Round 11: 森勝洋 vs. 東野将幸

更新日 Event Coverage on 2015年 9月 2日

By 丸山 智寛

2001 年度の劇的な Rookie of the Yaer 獲得により、その実力を世界に知らしめた " Japanese Wonder Kid " 森勝洋。
迎え撃つは 2 度の GP を制し、1999 年の日本チャンピオンにも輝いた東野将幸。
お互いに練習を重ね手の内を知り尽くした同系デッキの対決は多くのギャラリーが見守る中、静かに始まった。

Game 1

東野の先攻で始まったこのゲームは非常にエキサイティングなものになった。
2ターン目、東野の Gerrard's Verdict に対して、間髪入れず Death Grasp と土地を捨てる森。お互いに調整を続けていた相手であり、動きも把握しているとはいえ、この反応の早さは森の大きな特徴の一つ。
東野はさらに Ravenous Rats 、2 枚目の Verdict と森の手札を攻め手札の優位を得る。森はその間隙を縫って 2 体の Spectral Lynx を召喚、場の優位を得る。
2 匹の山猫に殴られながらも東野は Fact or Fiction をキャスト、さらなる優位を築きあげ、 Phyrexian Arena をキャスト。森の Lynx の攻撃を Rats のチャンプブロックでしのいだ次ターン、 Rout で場を一掃。このまま東野がコントロールを保つかに見えたが森も Vindicate で Phyrexian Arena を割り、それを許さない。
東野が自分のメインターンに Fact or Fiction を打ち、 Rats を召喚すれば森もメインターンに Fact or Fiction を返す。序盤の東野の手札破壊により遅れがちだった土地を調達、 Rats を召喚し反撃に移る。
お互いの Rats が殴りあう小康状態。ここから場は一進一退の様相を見せる。
東野の Arena を森が Dromar's Charm でカウンターすれば、東野も森の Verdict をカウンター。東野が Death Grasp を放ち、 Lynx を召喚すれば、森は Rout でこれに応じると、互いに譲らない。
まさに互角の攻防が続く中、森が全力の Death Grasp を打ちタップアウトしたことにより、このゲーム最大の山場が訪れる。次ターン、東野がメインに打った Fact or Fiction で開かれた 5 枚の中に Yawgmoth's Agenda が現れたのだ。森はこれを 1:4 に分け、東野は当然 Agenda を入手。東野はカウンターされることを恐れたか、すぐさまこれをキャストした。これにより東野の手札はなくなり、マナは 2 マナを残すのみとなった。しかし、森の手札には温存していた Recoil があったのである。
Agenda という最大の脅威をしのいだ森は数ターンの後に Agenda をドロー。これがこの戦いの終止符となった。

森勝洋 1 - 0 東野将幸

Game 2

サイドボードを終えた東野は先攻を選択。しかし、初手をにらんでしばしの沈黙。何かを確認するかのようにうなずいた後、このままのスタートを決意した。
東野は 2 枚のランドを並べた後、 3 ターン目にドローしたCoastal Tower をそのまま置く。どうやら土地事故という最悪の事態は免れたようだ。
森は Spectral Lynx を召喚、さらに Gerrard's Verdict と激しく東野を攻め立てる。
東野は Meddling Mage を召喚、 Gerrard's Verdict を禁止する。森はここで一瞬だけ考えた後、Arena をキャスト。さらなる優位を求める。東野はこの Arena を割れない。やむなく Lynx を召喚し、ターンを返す。
森は Vindicate で Meddling Mage を除去、Gerrard's Verdict を打ち、東野の手札をゼロにし、優位を確定的なものとする。
場はお互いの Lynx がにらみ合う状況。森はここで温存していた Dodecapod を召喚、さらに東野の土地を Vindicate で破壊するなど、手札の優位をすぐさま場の優位に繋げてゆく。
東野は、森の Lynx とDodecapod の攻撃を Lynx で止めて耐え続けるが、この場を覆すカードを引けない。
やがて射程距離に入った東野に森は Death Graspを放ち、堂々の勝利を飾った。

森勝洋 wins 2 - 0 東野将幸

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