Feature Match Round 14 Sasanuma Kiyoshi VS Olivier Ruel

更新日 Event Coverage

By 松井健治

PT 東京最終戦。
ここまで死力を尽くして戦い抜いたが、残念ながら彼らはベスト 8 を狙えるラインにはいなかった。
それでも最後まで戦い続ける彼らの勇姿をレポートしたい。

笹沼は PT の常連と言う訳ではないが、日本の誇る”地雷”系デッキビルダーであり、 98 年 APAC においては、後に” Japanese Pandemonium ”と恐れられる笹沼自身のオリジナルチューンデッキ、《伏魔殿》デッキで 2 位という成績を残している強豪プレイヤーだ。
今回この笹沼の使う赤黒《虚空》デッキは一見普通に見えるかも知れないが、サイドボードに普通では考え付かないさまざまなデッキに対してのカードを用意している。
この笹沼の対戦相手である Olivier Ruel は Antoine Ruel の実の兄であり、マジック界では O'Mahoney-Schwartz と並ぶ有名兄弟プレイヤーである。
Ruel 自身の成績は GP などで 3 回のベスト 8 経験などあり、 2000 年のカンヌで開催されたチーム GP では” Black Ops ”というチームで優勝している。
こんな彼の今日使っていたデッキはカウンタードロマーで、他のプレイヤーの使っていたものよりさらにカウンターが多いものと思ってくれるといいだろう。

Game 1

先手、笹沼の土地状況については問題無いのだがクリーチャーを引いておらず、《虚空》、《終止》、《ウルザの激怒》が初手に。
相手がクリーチャーデッキであれば悪くない手札ではあるのだが。
Ruel は島、平地、沼と綺麗に土地を引いている上に《虚空》デッキでは非常に除去しにくいクリーチャー、《ガリーナの騎士》が控えている。
土地を並べる事しか出来ない笹沼は Ruel の 2 ターン目にキャストしてきた《騎士》を除去出来ずに殴り続けられ、 5 ターン目に《騎士》を除去するべく《虚空》を撃つが《ドロマーの魔除け》がそれを許さない。
Ruel は《騎士》を召還したは良いが、土地を引いてこない。
7 ターン目にやっと《火葬のゾンビ》を引き、やっと反撃の狼煙を上げようとしたところで Ruel が土地を引き、《嘘か真か》を撃つと 3 枚の土地に《ドロマーの魔除け》と《嘘か真か》が含まれた 5 枚を土地 2 枚と《嘘か真か》の 3 枚と、《魔除け》と土地の 2 枚に分けたところ、 Ruel は後者を選択。
メインに入った Ruel は土地をセットし、《嘘か真か》を撃ったせいで 9 枚になった手札から零れ落ちてきたカードは《総くずれ》の 2 枚。
この時点で場をひっくり返す事が出来ないと笹沼は悟ったが、ゲームを続ける。
だが願い空しく、 Ruel の 12 ターン目には《騎士》 1 匹に最後の 2 点を削りきられたのだった。

Ruel 1 - 0

galinas knight

Game 2

1 本目の様に《騎士》 1 匹でまた押し切られるのではないかと要らぬ不安がよぎる 2 戦目。
先手の笹沼は《火葬のゾンビ》と《サーボの暗殺者》等があり土地は 3 枚。
Ruel も同じく 3 枚の土地からスタートし、先行した笹沼が 3 ターン目に《地盤の揺らぎ》をプレイ。
赤緑では《過ぎたる実り》が使われているが、笹沼はキャスティングコストが赤だけでよいこのカードを対カウンターデッキ用に採用した。
実際このカードのおかげで 4 ターン目に《燃え立つ死霊》が安全にキャストできたのもあったが、返しのターンで Ruel から《ロボトミー》が飛んでくる。
ここで 3 枚の《ギトゥの火》抜かれるが、慌てることなく笹沼のサイドカードである《闇の疑惑》をキャスト。
これで笹沼の対カウンターデッキ用のカードが同時に張られたが、これで完全に相手に圧倒したとも思えない。
この状況が少し続き、多少なりとも《闇の疑惑》が Ruel のライフを奪っていくが、それもほんの 4 点ほどである。
手札に対ドロマー用の《サーボの暗殺者》があるのだが《総くずれ》をどうしても警戒して、《暗殺者》をキャストすることが出来なかったが、《頭の混乱》をドローした笹沼は色指定を白としてキャスト。
そこに《総くずれ》が無い事を確認しながら、 Ruel の手札にあった《テフェリーの壕》を落とし、《火葬のゾンビ》、《サーボの暗殺者》をプレイするが、 Ruel のドローは《総くずれ》。
場を一掃した Ruel は次のターンに《追放するものドロマー》をタップアウトでキャスト。
《シヴのゾンビ》をキャストして《死滅都市》などで Ruel の残り少ないライフを攻め続けるが、唱えるスペルというスペルを《吸収》でカウンターされ続け、笹沼がドラゴンに 2 回殴られところで残りライフが 8 。
そこで笹沼が出すしかなくなった《火葬のゾンビ》は Ruel からのとどめの《蝕み》でカウンターされ、笹沼のライフを 5 にする。
ドラゴンの攻撃を次のターンに食らう事しか出来ない笹沼は、 Ruel に握手を求め、投了を宣言した。

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