Live Coverage of 2004 Pro Tour Seattle

更新日 Event Coverage on 2004年 7月 11日

By 藤田 剛史

Fireball側が泰然自若と「パックを見てから考えましょう」と戦前にかたっているのに対して、S.A.I.は綿密な打ち合わせをしてきているようだ。

「これまでの傾向からして格(志村の相手)が緑系、真ん中の池田君(射場本の相手)が親和、尋(有田の相手)は白系っていうのがあっちの色配分っぽいんですよね。だから、格と戦うイチローに《恐怖/Terror》系の黒い除去を、真ん中のここにはアーティファクト破壊を重点的に、尋とあたる有田には白を渡すことになると思います。もっとも、相手の動きがこれまでと違うようだったら話は変わりますし、出現したカードしだいというのはありますけどね。」

とは射場本の談。はたして実際のドラフトはどのようなドラマを見せてくれるだろうか?

www.shop-fireball.com2
Player A:石田 格 (vs.志村)
Player B:池田 剛 (vs.射場本)
Player C:岡本 尋 (vs.有田)

S.A.I.
Player A:志村 一郎 (vs.石田)
Player B:射場本 正巳 (vs.池田)
Player C:有田 隆一 (vs.有田)

Mirrodin

Pack 1:開封者 射場本

いきなり色が決まるわけではないが重要な意味を持つ最初のパック。

《骸骨の破片/Skeleton Shard》《横暴/Domineer》《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》《厳粛な空護り/Somber Hoverguard》《粉砕/Shatter》《レオニンの居衛/Leonin Den-Guard》と強いカードが6枚というわかりやすいパックでドラフトが始まった。

射場本と有田が話し合った(ジェスチャーで)結果、射場本が《骸骨の破片/Skeleton Shard》、有田が《粉砕/Shatter》を取り、一方のfireballは司令塔石田の指示により、石田《厳粛な空護り/Somber Hoverguard》、池田《横暴/Domineer》、岡本《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》と取り、残った《レオニンの居衛/Leonin Den-Guard》を志村が取る立ち上がりとなった。

Pack 2:開封者 有田

ミラディン最強カードの一つ《水晶の破片/Crystal Shard》が出たことにより有田は青に進む事になる。また池田が《ピューターのゴーレム/Pewter Golem》を取って青黒神話を、岡本・志村がそれぞれ《上昇スリス/Slith Ascendant》・《兵士の模造品/Soldier Replica》を取って白への路線を目指す。射場本はそのまま《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》をとって黒を確定、石田は《ヴァルショクの狂戦士/Vulshok Berserker》を取ったが色を決めるにはまだ至らない。

Pack 3:開封者 石田

パックに《恐怖/Terror》《流血スリス/Slith Bloodletter》《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》《光明の天使/Luminous Angel》《テル=ジラードの射手/Tel-Jilad Archers》とある中で石田は《恐怖/Terror》をピック。続く池田に《流血スリス/Slith Bloodletter》を取らすのかと思いきや《屍賊の嘆き/Wail of the Nim》を、さらに白の岡本にあえて《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》を取らせて志村が《光明の天使/Luminous Angel》を射場本が《テル=ジラードの射手/Tel-Jilad Archers》と《流血スリス/Slith Bloodletter》を取る。

このパックで石田の黒と射場本の黒緑が確定した。

このパックについて石田は
「池田の相手が神話メタで来るのがわかっていたのでタフネス1のプロテクション(アーティファクト)を大量に除去できる《屍賊の嘆き/Wail of the Nim》を池田にあえてピックさせた」と語っている

Pack 4:開封者 池田

このパックは岡本がカット気味に《テル=ジラードの射手/Tel-Jilad Archers》をピックした以外はたいした事はおこらず、またこのまま岡本が緑を取るような気配もなかった。

Pack 5:開封者 岡本

《白金の天使/Platinum Angel》と《上昇スリス/Slith Ascendant》で岡本が《白金の天使/Platinum Angel》を、また《粉砕/Shatter》を射場本がカットした以外は全員自分の色のカードをピックしている。

Pack 6:開封者 志村

ミラディン最後のパックになったこのパック、《メガエイトグ/Megatog》・《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》と2枚の爆弾と数枚のぱっとしないカードで構成されたS.A.Iにとっては美味しいパックになった。

志村が《メガエイトグ/Megatog》を、射場本が《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer》を取って、有田が《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》を取る。

しかしこのパックに《錆胞子の羊/Rustspore Ram》が入っておりこれが池田の手に渡る。岡本が白であることと有田が《水晶の破片/Crystal Shard》を持っていることをあわせると有田が《錆胞子の羊/Rustspore Ram》を取ったほうが良かったのではないかと思われる。

Loxodon Warhammer

この時点での色の振り分けは

石田 黒 池田 黒青親和 岡本 白

有田 赤青 射場本 黒緑 志村 白赤

となっており石田、岡本の2色目以外は最後までこの方針で進む事になる。

Darksteel

Pack 1:開封者 志村

志村が《ロクソドンの神秘家/Loxodon Mystic》と《剃刀のゴーレム/Razor Golem》で《ロクソドンの神秘家/Loxodon Mystic》をピックしたが相手が黒ということを考えると《剃刀のゴーレム/Razor Golem》の方がよかっただろう。

Pack 2:開封者 岡本

岡本が《残響する破滅/Echoing Ruin》を取り赤白路線に進みだす。
他の5人も自分のデッキにあったカードをピックしてデッキを強化する。

Pack 3:開封者 池田

《精神の過負荷/Psychic Overload》と《ヴァルショクの鉄球/Vulshok Morningstar》で池田が《精神の過負荷/Psychic Overload》を指差すが、石田が《ヴァルショクの鉄球/Vulshok Morningstar》を主張。池田は石田の指示に従い《ヴァルショクの鉄球/Vulshok Morningstar》を取る。飛行クリーチャーを《ヴァルショクの鉄球/Vulshok Morningstar》で強化すると緑黒では確かに止まらない、悪くない選択だろう。

Pack 4:開封者 石田

射場本が《テル=ジラードの先導/Tel-Jilad Outrider》をピック。石田の《屍賊の嘆き/Wail of the Nim》作戦が功を奏す可能性が出てきた。

Pack 5:開封者 有田

射場本が《巨大戦車/Juggernaut》の2体目を速攻でゲット「親和にサイズ負けしないし《骸骨の破片/Skeleton Shard》で使いまわすとかなりおいしい」とは射場本

Pack 6:開封者 射場本

またもS.A.I側に爆弾カード《清純な天使/Pristine Angel》が登場する。
ブロック最強カードの一つであるこのカードが登場して石田の顔が一気に曇る。
「よりによって天使かよ・・・」石田の感想だ。

Fifth Dawn

Pack 1:開封者 射場本

完全にパック運はS.A.I側に傾いた。

今度は《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》と《融合する武具/Grafted Wargear》とこれまた環境の爆弾カードが二枚も登場する。《清純な天使/Pristine Angel》《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》共に周りも完璧で、しっかり《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles》を有田がピックした。

Pack 2:開封者 有田

《レオニンの従者/Leonin Squire》と《空狩人の散兵/Skyhunter Skirmisher》の選択で石田は《レオニンの従者/Leonin Squire》を、岡本は《空狩人の散兵/Skyhunter Skirmisher》を指し意見が分かれる。

しかし、石田の強硬な指示に岡本も納得、《レオニンの従者/Leonin Squire》をピックすることに。

このピックに関して石田は「自分(石田)も《屍賊の嘆き/Wail of the Nim》を持っていtため、できれば相手にタフネス1のクリーチャーを渡して欲しかった」と語っている

Pack 3:開封者 石田

これといって何もなく各自が必要なカードをピックしていった。

Pack 4:開封者 池田

ここでFireball側にもついに爆弾が現れる。《剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore》だ。これを池田と岡本のどちらが取るかでかなり揉めていたが、結局池田がピック。しかし、平均タフネスが高くプロテクション(アーティファクト)を持っている射場本の前に配置するのは少し疑問が残った。

Pack 5:開封者 岡本

岡本が《テル=ジラードの正義/Tel-Jilad Justice》をカット気味にピックした以外は順調なピック。

Pack 6:開封者 志村

最後のパックも荒れる事はなく射場本が《停滞の繭/Stasis Cocoon》をカットした以外は順調に終わった。

・勝者予想

By 射場本正巳

S.A.Iのリーダーの射場本は
岡本vs.有田は岡本が有田のアーティファクトを岡本が割り切れないと踏んで有田が勝ち。
石田vs.志村がデッキパワーで志村が勝ち。
射場本vs.池田はおそらく互角。

2-1か3-0でS.A.Iが勝つと予想している。

By 石田格

対するFireballのリーダー石田は
池田vs.射場本が《水銀のビヒモス/Quicksilver Behemoth》に射場本が苦労すると睨んで池田の勝利。
岡本vs.有田は岡本のデッキが弱いので岡本は敗北。
石田vs.志村は志村が《清純な天使/Pristine Angel》を引かなければデッキ的には勝てると踏んでおり、こちらは2-1でFireballの辛勝との予想だ。

By 藤田修&大礒正嗣

池田vs.射場本は池田の色付き飛行クリーチャーを《ヴァルショクの鉄球/Vulshok Morningstar》と《勇気のバトン/Baton of Courage》がサポート、射場本の防御網を池田が突破して池田有利と見る。
岡本vs.有田は「尋さんデッキ弱そうー」大磯談。
石田vs.志村は熱戦が予想されるものの石田の《選別の秤/Culling Scales》vs.志村の《清純な天使/Pristine Angel》どっちが引くか勝負になるとの予想で、「イチロー氏はストロングだから天使引くんじゃないですか」とこれまた大礒談。
2-1でS.A.Iと見ている。

By 森勝洋&森田雅彦
池田vs.射場本は射場本のデッキが弱いとにらんで池田の勝利。
「でもロクソだしね」モリカツ談
「でもウォーギアやしね」森田談
岡本vs.有田は岡本に明確な勝ち手段が無いのと有田のカードパワーで有田の勝利の予想だ。
「枷がね」森田談
「プレイングも何も無いからね」モリカツ談
石田vs.志村は
「天使しだい」森田談
「スケールしだい」モリカツ談
と、どちらかはわからないと予想している

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