Photo Essay : Craig 天才写真館

更新日 Event Coverage on 2006年 10月 21日

By Koichiro Maki and Craig Gibson

イベントカバレージは、二つの構成要素で構成される。一つは今読んで頂いているような文字情報で、もう一つが写真という映像情報だ。百聞は一見にしかず、という言葉があるように、我らが必死こいて汗水たらし放屁を堪えつつも時折我慢の臨界点を越えてこっそりスカしたりしながら書き上げようと、画像が持つインパクトに敵わない部分というのは多々ある。写真は強い。なんてったって解りやすい。

そんな数々の素晴らしい写真がイベントカバレージには満載なわけだが、その写真がどうやって撮られているかってのをご存じの方は、実はあんまりいないんじゃないだろうか。 プロツアーには、その昔から専属のカメラマンが一人常駐しており、その彼がたった一人であの膨大な量の写真をやりくりしているのである。

Craig Gibson。これが、その天才カメラマンの名だ。では、このプロツアー神戸でそのクレッグが撮った数々の素晴らしい写真の一端をご紹介しよう。

…隊長。いきなり何とってんすか。

"Play the Game , See the World"

これはマジックのプロツアーが採用している宣伝文句の一つだが、確かにマジックをするついでに色々な場所に出かけられちゃうってのは、国際試合の大きな魅力の一つ。たまたま今回は国内大会なので日本勢にとってはそれほどでもないが、普段日本を訪れるチャンスのない海外勢にとってはかなり凄い事件なのである。

さて、現在あちこちでプロツアージュネーブへの参加権利をかけた予選大会が実施されている。優勝者にはジュネーブへの往復航空券が提供されるので、俺も世界を見に行きたいんだ!って人は参加してみてはいかがだろうか。詳しくは下記リンク先を。

プロツアージュネーブ予選

プレイヤーは、大会前日の木曜日に参加受付を行う。通常だとそれは大会会場でこっそり静かに行われたりするのだが、今回は完全に違っていた。なにしろ、受付場所がカラオケボックス! なので、そりゃもう受付会場は飲めや歌えや食べれやの大騒ぎ。(勿論、飲むドリンクが何になるかは年齢次第なのだけれど)

ただし、基本的にプレイヤーの大多数はマジックジャンキーなわけで。カラオケボックスに行って何をするかというと…

やっぱりマジックだったりするのだ。

ここでご覧頂いているのは、昨年のプレイヤー・オブ・ジ・イヤーである津村 健志に対してWizards が提供している超ステキルームを激写したもの。

そのゴージャスな造りには思わずため息。

俺もそんな部屋に泊まってみたいって貴方! 来シーズン頑張っちゃったら、もしかすると宿泊できちゃう未来が待っているかもしれませんぜ。

少し前から、プロツアーに参加するプレイヤーの為にプロプレイヤーラウンジなる場所が用意れるようになった。ここでは、飲み物や軽食が提供され、プレイヤーはソファーでくつろぎながらラウンドの合間を過ごすことができる。言わば憩いの場だ。その中に用意された癒しグッズの一つがこの「太鼓の達人」。

数多くのアンラッキーに見舞われ鬱憤を溜めまくってしまったプレイヤー達のはけ口としても活躍しているとかいないとか。

プロツアー会場では、プロツアー参加者以外のプレイヤーも楽しめるように様々なイベントが実施される。ノートパソコンや高級和牛御食事券を賭けたトーナメントのようにカロリーの高いものもあれば、ちょこっと来て軽く遊べる8人ドラフトなんかもそうだ。また、会場には遙々海外からイラストレーターも来場しているし、もはやマジック界の人間国宝と言ってもいい大久保さんによる3Dアートを楽しむこともできる。

なんと、大久保さんは、約二年半もの歳月を費やし、第四版日本語版黒枠、全カードの3Dアート作成という大偉業を達成! いやはや、その素晴らしき作品の数々にはただただ頭が下がるばかり。是非、その目でご覧を。

さて、ここに長蛇の列を写した画像が一つ。実はこれもそういったイベントの一つに並んでいる写真だ。では、何のために並んでいるかっていうと、それがこれ。

そう、オンスロートブロックで大活躍した、あの《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》の限定版プロモカードが、なんと来場するだけで貰えちゃうのだ! 当時のシングル価格でも余裕で四桁に届いていたあのカードの、しかも限定プロモ版だ。これを見逃す手は無いですぜ。

さて、「時のらせん」の超特大な目玉はなんと言ってもタイムシフトカードだろう。遙かな時を越えて現代に蘇った懐かしい超強力カードの数々は、勝つにしろ負けるにしろ、プレイヤーの奥底に眠った郷愁を呼び覚ましてくれる。いや~懐かしい。

しかし、「時のらせん」が覚醒させたのは何も過去のカードばかりじゃない。その懐かしい匂いは、古いプレイヤーの心を一瞬で虜とし、再びトーナメント環境へと引きずり出している。きっと貴方も、懐かしい顔をどこかで目にしていることだろう。

そして、それはプロツアーでも同じことだ。この写真の主は、世界で始めてプロツアーに二度優勝したトミー・ホビー。そう、昨年マジック殿堂プレイヤーに認定された「伝説の5人」の中の一人だ。

しかも、この話は単に懐かしいねで終わりじゃない。トミーは、きっちりと昨日の初日を突破しているのである。

この笑みを見たら要注意。 いや、本人は本当にいい奴なんですけどね。

96年に始まったプロツアーは今年で早くも10周年! そりゃ目出度いね素敵だねってことで、会場では超巨大なケーキがお披露目され、会場に訪れていたプレイヤーにどんと振る舞われたのでした。私も3切れ程ゲット。うまかった~。

プロツアーの予選ラウンドは非常に長丁場の戦い。なにしろ朝集合して夕方遅くまで野味噌の髄の髄まで使いっぱなしで延々と闘うわけです。なので、プレイヤーはいつだって元気の素を補充したくてしたくてしょうがないわけで。

というわけで、ファイトーいっぱーつな企業とかスポンサーになって栄養補給してくれないもんですかね。みんなこんな感じの笑顔で大喜びすると思うんですが。

人によって気合いを入れる方法は様々。某斎藤選手の場合は、それがこんな感じで。どんなメカニズムで気合いが注入されるのかは解りませんが。もしかすると、何かしらマゾチックなアドレナリンの持ち主なのかも。 では、気合いを入れた成果を確認してみましょう。

いてて。強く打ちすぎた~。

でも、これで立ち直ったのか、途中調子を崩していた斎藤も、最終戦で見事にトップ8入りを確定。ということは、このマジック風パチパチパンチにはそれなりの御利益があるのかも!? 貴方も一度お試しあれ。

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