Live Coverage of 2005 Pro Tour Nagoya

更新日 Event Coverage on 2005年 1月 27日

By Yusuke Yoshikawa

日本勢の全体的な苦戦が伝えられる中、2連勝と上々の滑り出しをみせたのが石田 格である。対するはTimothy Aten。アメリカのプレイヤーで、昨年末に行われたGPシカゴ(フォーマットはチームリミテッド)をGadiel Szleiferらとともに制覇している、今旬のプレイヤーである。

Timothy Aten

白黒の同色対決、デッキパワーには多少の差があるというが、日本の古豪はアメリカの新鋭を跳ね返せるか。

Game 1

ダイスロールで石田先攻。Atenもキープし、テンポ良くゲームが進む。

が、ここにいきなりAtenの第2ターン《夜の華、切苦/Kiku, Night's Flower》。しかしこれも折り込み済みと、眉ひとつ動かさない石田。《悪逆な大峨/Villainous Ogre》で攻めの姿勢を。

Atenは4マナたまればこっちのもの、と《夜の華、切苦/Kiku, Night's Flower》で攻撃して様子をうかがうが、石田はAtenの《沼/Swamp》に《汚れ/Befoul》を撃ちこみ、時間を稼ぐ。さらには《過酷な詐欺師/Harsh Deceiver》を追加。

相変わらず《夜の華、切苦/Kiku, Night's Flower》と沼しかないAtenだが、渋い顔をしつつも3枚目、4枚目の土地、しかも《平地/Plains》を置き、《悪逆な大峨/Villainous Ogre》を退場させる。石田の《目覚めの悪夢/Waking Nightmare》で《金之尾師範/Sensei Golden-Tail》《真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truth》こそ失うものの、ひとたび時間を得たうえで《浄火の本殿/Honden of Cleansing Fire》を設置。これで磐石の様相だ。

さて、一気に押し切るプランが使えない今、《夜の華、切苦/Kiku, Night's Flower》をどうにかしたい石田だが、《引き込み/Pull Under》はあっさりと《祝福の息吹/Blessed Breath》でかわされてしまう。手札には出せないクリーチャーがたまり、かつ相手陣には《内臓捻りの鬼/Gutwrencher Oni》の増援と、苦しい形勢。

なんとか《肉体の奪取/Rend Flesh》で《夜の華、切苦/Kiku, Night's Flower》を葬ったときにはライフは既に危険水域。《宮殿の野の神/Kami of the Palace Fields》で頑張る姿勢こそ見せるが、同じものを戦線に追加され、その相打ちによって《真実を捻じ曲げるもの、逝斬/Seizan, Perverter of Truth》を転生で拾われゲームセットとなった。

石田 -0 Aten -1

Game 2

気を取りなおして第2ゲームに臨む石田だが、初手が重く芳しくない上に土地が《沼/Swamp》3枚で止まってしまう。そしてきっちり第4ターンに設置される《浄火の本殿/Honden of Cleansing Fire》。

石田 格

《灰色肌のずべら/Ashen-Skin Zubera》しか展開できず、目ざといAtenに《沼/Swamp》を《汚れ/Befoul》されると、石田はディスカードを繰り返す羽目になってしまう。

最初は様子見をしていたAtenだが、石田に動きがない間に徐々に戦線を伸ばし、《兜蛾/Kabuto Moth》《宮殿の野の神/Kami of the Palace Fields》さらに《龍の牙、辰正/Tatsumasa, the Dragon's Fang》と圧倒。

これを見て石田はあっさりと投了した。

石田 –0 Aten -2

正直なところ、カードパワーが一回り違った印象。これは石田も心得ているところで、話によると出たカードの強さが対面側と自分側とではかなり違ったとのこと。つまり、偶然によるものとはいえ「勝ち組半球」と「負け組半球」ができてしまったわけで、本心としては勝ち組半球同士で潰し合ってほしかったそうだが、よりによって相性が悪いところが残ってしまったという。

とはいえ、「負け組半球」での戦いを2勝1敗で終えられたのは悪くない結果。ここからの巻き返しが期待できそうだ。

Tim Aten defeats Itaru Ishida.

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