Feature Match Round 2: Mori Katsuhiro VS Antoine Ruel

更新日 Event Coverage

By 森慶太

今や日本を代表するプレイヤーとして世界的に認識されるにいたった森勝洋は、林智加良が構築した赤緑ステロイドを黒タッチにしたデアリガズカラーのデッキを選択。
これによって同系ステロイドなどへの耐性が飛躍的に向上したとのことで、奇遇にも、対面する Antonie Ruel は所属チーム Black Ops が手がけた赤緑ステロイドを使用していたのであった。そう、Ruel は今回のマスターズでも優勝候補の有力候補に挙げられたフランスの強豪チームのメンバーなのだ。
そして結論から先に述べてしまうなら、林智加良が意図した通りの展開が繰り広げられており、臨席していた Trevor Blackwell らを感嘆させたものだった。

Game 1

先攻の森勝洋の第 2 ターンの《荊景学院の使い魔》が、開戦の号砲であった。
これは Ruel の《疾風のマングース》によるブロックでもって即座に応戦されるも、森は続く第 3 ターンに《カヴーのタイタン》を展開。これも Ruel の《荊景学院の戦闘魔道士》のキッカー能力によって葬られ、早くも消耗戦の様相を呈していたかのような印象を強くもったものである。

「アドヴァンテージがモノをいう!」

thunderscape battlemage

クリーチャー同士での消耗戦を制するのは、もちろんクリーチャーそのものの質によるところが大である。しかし、いかにして相手を出し抜けるか、つまりアドヴァンテージを獲得するかにかかっているということもまた明白だろう。 森勝洋はよどみなく土地を展開し続け、第 5 ターンには《カヴーのタイタン》をキッカーつきで召喚。これは直後のキッカー《スキジック》への相打ち要員となってしまったのだが、第 6 ターンには《雷景学院の戦闘魔道士》をキッカーつきで召喚し、Ruel の虎の子であった最後の 2 枚の手札を叩き落したのである! ここでハンドアドヴァンテージでの格差を生じせしめた森は、さらなる 2 枚の《カヴーのタイタン》や《怒り狂うカヴー》といった攻撃陣を圧倒的に展開し、苦し紛れの《殴打》によって生み出されたトークンも《ギトゥの火》でもって排除。
ライフを削りきられるのを待たずに、Ruel はデッキを片付けだした。

森 1-0

Game 2

サイドボードからも、圧倒的にアドヴァンテージを稼ぎ出すことが期待される《虚空》や、サイズ面で比類ない《シヴのワーム》などを追加した森勝洋。一方のRuel も《シヴのワーム》や《火炎舌のカブー》といった対同キャラ要員をサイドボードから加えたのだった。
思えば、この第 2 戦目も、第 10 ターンには終幕となったものである。

初手から《タイタン》を持っていた森勝洋であったが、手札の土地が潤沢であることを確認し、これを第 2 ターン目には召喚しなかった。
一方の Ruel は第 2 ターンに《マングース》を展開し、これによってライフ面では先攻したのだったが、いかんせんドローが今ひとつであったようだった。
幸運にも後続を連打される前に第 5 ターンを迎えた森は、想定どおりに《タイタン》をキッカーで召喚。Ruel は 6 ターン目にようやく後続の《荊景学院の使い魔》を召喚したものの、これは即座に森の《火炎舌のカヴー》の餌食となってしまった。 ようやくファッティと呼べそうなクリーチャーである《タイタン》を第 8 ターンに召喚できた Ruel ではあったが、お互いの《ギトゥの火》が双方の《タイタン》を除去しあうこととなる。序盤こそ先攻していたはずの Ruel だったのだが、《火炎舌》や《タイタン》のサイズによっていつの間にやら残りライフ 6 という危地に立たされていた。
そして、森がトップデッキした《シブのワーム》を、なんとか引き当てた2 枚目の《タイタン》と《使い魔》でもって相打ちにするしかない状況にまで追い込まれた Ruel の前に森勝洋がキャストしたスペルこそが《虚空》であった。
こうしてみると、森の勢いばかりが目立つマッチであったかもしれない。

森 2-0

最新Event Coverage記事

Featured

2015年 11月 16日

2001 Grand Prix Sendai Coverage by, Wizards of the Coast

2001 Grand Prix Sendai Coverage 相次ぐ新星の誕生 10 年ぶりの記録的大雪とのことで、積雪は 20cm 近かった。 2 日目は初日の豪雪が嘘であるかのような快晴となったものだが、やはり北国の冬らしく深々とした寒さが印象的だった。 細かい点にまで言及してはキリがないが、とりあえず今回の上位陣の顔ぶれを見て特に印象的...

記事を読む

Featured

2015年 11月 16日

2002 Masters Series San Diego Coverage by, Wizards of the Coast

2002 Masters Series San Diego Coverage In the first game of the finals, it seemed that Karma was on the side of Humpherys. Fuller only needed a bounce spell to wa...

記事を読む

記事

記事

Event Coverage Archive

過去の記事をお探しの場合 アーカイブのページをご覧ください。人気の著者による、数千にわたるマジックの記事が残されています。

一覧を見る