にはドローしてきたのも含めて《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》が 4 体!

《チェイナーの布告/Chainer's Edict》などで粘るもさすがに支えきれず、《激動/Upheaval》トップデッキをするしかない状況に。
、、、さすがに 2 度目は無かったようだ。

Thoren 2 - 2 Lebedowicz

Game 5

一方的に終わるかと思っていたらいよいよ最後までもつれたこの勝負。 Thoren が巻き返すか、それとも Lebedowicz が逃げ切るか?

Thoren は初手が《占骨術/Skeletal Scrying》《よろめく大群/Shambling Swarm》《消えないこだま/Haunting Echoes》と重いスペルしかない。そのためドローゴーを繰り返しているうちに(その間も土地を引き続ける) Lebedowicz は《予報/Predict》、 2 回の《のぞき見/Peek》とキャントリップを繰り返すが島 3 枚で止まってしまう。
《よろめく大群/Shambling Swarm》は《堂々巡り/Circular Logic》でカウンターするも、続く《消えないこだま/Haunting Echoes》が通る。まあキャントリップが大半なので、むしろ土地を引く確率が上がったというものだ、、、なーんて思っても土地は引かないものらしい。
《腐臭の地/Rancid Earth》で土地事故を後押しした上での《占骨術/Skeletal Scrying》で万全の体制を敷く Thoren 。
さらなる土地破壊はさすがに勘弁とカウンターされるが、当然続くのは本命の《精神ヘドロ/Mind Sludge》。
《魔性の教示者/Diabolic Tutor》からの《消えないこだま/Haunting Echoes》により全てを失った Lebedowicz は投了した。

 大逆転勝利だ!

Thoren 3 - 2 Lebedowicz

Final Result: Jens Thoren Wins!

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