Finals: 石田格 vs. 中村修平

更新日 Event Coverage on 2015年 9月 2日

By 黒田正城

いよいよ決勝である。日本トップの実力者である石田は、ここで何としても念願の初タイトルを手にしたいところだ。対する中村は実績こそ目立つものはないが、関西ではなかなか実力を認められている若手プレイヤーである。

Game 1

両者初手は問題なくスタート。石田は Evasive Action で 2 ターン目の Raging Kavu をきれいにカウンターし、場のクリーチャーをひとまず処理した。中村がカウンターを警戒して何もせずエンドしたので、石田は Fact or Fiction で手札を一気に補充。一方中村の手札には完全無駄カードの Flametongue Kavu が 2 枚含まれており、実質意味をなすカードは Thornscape Familiar 1 枚だけといっていい。片っ端からクリーチャーをカウンター、除去し、時折 Fact or Fiction で手札を補充する、石田にとっては理想的な展開である。お互いに土地が 7 枚並んだ時点で、場には何もなく石田のライフはまだ 15 も残っていた。 Prophetic Bolt を打って見た 4 枚の中に Goblin Trenches を発見した石田はすぐさまこれをキャスト、カウンターポストの時と違ってこのカードが出てしまうと相手のライフは一瞬にしてなくなる。すぐに 4 匹のトークンが場に現われ、中村のライフを削りきった。

石田 1-0 中村

Game 2

石田のデッキの強さはサイドボードにも強く表れている。メインデッキにはクリーチャーを入れていないが、サイドには Lightning Angel や Rakavolver といった強力クリーチャーが含まれているため、中村の側にすればサイドボード時にクリーチャー対策カード、というよりも Flametongue Kavu を抜ききれないのがつらいところだ。意外なことに、中村は非常に厄介な存在である Goblin Trenches を割るカードを一切サイドインしていない。おそらく張られたら負けという考えなのだろうが、その前に石田の鉄壁の防御を崩すのはそうたやすいことではないと思われる。

中村は土地が森 2 枚しかない状態で発進。対する石田は順調に土地を並べ、中村の展開を遅らせようとする。最初に放った Breath of Darigaaz で Thornscape Familiar と Blurred Mongoose をきれいに除去した。何とか山を引き当てた中村が Raging Kavu をキャストするが、待っていたのは Exclude 。一方余裕の見える石田は、土地が 6 枚そろうや否や、赤緑のステロイドにとって悪夢のようなダブルキッカーの Rakavolver を召喚、瞬く間に石田のライフは射程圏外に去っていった。中村は最後の望みを託して Ghitu Fire を放つが、これも Absorb され、石田の勝利が決定したのだった。

おめでとう、世界最大のグランプリチャンピォン、石田格!

石田 2-0 中村

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