
9 勝 3 負ラインの負けるとベスト 8 の目が完全になくなるところで対峙するのは、大阪の「王子」こと、能西圭一郎と、最近では APAC 準優勝で知られる、信下淳の対決。
能西は今年の日本選手権で、 Opp - Orb を操り 16 位の成績を収めたりしている、関西の強豪である。
信下は、今まで塚本俊樹や、今年の APAC 優勝者の岡本尋をプロデュースした人間として知られる。
Game 1

信下、先攻 2 ターン目に Galina's Knight から 能西の Thornscape Familiar に Urza's Rage と、出足抜群の動き。
対する能西は、 Galina's Knight が殴ってくる隙を見て、こちらも負けじと Raging Kavu で対抗。
返す信下のターン、もう 1 枚の Galina's Knight を重ね、守りつつ、攻める環境を整える。
能西は 2 枚の Galina's Knight の壁をどうする事も出来ずに、 Blurred Mongoose と、 2 枚目の Raging Kavu をキャストするが、信下の Fire / Ice が能西のコントロールする 2 体の Raging Kavu 除去し、 Galina's Knight 達が攻撃を始める。
Mongoose で Galina's Knight をブロックし、反撃の瞬間を狙うが、後の Raging Kavu 、 赤キックの Thornscape Battlemage がことごとく Absorb でカウンターし尽くされ、本体への Prophetic Bolt が信下の勝利を決める。
信下 1 - 0 能西
Game 2

先手の能西は 5 ターン目に Kavu Chameleon からの立ち上がりと、赤緑ステロイドにとっては非常に宜しくない遅い展開の中、信下は先ほどと同じく、 2 ターン目 Galina's Knight と波に乗った滑り出し。
能西が Chameleon をキャストした返しのターンに、 Fact or Fiction を打つがこれが非常濃い内容。
Galina's Knight * 2 、 Angelic Shield 、 Jilt 、 Absorb と、これを Galina's Knight とそれ以外に分け、信下は 3 枚の方をとり、場も手札も圧倒していく。
ここから Angelic Shield 、 Goblin Legionnaire を展開し、順風満帆の信下に対して、能西は土地しか引いてこない。
この隙に、 Jilt で Chameleon を手札に返し、 Meddling Mage で Kavu Chameleon を指定。
反撃を促すカードをここにきてやっと引き出すが、先ほどの Fact で渡した Absorb と言い、もう反撃するには時が遅すぎた。
Galina's Knight は赤緑 2 色のステロイドに対しては、 Mongoose と同じである。
信下の Galina's Knight は、手札に Urza's Rage を抱える能西を蹂躙した。
Win 信下 2 - 0 能西