Top 8:Anton Jonsson

更新日 Event Coverage on 2002年 5月 4日

By Kim Eikefet<break /> translated by Keita Mori

ほんの少し前まで、 Umeå はマジックの世界地図には記されていない土地だった。そう、プレイヤーはストックホルムまで足をのばすしか方法が無かったわけだ。しかし、今や Umeå でも PTQ が開催されるようになり、Jens Thoren というスターがツアーに登場し、Anton Jonsson がこのプロツアーニースで同一シーズン中で二度目となる Top 8 進出を果たしたことになる。

「素晴らしいメンバーによるドラフトが毎週行えるのが勝因かな」と、24 歳のプレイヤーは語った。

Anton Jonsson は 2001 PT ニューオリンズで Top 8 に入賞するまではまったくの無名プレイヤーだった。そして、彼の親友である Jens Thoren とは対照的に、今でもあまりよく知られていないプレイヤーの一人であろう。Jens Thoren 、Johan Sadeghpour、そして Anton Jonsson が Umeå のプロツアーレギュラーメンバーであり、彼らはともにプレイすることが多い。

「僕たちはかなりドラフトしてるほうだと思いますよ。なにより面白いですからね。Jens や Johan とはドラフトピックや点数表に関しての話なんかもよくしてますね」と彼は言う。濃密な練習時間が Umeå 勢を Magic のトッププレイヤーたらしめているのだ。

彼は、このニースでの Top 8 入りはまったく期待していなかったそうだ。サンディエゴと大阪での「ボロ負け」が相当こたえていたらしく、せいぜい二日目に残れればいい、という程度にしか思っていなかったようだ。「最近になってドラフティングに手ごたえを感じはじめていたんだけど、なんとか二日目に残ってマネーフィニッシュできるかな、ってくらいにしか思ってなかったかな」と彼は明かす。

Anton は Nicolai Herzog との最終戦を大接戦の末にモノにして決勝へとコマを進めている。「お互いがお互いを知り尽くした間柄だっただけに、彼以外の相手とマッチアップされたかったですね。できれば決勝ラウンドで巡り会いたい対戦相手でした。」と語る。

「前回(PT ニューオリンズ)では最終戦を前にして決勝ラウンド進出は確定していましたからね。そういった意味ではかなりスリリングでした。実のところ構築よりもリミテッドのほうが好きなプレイヤーなので、うまくいってホッとしています」

Anton の強さの一つは的確な状況分析能力にあり、それは人とは一味もふた味も異なるドラフトでのカードピックの巧みさに如実にあらわれていることだ。彼はどちらかというと直観だとか閃きのような力を研ぎ澄ませてきたプレイヤーであり、それこそが彼のバックボーンである。そして、彼は「特定の色に固執しない」というそのほかのプレイヤーとは一線を隔したやり方でこの週末を見事にのりきった。もちろん、彼はほかのプレイヤーの発する「カラーシグナル」に敏感に反応して、その上でもっとも有効と思われる特定のカラーコンビネーションをセレクトしたのだ。

ファーストドラフトでは赤緑に初手取りした《陰謀団の総帥/Cabal Patriarch》のために黒をタッチするというデッキを仕上げた。そして、続くセカンドドラフトでは青黒をセレクトして見事に初日 6-1 というスコアを記録した。そして、二日目は赤緑日和となった。

「赤緑のカードが流れてきたっていうだけでなく、ファーストドラフトで Ed Fear が黒青嗜好だということを学んでいたからですね。セカンドドラフトでも同じことが起こったわけです」と、Anton は語る。

ニューオリンズでは準々決勝で早々に敗退してしまった Anton だったが、今度はそうならないように全力を尽くすつもりだ。Brian Davis と緒戦を闘うことになったわけだが、なんとしても Top 4 入りして Masters の席を確保したい思惑がある。

「Davis に対して特別な思い入れはないですが、ともかく Kai と戦うことと比べたら随分マシだと思いますよ。以前の直接対決では勝っている相手ですしね。ともかく、陳腐ですがベストを尽くしますよ」

来る決戦の日を前に、Anton Jonsson はこんなコメントを残している。

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