ドムリ・ラーデ

更新日 Feature on 2008年 10月 3日

By Wizards of the Coast

ドムリ・ラーデは、権力者に歯向かう胆力は常に持っていた。ただ、自分を抑圧する者たちに立ち向かう腕力は持ち合わせてはいなかった。

都市次元ラヴニカの出身であるドムリは、都市の外れのボロボロの廃墟と道路の中で、孤児として生きることを強いられた。騒動を起こし、巡回兵から逃げ、ひたすら追われる身として彼の10代は過ぎていった。彼はグルール一族と共に戦うことを熱望していたが、そのあまりの背の低さと貧相な体格に、一族の中で彼を仲間だと認める者は誰もいなかった。若きドムリが仲間を求めた時、彼はそれを戦乱で荒れ果てた瓦礫帯の獣たちに見出した。

ドムリの野生のクリーチャーに対する親近感は、彼が先天的に持っていた規則や階級、権力者に対する不信感が原動力となっていた。彼はグルールの戦士たちの多くが得意とする、獣を狩って倒すことに関しての才能はほとんどなかったが、それら獣を召喚し、命令を出し、その力を強化させる呪文を紡ぎ出すことができた。彼は、自分の縄張りに生息する獣たちを利用しようとしていたオルゾフ組の行列を、縄張りを守ろうとする憤怒獣の群れをけしかけることでほぼ一人で壊滅させ、戦いにおける実力を証明した。戦いの後、グルール一族のギルドマスターであるサイクロプスの腹音鳴らしは、彼を名誉メンバーに叙勲した。

今ではドムリはプレインズウォーカーとなったが、彼にはまだ学ぶべきことが多い。彼の能力が成長するとともに、抑制も効かなくなっている。他に数多くの次元が存在することを目の当たりにした彼は、自分の生まれた世界の状態にさらに関心を失っていった。彼はより恐ろしいクリーチャーを召喚し、凶暴性を規律性より崇敬し、衝動的な欲求を抑えることもなくなっている。

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