プレイヤープロフィール:John Ormerod

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 プロツアーでは多くのスターが生まれる:プレーヤーとして Jon Finkel や KaiBudde 、ライターとして Alex Shvartsman や Zvi Mowshowitz 、デッキビルダーとして Brian Kibler や Warren Marsh など。彼らは今のプロツアーに大きく貢献しており、この先もそうであろう。 Johe Ormerod はこれらの能力を兼ね備えているが、この隙間に入り込むのは容易ではなかった。

「 John が世界最高のデッキビルダーであることは、疑いようがないよ。」 - Ben Ronaldson

 プロツアーに 10 回も出場したにもかかわらず、彼自身、自分はまだ「プロツアープ レイヤー」であるとは考えていなかった。さらに、ベスト 8 フィニッシュや 9 位 といった結果にもかかわらず、招待権を得るほどの素晴らしいシーズンを得たことは なかった。彼の最高の成績は、わずか 15 ポイントのプロポイントで、プロツアーに おいて 2 回以上続けて賞金にありついたことはなかった。

 じゃあ、なぜ彼の紹介をするかって?  単純だ。彼はゲーマーの中のゲーマーだからだ。  決して本命ではなかったが、彼はプロツアーイベントでベスト 8 に残るために、また彼自身の高い能力とレーティングを維持するために、世界最高のレベルのデッキを構築することで戦った。 "Trinity" "Red Deck Wins 2000" "Solution" といったデッキの作者として、 Ormerod は世界最高のデッキビルダーの一人となった。言いかえれば、彼は金のためにプレイしているのではなく、勝負のためにプレイ している。なぜなら、彼は単純にマジックのゲームを楽しんでいるのだ。

 大学の友人にマジックを教わった 6 年前から、彼のプロツアーへの挑戦が始まった。彼は直ちにマジックのとりこになり、他のゲーム同様に才能を発揮した。彼は直ちに、初めて気に入ったカード、 Sengir Vampire を用いた青黒デッキを作り上げた。

 彼の大学の友人はマジックをやめてしまったが、彼はマジックをプレイし続けた。彼の経験は、「いかにしてゲームに勝利するか」に集約されており、彼自身最初のプロツアー予選でもそれは違わなかった。彼は最初の挑戦にて、当時イングランド最強と言われていた Chris Manner らを破ってベスト 8 入りしており、さらにプロツアーマインツにおいて Richard Edbury を破っている。

 ドイツでのプロツアーの後、彼はマジックは簡単だと思ったに違いない。そこで、彼はベスト 8 に残ったのだから。イングランド最高のリミテッドプレイヤーの彼は、準々決勝での青白デッキのミラーマッチにおいて Kurt Burgner に敗れている。

 1999 年のプロツアーシカゴまでの間 4 回は、いずれも中から下の成績しか上げられず、彼はしばらくの間表舞台から姿を消した。シカゴでは、彼は他のイングランドのトッププレイヤーと共に大活躍した。彼は, Ben Ronaldson, Warren Marsh や、他のイングランドのプレイヤー達と共に、 "Cocoa Pebbles" というデッキを作り上げた。これは、シカゴにおいて最高のデッキであると評価された。 Ormerod は、タイブレーカーによって敗れたものの、このデッキを操って 9 位でフィニッシュした。

Warren Marsh - John Ormerod - Ben Ronaldson Ormerod は絶好調の 2000-2001 のシーズンが始まるまでまでの間、再びシーンから姿を消すことになる。そして、チーム Hampton Court Palace から Marsh と Ronaldson を仲間に加え、プロツアーニューヨークでは 9 位でフィニッシュした。その上、イングランドに帰ってからも、 Kai Budde や他のドイツのトッププレイヤー達と共に戦えたことが誇りとなった。ニューヨークの後、ロンドンからマンチェスターまで 4 時間車で走った彼は、ここ最近のグランプリ史上に残る快進撃を演じて見せた。 5 年前にマジックを始めたときと同じ青黒デッキをドラフトした彼は、トップ 8 に残るまで脅威の 11 連勝を成し遂げた。 11 戦目に、 Ormerod のチームメートは、彼がプロツアーシカゴのマスターシリーズにランキングによって招待されるよう、自分がトーナメントを棄権することを持ちかけた。しかし、彼は自力で突破する自身があったためこの申し出を断った。彼のこの決断は正解だった、なぜなら、最終的に彼は Darwin Kastle に続 く 2 位でフィニッシュし、そしてシカゴに招待されるための高いレーティングも維持したからだ。

 Ormerod は今やプロツアー常連であり、チーム Godzilla の一員として活躍している。彼のチームメートには、 Kai Budde, Patrick Mello, Zvi Mowshowitz, Scott Johns, Brian Selden, そして Ronaldson らが含まれている。彼の冷静さかつゲームにかける情熱にはチームメートの信頼も厚い。さらに彼のデッキ構築能力はチーム随一である。

 まだ予選を回る日々が続いているが、 Ormerod はゲームの将来には楽観的だ。
 「マジックのようにたくさんの人たちに楽しまれるテレビゲームもいくつか生まれると思う。でもそのときでも、僕は今のようにマジックをプレイし続けていると思うよ。」と、彼は語っている。
 彼自身、予選を抜けるのがより難しくなったと感じているが、人々はいつ彼が再び日の目を見るかと期待している。しかし、イングランドのプロツアー予選が彼を拒んでいられる限り、「プロツアープレイヤーでない」彼は注目され続けるのだ。

translated by DJtim

編註:Ormerod は 2001 世界選手権でトップ 8 入賞を果たしているプレイヤーです(David Williams の失格による繰上がり)。

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