準決勝: 石田格 vs. Alex Shvartsman

更新日 Event Coverage on 2002年 2月 17日

By 藤田憲一

準決勝は「ミスターグランプリ」こと Alex Shvartsman と、日本のエース石田格。なんとか日本開催のグランプリではタイトル流出は防いでもらいたいところだ。
それにしても Alex のグランプリ Best8 へ残る頻度は相当なものだ。伊達に全世界へのグランプリに参加していない。・・・他人事ながら、お金平気なの?と正直思う。

Game 1

ダイスロールで勝った石田は後攻を選択。アレックスが 3 色デッキということで、カードアドバンテージを重視したのだろう。先手のアレックスは、1、2 ターン目ともに《ダークウォーターの卵/Darkwater Egg》をキャスト。石田は《正義の巡礼者/Pilgrim of Justice》からスタートという静かな立ち上がり。
石田は続いてエースの《取り憑かれた遊牧の民/Possessed Nomad》をキャストして攻勢に出ようとするが、返しで出てきた《凶暴象/Rabid Elephant》でピタリとストップ。その後、お互いが《ゾンビの暗殺者/Zombie Assassin》をキャストして膠着状態に入った。
ここで状況を打開するためにアレックスがキャストしたのは、青黒デッキでの強力クリーチャー《ボールシャンの協力者/Balshan Collaborator》。いや、ホントこいつはゲームが終わるクリーチャーだよね。石田は《ゾンビの暗殺者/Zombie Assassin》があるとはいうものの、なぜか墓地が一枚も無い。
困った石田は、とりあえず《取り憑かれた遊牧の民/Possessed Nomad》でアタック。マナが無いアレックスのプレイミスを誘いに行った。 ここでアレックスは《ゾンビの暗殺者/Zombie Assassin》でブロック、そしてダメージスタック後にそこら辺を歩いていた《ティーロの信者/Teroh's Faithful》を除去。それを見た石田は《励まし/Embolden》で《取り憑かれた遊牧の民/Possessed Nomad》のダメージを軽減。ここは石田が一本とった形だろう。そして畳み掛けるように《熟練の薬剤師/Master Apothecary》をキャスト。場は石田の形になってきたかと思われた。
ところが今度はアレックスが仕掛ける。石田の墓地が二枚になったところで、《墓をこじ開けるもの/Gravegouger》をキャスト。やむなく石田は《ゾンビの暗殺者/Zombie Assassin》を《ボールシャンの協力者/Balshan Collaborator》へ起動するが、アレックスはこれを《霊気の噴出/Aether Burst》で回避。ここの攻防はアレックスの勝ちだ。両者一歩も譲らない好ゲームといえるだろう。
弱った石田は、《カーターの願望/Kirtar's Desire》を《ボールシャンの協力者/Balshan Collaborator》にキャストしてアタックは封じるものの、スレッショルドしていないので攻撃が出来ない。
ここでお互いドロー・ゴーを繰り返すモードになってしまい、どちらが先に打開策を引くかが勝負の分かれ目になってきた。
そして先に動く事が出来たのがアレックス。《エイヴンの風読み/Aven Windreader》《サイカトグ/Psychatog》《魂の災い魔/Soul Scourge》とトップデッキし、石田の戦線を破壊し始める。おまけとばかりに《ラクァタスのチャンピオン/Laquatus's Champion》までトップデッキ!
石田もなんとか《カーターの願望/Kirtar's Desire》を《ラクァタスのチャンピオン/Laquatus's Champion》に貼る事に成功するが、粘りもそこまで。《エイヴンの風読み/Aven Windreader》により次のドローが土地であることが判明した時点で投了した。

Alex 1-0 石田

Game 2

先攻は石田。
2 ターン目、アレックスの《催眠の悪鬼/Mesmeric Fiend》が《避難/Shelter》をリムーブしたところからゲームスタート。
その後、アレックスが《セファリッドの斥候/Cephalid Scout》、石田が《幼年期の怪物/Childhood Horror》と展開したところでアレックスの場にゲームエンドカードが登場した。トーメントでの殿堂カード《ナルシシズム/Narcissism》だ。なにしろ、クリーチャーが通ってしまうと立ってる緑マナ× 2 点が抜けてしまうと言う摩訶不思議なカード。石田はこれ以後、相当ブロックに気を使う必要がでてきてしまった。
ところが、クリーチャー展開的には石田が優勢。《ゾンビの暗殺者/Zombie Assassin》《取り憑かれた遊牧の民/Possessed Nomad》《秘教の盲信者/Mystic Zealot》と展開。対するアレックスはなぜか引くのはサイズの小さいものばかり。なんとか《ナルシシズム/Narcissism》のおかげで相打ちには取っていくものの、あきらかにカードアドバンテージを失っていく。あまつさえ、《ボールシャンの協力者/Balshan Collaborator》ですらチャンプブロックに使用せざるを得ない始末。
最終的に《敬愛される司祭/Beloved Chaplain》が止まらず、二本目は石田が押し切った。

石田 1-1 Alex

Game 3

先攻はAlex。一本目と同じように卵を二個セットからスタート。
対する石田は、手札は真っ白だけど平地が無いという展開。沼沼沼ときてなんとか平地を引き、クリーチャーを並べ始める。
順調に《巡視犬/Patrol Hound》《幼年期の怪物/Childhood Horror》と展開する石田。あるいはこのまま押し切ってしまうかに思われた・・・しかし、ここからアレックスの猛反撃が始まる。
《魂の災い魔/Soul Scourge》が一発殴った後、でてきたのはなんと《ラクァタスのチャンピオン/Laquatus's Champion》!石田のライフは、一回しか殴られていないにもかかわらず 8 点にまで落ち込んでいった。
なんとかしたい石田は、《巡視犬/Patrol Hound》に《孤立の力/Strength of Isolation》をつけてアタック、そして《ティーロの信者/Teroh's Faithful》でライフを回復しつつチャンプブロッカーを確保。なんとかダメージレースに持ち込もうとした。
しかし、ここでアレックスがキャストしたカードは、またも殿堂カード《ナルシシズム/Narcissism》。これで石田はほとんど何も通せない状態に陥ってしまった。
《ラクァタスのチャンピオン/Laquatus's Champion》をチャンプブロックして耐える石田、なんとか《熟練の薬剤師/Master Apothecary》をキャストして唯一の状況打開カード、《やつれ/Waste Away》を待つ。
だが、残りライフ 8 点となった石田に最後の時が訪れた。ブロックをくぐりぬけた《セファリッドの斥候/Cephalid Scout》に《筋力急伸/Muscle Burst》、そして《ナルシシズム/Narcissism》を 3 回起動・・・。パワーが 10 点となって《熟練の薬剤師/Master Apothecary》のプリベントを突き破り、アレックスが決勝へと駒を進めることとなった。

Alex 2-1 石田

Win Alex

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