Feature Match Round 14 ,The Moment of GLORIOUS!!

更新日 Event Coverage

By 真木孝一郎

Sasakawa Tomohide vs Tsuyoshi Fujita

ついにこの時がやってきた。そう、我ら日本人全デュエリストの悲願であるPro Tour Top 8 誕生の時である! ここまでの成績は以下の通り

 Sasakawa Tomohide 10 - 3 30pts
 Tsuyoshi Fujita 9-3-1 28pts

勝負が決した場合は勝者が、仮に引き分けだとしても笹川知英がBest 8 に・・・という日本初のプロツアーに相応しい舞台が用意されたのだ。

Game 1

藤田が一回、笹川が二回のマリガンという互いに万全では無い状態で歴史的がスタートした。
最初に動いたのは先手の藤田。
Addleで黒を指定し、マリガンして少なくなっている手札を守るべく Ravenous Rat を笹川のハンドより抜く。
一方の笹川は Turn 3 、三枚目の土地を置けなかった藤田を尻目に、Pyre Zombie を召喚し、順調に戦いの口火を開く。Turn 4 、藤田は一ターン遅れて土地を発見、Counter Shambler でのアドバンテージ能力に必要な基本マナを揃える。
そう、これによって、Recoil、Exclude、Repulseといったカードが使用可能になるのだ。
さっそく藤田はその能力をみせつける。
Turn 4 、攻撃してきた Pyre Zombie を Recoil。
これ自体は当然のようにサクリファイスされたものの、Turn 5 鼠を Exclude 、Turn 6 Blazing Spector も Exclude 、マリガン分を取り返すに十分なアドバンテージをゲットする。
一方の笹川も初の大舞台ながら細心の注意を払いつつプレイを行う。欲を言えば多少慎重すぎるぐらいであろうか。

笹川が再度鼠をキャストすると、藤田は Fact or Fiction 。めくれたのは・・・

 鼠 鼠 土地二枚 Urborg Shambler

笹川は数少ない手札を守るべく犠牲を覚悟し、鼠 X 2 とそれ以外に分割。
藤田は後者を獲得し、鼠の効果で島を墓地に。
次のターン藤田はついに Shambler を場に出る。このマッチアップでのこの生物の存在は大きい。通常の Void デッキにおいて黒以外の生物は基本的に Skizzik しか入っていない。それに加えて鼠、 Nightscape Familiar 、 Pyre Zombie という三種の生物が場に出た瞬間に死亡してしまうのである。

追い込まれた笹川。だが、勿論勝負を捨てたりはしない。冷静に先を見据えて Pyre Zombie を手札に回収しつつ、 Shivan Zombie を場に送り出す。

藤田の初めての攻撃。四点のライフを削り取る。そして迎えた笹川のTurn、再び彼は動いた。そして、考えたのちに面白い行動を起こす。まず三点の Ghitu Fire を Shambler に打ち込んだのだ。藤田は即座にこれを Undermine 。
数少ない Damage Source を守る。
それを見届けた後に笹川はあらためて Urza's Rage を Shambler に。 これには藤田もなすすべが無い。あえて、カウンターを使わせた上で Pyre Zombie を始めとする攻撃に移ろうという計画なのか。

だが、藤田はさらにその上をいった。満を持して、 Yaugmoth's Agenda を場に置いたのだ。既に藤田剛史の墓地は Shambler は勿論のこと、数多くのカウンターや Repulse に満ちている。もはや笹川に対抗手段は無かった。

数ターン後、笹川は投了する。

Game 2

会場中の期待を一心に集めているこのマッチ。日本人プレスもそのほとんどが姿を見せていたものだ。

今回は両者ともに初手をキープ。まずは笹川の鼠が Prohibit を、続いて藤田のそれが Ghitu Fire をそれぞれ両者の手札から奪い取る。しかる後にこの鼠は相打ち。
Turn 4 。笹川はさらなるアドバンテージを求めて Spector を召喚。
だが、藤田は冷静にこれを Repluse し時を稼ぐ。再び召喚された Spector はなんと再度 Repulse によって手札に戻されてしまう。ならば、と笹川は一旦矛先を変え Addle を唱えるがこれは藤田の禁性によって防がれる。両者共に素晴らしい攻防だ。

風向きが変わったのは再び笹川が Spector で攻撃を行った次のターン。
この攻撃は邪魔されること無く成功した。そう、藤田はレスポンスで Fact or Fiction を使用したのだ。この Fact により、藤田はついに念願の Agenda 入手に成功する。もはや十分とばかりに藤田は Spector の効果に対し Addle をDiscard。
  Agenda が再び場に。

笹川は次のターンも Spector で攻撃を行う事に成功するが、攻勢もそこまで。
次ターン以降藤田は豊富な墓地資源を背景に圧倒的優位をものにする。
手始めに Spector を Repulse 。そして再度召喚されるのを狙い通りに Exclude。笹川も勿論解ってはいるが対処のしようが無い。

その後も隙の無い藤田の怒涛の攻めが続く。
鼠によって全ての手札をもがれ、完全な無抵抗状態に追いやられる笹川。

最後の時がやってきた。もはや必要無い、と藤田は万全の手札から Recoil によって Agenda を戻し、一匹また一匹と Shambler を場に出していく。

勝負は決した。
  日本人初のPro Tour Best 8 入り、藤田剛史は己の持てる力全てでそれを手にいれたのだ。

Fujita 2 - Sasagawa 0

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