準々決勝: Robert Dougherty vs. Christophe Haim

更新日 Event Coverage on 2002年 3月 16日

By 藤枝勇

新鋭 Christophe Haim ( 青緑スレッショルドウイニー ) と Your Move Games オーナーの Robert Dougherty ( 黒コントロール )
メインから様々な除去が搭載されている Dougherty の黒コントロールが圧倒的有利だと思われるが、 Haim のクリーチャーは一体でも生き残ればそこから逆転できそうな粒ぞろい。
Dougherty の除去が勝るか、それとも Haim がその上を行き Dougherty の事を殴り倒せるのか?
注目の準々決勝をお送りする。

Game 1

Good Luck の挨拶と共に始まった Game 1

最初の《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》は《無垢の血/Innocent Blood》で除去されてしまったが《野生の雑種犬/Wild Mongrel》《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》と展開し Haim 出だし好調といった所か。

2 枚目の《敏捷なマングース》を場に出しこのまま押し切れるかと思われたが、そこは Dougherty 《もぎとり/Mutilate》で《野生の雑種犬》を残して場を一掃しライフ 7 からの逆転を狙っていく。

最高のタイミングで打たれた《もぎとり》でも Haim の回りを止めることはなかなか難しく《打開/Breakthrough》から再び《野生の雑種犬》《尊大なワーム/Arrogant Wurm》と展開し《よろめく大群/Shambling Swarm》で凌ぐ Dougherty を攻め立てる。

だが、今回の Best 8 の中で優勝候補最有力とも言われる Dougherty の引きも尋常では無かった。 2 体並べば再び《もぎとり》で場を一掃し、《打開》から Haim が後続を引いてくると《無垢の血》で迎撃。 Haim デッキの主力があらかた墓地に落ちれば《消えないこだま/Haunting Echoes》を打ちライブラリーをほぼ空にして Dougherty 勝利目前か?

Haim 唯一の希望である《熊人間/Werebear》を引いては除去され、引いては除去されを繰り返しての 3 体目。《綿密な分析/Deep Analysis》でほぼライブラリーを引ききり、《堂々巡り/Circular Logic》《霊気の噴出/AEther Burst》と完璧な状況を作りあげて残りライフは Dougherty 1 対 2 Haim いよいよ大詰めを迎えた。

Dougherty ターンとなり Haim の墓地枚数を確認しながら、慎重に《チェイナーの布告》をキャストする Dougherty 。これは通り Haim の《熊人間》は一体となり Dougherty 2 体の《忍び寄る吸血者/Stalking Bloodsucker》をキャストして Haim にターンを返す。

Haim ターンエンドに《霊気の噴出》を打ち《忍び寄る吸血者》をDougherty の手に返すと《熊人間》がアタックして Haim がぎりぎりで勝利をもぎ取った。

Dougherty 0 - 1 Haim

Game 2

Side Board

Dougherty

In 《恐ろしい死/Ghastly Demise》《顔なしの解体者/Faceless Butcher》《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend
Out 《腐臭の地/Rancid Earth》《精神ヘドロ/Mind Sludge

Haim

In 《アヌーリッドのゴミあさり/Anurid Scavenger
Out 《打開》

2 戦目後手、土地はあるのだが 1 体もクリーチャーが無い Haim マリガンを選択。

マリガンするも島しかなく Dougherty に《ナントゥーコの影/Nantuko Shade》が出てきてしまいここで森を引かないと恐らく負けになるだろう Haim 運命のドローは森で《野生の雑種犬》を出すことが出来、なんとかゲームになりそうだ。

その後も森を引き《日を浴びるルートワラ》《熊人間》と展開、押し切れるかと思ったが対クリーチャーデッキ用に Side Board された Dougherty のデッキは凄まじかった。《堂々巡り》を《催眠悪鬼》で抜くと《顔なしの解体者》を連発、《野生の雑種犬》《アクアミーバ/Aquamoeba》と Haim の主力をばんばんリムーブさせると、後は黒単最強の化け物《ナントゥーコの影》が全くサイズの違う Haim のクリーチャーを叩き潰し、無人の荒野を Dougherty のナイトメア軍団が蹂躙した。

Dougherty 1 - 1 Haim

Game 3

Side Board

Haim

In 《打開》2
Out 《入念な研究/Careful Study》《アクアミーバ/Aquamoeba》

今度はマリガン無く順調だが、クリーチャーを出せども出せども Dougherty に丁寧に潰され全くアタックする機会がない。後続を得ようと《打開》を打つもなんと土地が4 枚!顔をしかめる Haim。

フラッシュバック《チェイナーの布告》をカウンターしてようやく Haim アタック開始出来るかと思ったが 2 体並ぶと《もぎとり》がキャストされ Haim の劣勢が続く。
《魔性の教示者/Diabolic Tutor》から 3 枚目の《チェイナーの布告》を持ってこられ、わずか 3 回のアタックしか許されなかった Haim Game 3 を落とす。

Dougherty 2 - 1 Haim

Game 4

Mutilate
《日を浴びるルートワラ》 2 体と土地しか無いが始めざるを得ない Haim は渋い顔をしながらスタート。初めのポイントはもちろん Dougherty 4 ターン目の《もぎとり》であろう、そこさえ乗り越えれば 1 ターン目からダメージを与え続けている Haim に勝機有りといった感じだ。

運命の第 4 ターン《もぎとり》は飛んでこなかったものの《顔なしの解体者》がキャストされたが Haim は前のターンに出した《アクアミーバ》を介しての《堂々巡り》でこれを凌ぐ。
フルアタックで Dougherty のライフを 6 とし緊張の面もちでターンを返す Haim。
手札には土地しか無く、もし《もぎとり》を打たれたら絶体絶命になるのだが、出てきたのは《顔なしの解体者》でなんとか攻めを維持できたのだが、残る《日を浴びるルートワラ》も《恐ろしい死》で除去された Haim 。きつい状況の中なんとか《尊大なワーム》を引きあて Dougherty に止めを刺そうと必死で抵抗する。

だが運命は無情だ《魔性の教示者》を打たれた Haim お手上げと言った感じで通すと、場に《ナントゥーコの影》が登場 Dougherty のマナは既に 10 マナ有り 11 / 10 の化け物が出てきてしまい Haim 絶体絶命のピンチに立たされる。

《ナントゥーコの影》のアタックを通すしかなく一撃で 12 点も受け、勝つためには《霊気の噴出》を引かねばと言う状況で引いてくるのは《行き詰まり/Standstill》...。

↑のフルアタック時に《アクアミーバ》の能力を使っていれば、場にいる《熊人間》と《アクアミーバ》でのフルアタックで勝利も有ったのだが手札の温存を選択したために勝利を逃した。

Final Result : Robert Dougherty Win

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