
Game 1
決勝の異様な雰囲気にのまれたのか、百瀬は試合の途中で誤って卓上のサイドボードとデッキを取り違えてドローしてしまう。
厳正なジャッジの審査の結果、このミスに対して警告が百瀬に与えられた。
だが、このミスとは全く関係無く、ドラフトデッキを作成した時点で劣勢な百瀬はいいところなく一本目を落とす。
Game 2
後手の Fuller は Turn 2 Thornscape Familiar をキャスト。手札に 4 Mana 以上の生物しか無い百瀬は即座にこれに Lightning Darts を放つ。
次に動いたのはTurn 4 。百瀬 の Volcano Imp である。返しで Fuller は Glimmering Angel を場に。しばらく互いに戦線を強化しあい、幾らかのダメージを重ねた後百瀬が動いた。まさに爆弾、Darigaaz, the Igniter を召喚する。
思わず Terminate にドラゴンの来襲を告げる Fuller。彼は自分のターン、土地をセットしただけでターンを百瀬に返す。
フルマナアンタップ状態のFuller、はたしてこれは何を意味するのか? だが、攻める以外に選択肢の無い百瀬。Fuller のデッキには赤と黒両方の Acolyte が入っている。それを引かれる前に勝負をつける必要があるのだ。
百瀬は腹をくくって Attack を行う。だが、この決勝の場に只の男が座っているわけは無かった。 Glimmering Angel でブロックを宣言。 Angel に Kick の Explosive Growth を使用する。 7 / 7 ! 。フルマナタップでのこの行動、何かしら百瀬にレスポンスがあれば全ては無と化す。だが、Fuller はあえて勝負に出た。もし攻撃を通して手札を見られてしまってはもうチャンスが無い。
そして Fuller は賭けに勝利する。
結局これが勝負の分れ目であった。
安藤玲二が敗れ、石田格が勝利し、全ては百瀬の結果にかかる。
だが、 Benalish Lancer に Armadillo's Cloak がついた。それをどうにかする手段はドラゴンを失い、手札の無い百瀬には残されていなかった。

Panzer Hunters は後一つの階段を上りそこねた。
だが、彼らの目に落胆は無い。
既に Grand Prix 横浜への戦いが始まっているのだから。
AlphaBetaUnlimited 2 - Panzer Hunters 1