Gateway ラウンド 4: 岡本尋 vs. Amiel Tenenbaum

更新日 Event Coverage on 2002年 5月 2日

By 松井健治

 Gateway 4 回戦。
 残る日本人は岡本のみとなってしまった。

 なんとか先に進みたい岡本の前に立ちふさがるのは、今年のルーキーレースで 2 位につけている Tenenbaum 。

 今回の 2 人のデッキは、岡本が Donate-Oath で、 Tenenbaum が不思議な《総体の知識/Holistic Wisdom》を使う 4 色デッキ。

Holistic Wisdom
 Donate-Oath に関しては他の稿を見てもらえば解るが、 Tenenbaum のデッキは「不思議」の一言である。
 だが、中身を空けてみると実に的確なカードが多彩に採用されており、注意の必要な危険なデッキである。

Game 1

 先手を取った岡本は 2 ターン目に《サファイアの大メダル/Sapphire Medallion》をセットし、《蓄積した知識/Accumulated Knowledge
》と序盤は順調だが、 島 3 枚で土地がストップしてしまう。
 しかたがないので、もう 1 枚《サファイアの大メダル》をキャストする頃、 Tenenbaum は《総体の知識》をキャスト。

 岡本は困り果てる。

 それもそうである。
 Tenenbaum の場にある土地は《Tundra》、《Tropical Island》、《Bayou》と 4 色あり、まだデッキの全様がつかめないでいる。

 多分、デッキのキーカードなのであろうが、これを通す岡本。
 未知のデッキに対して、カウンターを乱発する気には確かにならない。

 ここから岡本は土地を引き始めるが、ドロー強化やコンボパーツをを何も引かないままターンは過ぎ行く間、 Tenenbaum が《キマイラ像/Chimeric Idol》をキャスト。
 これまた困る岡本。
 未知のデッキから《ドルイドの誓い/Oath of Druids》が効かないクリーチャーが現れ、なんとも言えない表情をしている。
 結局《キマイラ像》を通してドローを続けるが、引いてくるのは土地ばかり。

 その間に Tenenbaum は《嘘か真か/Fact or Fiction》を《総体の知識》を使って何度も打ち、手札を充実させてから《強迫/Duress》と《ジェラードの評決/Gerrard's Verdict》で岡本の手札を 0 にまで破壊。

 成す術の無い岡本。
 次のドローで《Illusions of Grandeur》を引いた岡本は、気まぐれにこれをキャストしてみるが、何の解決にもならない事を悟った岡本は投了する。

岡本 0 - 1 Tenenbaum

Game 2

 再び岡本は先手を取り、 2 ターン目に張る《サファイアの大メダル》から《綿密な分析/Deep Analysis》、そしてこれをフラッシュバックと、ドローを確実に高めて行く。

 その間に Tenenbaum の出来た事は《強迫》を打ち、《サファイアの大メダル》を《名誉回復/Vindicate》で破壊出来たぐらいであろうか。
 
 Tenenbaum が攻めあぐねいている間に、岡本は《直観/Intuition》からの《蓄積した知識》で更にドローを高め、引いてきた 2 枚目の《直観》でサイドボードから投入した《基本に帰れ》 3 枚持って来て Tenenbaum の動きを凍らせる事に成功。

 ここまで来れば岡本の独壇場。
 更なる《Marchant Scroll》や《直観》でライブラリを圧縮し、《Illusions of Grandeur》から《寄付/Donate》と綺麗にコンボを決めて、 2 本目は岡本が星を取り返した。

岡本 1 - 1 Tenenbaum

Game 3

 先手は Tenenbaum に移り、1 ターン目に《強迫》のキャストからゲームが始まる。
 そこには、先程のゲームを落とす原因となった《基本に帰れ》の姿があり、これをディスカードさせ、そのまま《総体の知識》、《浄化の印章/Seal of Cleansing》、《破滅的な行為/Pernicious Deed》と、場を固めて行く。

 早速追い詰められる岡本。
 《浄化の印章》まで張られて勝負あったかと思われたが、 2 ターン目のドローで《直観》を引いたおかげで持ちなおす事に成功。
 基本通り、《直観》からの《蓄積した知識》で手札を伸ばし、その中から手に入れた幸運の 4 枚目の《蓄積した知識》をキャストと、勢いづく岡本。

 伸ばした手札から十分に土地を並べ、《浄化の印章》に《転覆/Capsize》を打ってこれを使用させ、Tenenbaum のマナがない時に《Illusions of Grandeur》出してこれを《破滅的な行為》で破壊させ、完全に場を平らに戻す。
 そして Donate-Oath の持ち味の一つである《ガイアの祝福/Gaea's Blessing》と《蓄積した知識》を使ったライブラリコントロールを開始。

 そこから勝負がつくのは一瞬の事だった。
 使い終わったコンボパーツをライブラリに戻し、《蓄積した知識》で引きなおし、2 枚セットでコンボパーツを提示すると、 Tenebaum は無言でカードを片付け始めたのであった。

岡本 2 - 1 Tenenbaum

Final Result : 岡本 Win

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