Round 7: 斉藤 友晴(東京) vs. Andre Coimbra(ポルトガル)

更新日 Event Coverage on 2006年 10月 20日

By Daisuke Kawasaki

斉藤 友晴

PTチャールストンでKajiharu80で優勝、日本選手権でもトップ8と、今シーズンに入ってからの活躍が特に目立つ斎藤 友晴。先日、今回と同じ「時のらせん」によって行われたGPシドニーでも3位入賞と絶好調である。

対するのは、Andre Coimbra(ポルトガル)。昨年横浜で行われた世界選手権でのトップ8で鍛冶と、そして、夏に行われたGP広島では中村と決勝で対戦しているため、名前に聞き覚えのある方も多いのではないだろうか。ポルトガルを代表するトッププレイヤーである。

このフィーチャリングテーブルに呼ばれた対戦を見学しにきた中村 修平が一言。

中村 「昨日のうちのドラフトやん!」

そう、ふたりとも、Round 5の記事の冒頭で話題にあげた、中村宅で行われていた「ノーボーダー合宿」の参加メンバーなのである。自然、ふたりの間の会話も弾む。

Round 6を全勝という最高の成績で折り返した斎藤。この斎藤のピックを追ったライターの森 慶太曰く「非常に個性的で面白いデッキ」とのこと。

さて、Round 6の浅原の観戦記事でも触れたのだが、本日の最終ドラフトは、大会の進行上は2日目の第1ドラフトである。したがって、ここで構築したデックを使用して、明日も2回戦を戦う事となる。

その関係上、ここで詳しくデックを明かすことは禁止されており、また、件の森の斎藤のピックを追った記事も、明日の朝に掲載される事をご理解いただきたい。

ちなみに、この斎藤のデックは、森の意地悪か筆者に対してもシークレット。全く謎のデックの状態で観戦する事となってしまった。

せめてものヒントを、と斎藤に一言コメントをもらった。

斎藤 「先攻とれなかった瞬間雲行きがあやしくなる」

だが、ダイスロールで先攻はCoimbra。幸先の悪いスタートである。

Game 1

Andre Coimbra

しかし、ここでCoimbraがマリガンスタート。一概に斎藤不利とは言い切れない流れ。

そして、土地が1枚の手札を再度マリガンするCoimbra。

ここはむしろ斎藤に風は向かってきたか。

1ターン目、《緑探し/Greenseeker》というCoimbraに対して、斎藤は、2ターン目に「変異ではなく」《水深の予見者/Fathom Seer》をキャストというかなり意味深なスタート。

この動きに首を傾げつつ、Coimbraは《彩色の星/Chromatic Star》経由でドローを進めつつ、《緑探し/Greenseeker》で足りない色マナである《沼/Swamp》をサーチ。これで、白黒緑と3色揃う。

一方の斎藤は《放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer》キャストと、盤面の掌握にかかるが、Coimbraの場に登場するのは、帰ってきた《ネビニラルの円盤/Nevinyrral's Disk》こと《円盤の大魔術師/Magus of the Disk》。

しかし、コントロールを掌握しようという相手に対してプレッシャーをかけるのは、斎藤の得意分野である。

《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron》を待機させ、未来のプレッシャーをみせつつ、場の《水深の予見者/Fathom Seer》には《不安定性突然変異/Unstable Mutation》。これで、Coimbraに、現在の脅威と将来の脅威の二択を迫る。

ここで、Coimbraは、将来のライフと引き換えに、将来の場の掌握をする事を選択する。

だが、コントロールが待ちに入ってくれれば、むしろ斎藤のペース。

《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron》の時計カウンターが残り1個、場の《水深の予見者/Fathom Seer》が2/3にまでちぢんだタイミングで、《円盤の大魔術師/Magus of the Disk》に《拭い捨て/Wipe Away》をキャストする。

ここまで、2/3クリーチャーと《放蕩魔術師/Prodigal Sorcerer》を除去するために我慢してダメージを食らっていたわけではないCoimbra。刹那のせいで能力を起動できないのも気にしないかのように、手札に《円盤の大魔術師/Magus of the Disk》を戻す。

ガードが下がったCoimbraに突き刺さったのは、斎藤の2枚目の《不安定性突然変異/Unstable Mutation》。

斎藤 1-0 Coimbra

Game 2

斉藤 友晴 vs. Andre Coimbra

苦手の後手スタートを克服し、そのまま勢いに乗りたい斎藤。

先手はCoimbra。

1ターン目《エピティアの賢者/Sage of Epityr》、2ターン目《遍歴のカゲロウ獣/Errant Ephemeron》と、あまり見かけないクリーチャーを駆使しつつもマナを使いきる立ち上がり。

そして、3ターン目にキャストされたのは《獣群の呼び声/Call of the Herd》。完璧なマナカーブ。

これには思わずため息をつくCoimbra。なにせ、Coimbraのファーストアクションは、この次のターンに待機させた《象牙の巨人/Ivory Giant》なのだ。

続いて《騎兵戦の達人/Cavalry Master》をキャストし、なんとか持ちこたえたいCoimbraではあるが、斎藤が続けてキャストする、《獣群のナール/Herd Gnarr》そして、《獣群の呼び声/Call of the Herd》のフラッシュバックの前にライフを7まで削られてしまう。

《雲を追うケストレル/Cloudchaser Kestrel》が追加された防御網が、《裂け目翼の雲間を泳ぐもの/Riftwing Cloudskate》で崩されると、Coimbraは斎藤に手を差し出した。

斎藤 2-0 Coimbra

そう、斎藤といえばビートダウンプレイヤー。そして、そのキャラクターを最大限に活かすデックを構築した斎藤。そして、デックはその期待に応えた。

もうひとつ、斎藤といえば、自身のデックに「Stompy」の名を冠する事でも有名である。そこでデック名を聞いてみた。

斎藤 「あー…うーん、Lobster Stompy?いや、語呂悪いからやっぱ無しで。リミテッドだし」

何はともあれ、明日の森の記事で明かされる斎藤のデックの全貌が楽しみである。

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