
スウェーデンの古豪、Olle Rade と日本の強豪である藤田憲一の試合は、日本で行われた 2 回目のプロツアーイベントであるプロツアー東京の記念すべき最初のフューチャーマッチとして選ばれた。
使用デッキは藤田が赤黒《虚空》デッキ、Olle が青黒デッキである。
Game 1
まずは先手を取った Olle が《夜景学院の使い魔》と《貪欲なネズミ》で藤田を攻める。対する藤田も《頭の混乱》で《嘘か真か》をディスカードさせてから《火炎舌のカヴー》で 2 体目の《ネズミ》を除去するが、キッカー付で《調査》を撃たれて《火炎舌》と《ウルザの激怒》を失ってしまい、その上で次ターン Olle は《ヨーグモスの行動計画》までをキャスト。
いかんともしがたいアドヴァンテージでの差が出来てしまった上、藤田はデッキ的に《行動計画》をどうする事もできないために負けを認める。
Olle 1-0
Game 2
2 本目は、藤田が Olle を圧倒。
《火葬のゾンビ》を回し始めつつ、《頭の混乱》等でハンドをせめる。やはりデッキの相性は、やや藤田の方に分があるようだった。
途中は《燃え立つ死霊》を《ロボトミー》で根こそぎリムーブされるという少々きわどい場面もあったが、最終的には《ウルザの激怒》を10点で本体に打ちこんで、非常に藤田らしい方法で勝ち星を取り返す。
藤田 1-1
Game 3
3 本目も《ネズミ》と《使い魔》の出し合いで始まった。藤田が《頭の混乱》で Olle の手札を覗くと《調査》、《嘘か真か》、《排撃》、《蝕み》が、選択肢の中から《排撃》を選択。これは明らかなミスであろう。
次いで《ネズミ》をキャストし、Olle は《調査》をディスカードした。
そして、何故か手札に残っていた《嘘か真か》からの《調査》でアドヴァンテージを稼ぎ出され、お約束的に天敵の《行動計画》を引き当てられた。そして残念ながら、ハンドの乏しい藤田にはアドヴァンテージの差を覆すことはできなかったのである。
Olle Rade 2-1 藤田憲一