Round 12: 鍛冶 友浩(埼玉) vs. Wessel Oomens(オランダ)

更新日 Event Coverage on 2006年 10月 21日

By Daisuke Kawasaki

試合前に乾杯!

斎藤 友晴が初日全勝から、トータル9連勝と話題をかっさらっているその裏で、盟友である鍛冶もまた、二度目のプロツアーチャンピオンに向けてもがいていた。

鍛冶 「Round 11で、ミスジャッジから負けちゃって…」

と、少々落胆した様子を見せる鍛冶。現在のポイントは、7勝3敗1分の22点。この後全勝しても、トップ8に残れるか残れないかギリギリのラインである。

この水際決戦で対戦するのが、中村 修平宅でともに練習をしたOomens Wessel。

ドラフト前に互いの健闘を栄養ドリンクの乾杯で祈りあったふたりが対峙する。

Game 1

先攻は鍛冶。

Oomensの《ケルドの矛槍兵/Keldon Halberdier》「待機」がファーストアクション。ちなみにOomensは「タイキ」としっかり日本語で発言して、筆者ににっこりアピール。

2ターン目は鍛冶が《奈落の守り手/Pit Keeper》、Oomensが《アムローの偵察兵/Amrou Scout》という展開だったが、鍛冶の場に3ターン目に降臨したアイドル《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》の姿にOomensは嫌な顔。

当然、《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》の能力で《アムローの偵察兵/Amrou Scout》は除去され、さらに《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》が待機する。

続く《ちらつくスピリット/Flickering Spirit》も《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》の餌食になり、無人の荒野を《奈落の守り手/Pit Keeper》がかけていく。

ちなみに、ここまでで鍛冶が捨てたスペルは《オーグ/Orgg》と《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》。このゴージャスっぷりには、Oomensも一言「What's!?」としか言えない。

しかし、《城の猛禽/Castle Raptors》がキャストされ、《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》が《オークの連続砲撃/Orcish Cannonade》で除去されると、次第に場はイーブンになっていく。

だが、水際の鍛冶は引くわけにはいかない。鍛冶はダメージレースの主導権を離さないために《マナを間引くもの/Mana Skimmer》を追加。《奈落の守り手/Pit Keeper》をブロックする為に瞬速で登場する《ヴィーアシーノの探り刃/Viashino Bladescout》も《突然のショック/Sudden Shock》と、Oomensが優位を得ようとするのを許さない。

《一瞬の瞬き/Momentary Blink》によるトリックでブロッカーにまわろうとした《城の猛禽/Castle Raptors》に《堕落の触手/Tendrils of Corruption》が飛んできたところで、Oomensは土地を片付けた。

鍛冶 1-0 Oomens

鍛冶 友浩

Game 2

お互い、1ターン目に《ケルドの矛槍兵/Keldon Halberdier》を待機という立ち上がり。

2ターン目3ターン目に動きがないOomensに対して、鍛冶は2ターン目にキャストした《彩色の星/Chromatic Star》の能力を3ターン目に起動。宣言は、青。

Oomens "Blue!?"

もちろんキャストされるのは、Game 1でディスカードされていた《影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator》。続く4ターン目に《菅草スリヴァー/Sedge Sliver》《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》待機と動かれると、Oomensも、信じられないといったリアクションをとりながら《天界の十字軍/Celestial Crusader》を瞬速で。

Oomensの《ケルドの矛槍兵/Keldon Halberdier》が先に待機を明けて、鍛冶にアタック。Oomensは《アムローの求道者/Amrou Seekers》を場に追加する。

しかし、盤面は鍛冶優勢。

鍛冶はブロッカーに《菅草スリヴァー/Sedge Sliver》を残しつつアタック。さらに《マナを間引くもの/Mana Skimmer》を追加する。

これにはOomensも頭を抱えるが、当面の解決策がないわけではなかった。

全軍進撃の後の《硫黄破/Sulfurous Blast》。

鍛冶はすでに《菅草スリヴァー/Sedge Sliver》の再生用のマナも使いきっていた為、一度盤面は綺麗にリセットされる。

しかし、これにより、《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》の時間カウンターは5に。

そう、あくまでも当面の危機を回避しただけで、将来的な脅威は解決していないのだ。

鍛冶は、《炎核の精霊/Flamecore Elemental》を場に追加。Oomensも《城の猛禽/Castle Raptors》で返す。

そして、ここで満を持して、3枚の土地のサクリファイスから場に降臨する《大いなるガルガドン/Greater Gargadon》。これを《城の猛禽/Castle Raptors》がチャンプブロック。

続いて、Oomensは《アイケイシアの投槍兵/Icatian Javelineers》をチャンプブロッカーとして場に出しつつ、《魔女狩り師/Witch Hunter》を出すのだが、鍛冶は《基底スリヴァー/Basal Sliver》をさらに場に追加したのだった。

Oomensのライフはすでに1。

鍛冶 2-0 Oomens

あまりにもゴージャスな鍛冶のデック。

実際のところどの様なピックだったのだろうか。

鍛冶 「Pack 1で、赤の除去を流しながら、4手目まで《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron》とかの青のカードとってたんですけど、Pack 2の2手目が《特務魔道士ヤヤ・バラード/Jaya Ballard, Task Mage》だったんです」

Oomens "It's So Miracle!!"

Wessel Oomens

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Tomohiro Kaji

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