第 3 ラウンドのフィーチャリングマッチは、珍しくプロポイントが 24 点まで 3 点足りずに惜しくも bya 2 の東野と、千葉の三田村が対峙する。
もうこれ以上語る事は無いであろう、輝かしい成績を持つ東野は、今回のワールドではイマイチな成績であったが、今回はその挽回の意味も含めて頑張って欲しい。
三田村は最近伸びてきた千葉のプレイヤーで、今年の日本選手権に出場した経験を持っている。

Game 1
先攻の東野は 2 ターン目に Gerrard's Verdict をキャスト。
三田村の 1 ターン目に置いた Salt Marsh からこぼれてくるカードを予想するが、以外にもこぼれてきたカードは Terminate と Void 。
このあたりである程度デッキの種類はわかってきたところで、三田村の Ravenous Rats が東野の手札を攻めにかかる。
初手から引いていた Yawgmoth's Agenda を捨て、淡々と事が進んでいきそうな中で東野の土地が 3 枚でストップ。
三田村はもう 1 枚の Ravenous Rats を重ね、細かいアタックで東野のライフを削るが、東野は東野で Recoil を三田村の土地に撃ち、時間を稼ぐ。
この Recoil のディスカードで別の土地を捨てているのを確認した東野はそのまま Vindicate を使い、三田村の土地を確実に削って行きく。
今の所は足止めのしあいであるが、ここで東野は待望の 2 枚目の黒マナを引き当て、「 現代の Necropotence 」 Phyrexian Arena をキャスト。
三田村の Rats に僅かながらライフを削られてはいるが、 Spectral Lynx でこの攻撃を止め、更に引いた Lynx で攻撃を開始する。
ライフは確実に減っていくが、後に引いた Vindicate 2 枚は三田村の土地をまだ削り続け、とうとう Mountain が 1 枚だけと言う寂しい場になってしまう。

Arena はライフを削り続ける。
目の前にいる 2 匹の Rats に怯える 2 匹の Lynx 。
そして自分に Verdict を撃ち、無理矢理ライフを回復し、それでも何も引かない東野は無理を承知で 2 枚目の Arena をキャスト。
その間に三田村の土地は 4 枚まで復活し、 Fact or Fiction で復活を図り、押し返せるか、否かと言う状況で東野が手札に貯めていた Recoil や Dromer's Charm を場にいる Rats 達に打ち始め、 Lynx での猛攻を開始。
三田村の反撃の手をことごとく妨害し、 Verdict や Dromer's Charm で回復しつつ、最後には Lynx を除去出来なかった三田村を Lynx で蹂躙しきったのであった。
それにしても自動的にカードを引き続ける Arena はまるで十三階段の様である。
東野 1 - 0 三田村
Game 2

先手の三田村は 2 ターン目の Rats から 3 ターン目に Urvorg Volcano をセットし、非常に良い展開に見えたのもつかの間、東野の 3 ターン目に Vindicate が飛び、土地を引かなかった三田村の 4 ターン目には 2 枚の土地しかなかった。
返すターン、東野が引いたのは更なる Vindicate !
三田村は土地を引かない。
その次のターンも Vindicate !!!
三田村の場には Rats しか残らない寂しい場になってしまうが、その Rats も次に出てくる Urborg Shmbler によって墓地に送られてしまう。
最後に三田村は Island 引くが、これに抵抗できるわけも無く、無言で場を片付け始めた。
Win 東野 2 - 0 三田村