Feature: 2006年度日本代表チーム

更新日 Event Coverage on 2006年 8月 27日

By Event Coverage Staff

■ 森 勝洋/Katsuhiro Mori – National Champion

「世界王者にはなったけど、日本王者にもなりたいんだよね」

天才はどこまでも貪欲だ。

しかし、その貪欲さもまた、森 勝洋の強さを支えている要因のひとつなのだろう。
誰でも理想を口にすることはできる。だが、それを現実にすることが許されるのはほんの一握りである。そして、その一握りに選ばれた森 勝洋は、新たな段階へと進み始めているのかもしれない。

今年12月にパリはルーブル美術館で開催される世界選手権に、森は、個人戦だけでなく国別対抗戦の「2年連続優勝」もかけて参加することとなった。今までなら、理想ですらなくただの夢物語であった偉業。しかし、新たな段階へと進み始めた森 勝洋に、期待するなというほうが無理な話なのではないだろうか。

■ 山本 昇平/Shouhei Yamamoto – National Team Member

「8位? ジョークでしょ?」

勝負どころでフィーチャーマッチとなった第13回戦に敗れてしまい、最終戦には勝利したもののTop 8の可能性は全く考えていなかった山本は、最後の最後で名前を呼ばれて、こう答えてしまったという。

降って沸いたような日曜日の決戦、しかし見事に星を重ねて決勝にまで上り詰めてみせた。「デッキ相性と相手の事故に助けられました」と謙虚な彼だが、強運もそれをつかみ取るだけの実力がなければ意味がないものである。

山本は、普段、広島・西条にあるショップ「ACP」で仲間とプレイしており、今回用いたデッキもそこが発祥であるという。「コントロール勝負ではトッププロに敵わないので、早いデッキを」という選択が、好結果を生んだのだ。

世界選手権には出場予定。「初めてのプロツアーなので、楽しみです」という彼は、どんなパフォーマンスを見せてくれるだろうか。

■ 片山 英典/Hidenori Katayama – National Team Member

「このデッキで頑張りましたよ!」
1日目の終了時、片山は嬉しそうに、顔見知りである筆者に話しかけてくれた。そこで見せてくれたデッキは、お世辞にも強力とは言いがたいもので、成績も2-2であったという。スタンダードでは仮想敵を割り切った赤黒バーンで好成績を挙げた後だけに、気落ちしてもおかしくない。しかし、散々なドラフトから2勝を挙げられたということに手ごたえを感じ、次の日への切り替えをできているようだった。その後の快進撃はご存知のとおりである。
彼には「着実な」という言葉が良く似合う。彼の「芯」は、大舞台になったときにはさらに意味を持ってくることだろう。マジックへ向かう純粋な気持ちが、困難な扉を少しずつ開いていく。フレッシュな日本代表チームに、こちらも2年連続となる快挙を期待したい。

■ 石丸 健/Ken Ishimaru – National Team Reserver

「これで、気が少しは楽になりました」

3位決定戦で敗れた直後、石丸がふと話したことである。

社会人として生活を送る身では、長期の休みを取ることはなかなか難しいという。ましてや、10月には出場を予定しているプロツアー神戸もあり、そちらの休みの兼ね合いもあるのだ。日本代表という重責を担うことは(おそらく)なくなったが、それゆえに気楽な立場で世界選手権に向け「休暇獲得というRound 0」を戦うことができそうだ。

そんな状況にある石丸だが、挑戦者でありながらも安定した「老練な新鋭」のプレイングでトーナメントを沸かせるほどの実力を持った彼だから、パリに行けた暁には、心からマジックを楽しんでいる姿が見られることだろう。

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