マジック・コンボ集

更新日 Feature on 2008年 8月 8日

By Wizards of the Coast

 マジック:ザ・ギャザリングは無限大とも言える可能性とカードの組み合わせがあるゲームです。このゲームで一番おもしろい部分のひとつは、2枚以上のカードが相互に作用し合い、その潜在能力を切り拓くことを発見したときなのです。こちらのページでは、いくつかのコンボをご紹介します。

最下層民》+《革命家チョー=マノ

最下層民革命家チョー=マノ

 うまく使ってやれば、《最下層民》は《聖なる日》と《恐怖》ふたつの役割を持てます。どうやって? 対戦相手の一番強力なアタッカーにエンチャントするのです。つけたクリーチャーが戦場にいる限り、あなたに与えるはずのダメージはそのクリーチャー自身に与えられます。対戦相手は自軍のクリーチャーを失うほどのダメージを覚悟して攻撃を行い、なんとかして《最下層民》を取り除かざるを得ないでしょう!

 《最下層民》をさらにうまく使えば、その後のダメージから完全に身を守ることもできます。どうすればいいでしょう? 《革命家チョー=マノ》にエンチャントするのです。あなたに与えられるはずのダメージは代わりにチョー=マノに与えられ……そしてそのダメージはすべて軽減されます。おめでとう、これであなたは不死身です!

濃霧の精霊》+《ヴィダルケンの黒幕

濃霧の精霊ヴィダルケンの黒幕

 《濃霧の精霊》はこれまで印刷されてきた中でもとびっきり優秀なクリーチャーのひとつです。3マナ4/4で飛行つき! なんということでしょう! もちろん、手のかかる弱点もあります――1ゲームにつき1度しか攻撃やブロックに参加できないのです。つまり、普段は守りに専念して、一番強力なアタッカーを倒してやるぞ、と対戦相手を牽制することで攻撃を抑えるものなのです。ゲームの終盤、相手のライフが十分に減ったなら、攻撃に向かうこともできるでしょう。

 そこで、《ヴィダルケンの黒幕》が弱点に抜け穴を見つけ出しました。(なんせ「黒幕」ですからね)。強力な飛行クリーチャー《濃霧の精霊》で対戦相手を攻撃した後、それを生け贄に捧げる前に《ヴィダルケンの黒幕》で手札に戻してしまいましょう。《濃霧の精霊》は再び守備につき――次のターン、攻撃に向かいます。

奈落の王》+《アンデッドの王

奈落の王アンデッドの王

 この2体の黒の王がそんなに仲良くいられるはずがないじゃないか、みなさんそうお考えでしょう。王の争いとはそういうものだ、と。しかし嬉しいことに、彼らは良き友なのです。そこらに転がっているゾンビが1体いれば(そうでないゾンビなんていないでしょう?)、《アンデッドの王》は残りのゲームの間《奈落の王》にごちそうをふるまい続けます。アップキープにゾンビを《奈落の王》の生け贄に捧げ、《アンデッドの王》で手札に戻して再びプレイすると、次のターンにはまた《奈落の王》の糧となります。毎ターンプレイするのに適した軽さに加えて、食べられたときに相手の場の小型クリーチャーを除去することができるので、繰り返し食べさせるなら《ただれたゴブリン》がうってつけですが――もちろん、他のゾンビでも大丈夫です。

ラースの灼熱洞》+《包囲攻撃の司令官

ラースの灼熱洞包囲攻撃の司令官

ラースの灼熱洞》が他の赤いカードとコンボを生み出す、ということについては、何も大げさな話ではありません。ほとんどすべての赤いカードとコンボを成すものなのです。たとえば、《ラースの灼熱洞》と《溶岩の斧》を組み合わせて10点ダメージ! これはクレバーなやり方とは言えませんが、1度に10点ものダメージを与えることに、クレバーさが必要でしょうか?

 もっと容赦のない仕打ちをするために、《包囲攻撃の司令官》を使いましょう。生み出した3体のゴブリン・トークンに続けて自身を生け贄に捧げることで、《包囲攻撃の司令官》はそれだけでも8点のダメージを出せる良いカードです。それが《ラースの灼熱洞》で倍になれば、たった2枚のカードで16点ものダメージを叩き出せるのです。なんとかしてゴブリンたちのうち2体が戦闘ダメージを与えていれば、20点でさえ届くのです。

森のバジリスク》+《寄せ餌

森のバジリスク寄せ餌

 アルファ(マジック最初のセット)の時代では、もっとも恐ろしいコンボのひとつが《寄せ餌》をエンチャントした《森のバジリスク》でした。《寄せ餌》が対戦相手のクリーチャーに《森のバジリスク》をブロックすることを強制させ、そして戦闘後《森のバジリスク》が(壁を除いた)すべてのクリーチャーを破壊する、というものです。《森のバジリスク》も致命傷を負って破壊されることもありますが、バジリスクはしっかりと仕事を終えています。

 ここでバジリスクを換えると、このコンボはさらにとんでもないものになります。《森のバジリスク》はそれをブロックした(壁を含む)クリーチャーすべてを、ブロックしたときに破壊します。これはクリーチャーが戦闘ダメージを与える前に起こるので、《森のバジリスク》は激しい攻撃を乗り切り、その後のターンも、そのあとも、ブロッカーすべてを排除できるのです!

ナントゥーコの鞘虫》+《墓穴までの契約

ナントゥーコの鞘虫墓穴までの契約

 あなたが《ナントゥーコの鞘虫》を+2/+2するためにクリーチャーを生け贄に捧げるたび、《墓穴までの契約》が対戦相手にもクリーチャーを生け贄に捧げさせます。相手の場に残ったクリーチャーをなんとかする必要があるのなら、《ナントゥーコの鞘虫》自身を生け贄に捧げることだってできるのです!

セファリッドの警官》+《天使の祝福

セファリッドの警官天使の祝福

天使の祝福》は、1/1とおとなしい《セファリッドの警官》を復讐に燃えた4/4飛行持ちへと変貌させます。生まれ変わって強力になった《セファリッドの警官》が対戦相手に攻撃を当てると、相手のパーマネント4つを吹き飛ばし――手札へ戻してしまうのです。

忠誠な歩哨》+《再生

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忠誠な歩哨》は、ブロックしたクリーチャーを破壊するために究極の代償を払うことになるカードです。しかし、《再生》をエンチャントすることでその代償を大きく減らすことができます。《忠誠な歩哨》が自身を破壊するたびに、あなたはを払ってそれを戦場に残すことができるのです。

オーク弩弓隊》+《魂の絆

オーク弩弓隊魂の絆

 《オーク弩弓隊》は、あなたが3点のダメージを受けることを恐れないなら、どんなものにでも2点のダメージを与えてくれます。あなたへのダメージを乗り切れば、《オーク弩弓隊》についた《魂の絆》が5点のライフを返してくれますよ!

マーフォークの物あさり》+《ゴブリンの太守スクイー

マーフォークの物あさりゴブリンの太守スクイー

マーフォークの物あさり》は、カードを引いた後選んで捨てることで、あなたの手札を調整してくれます。捨てるカードを《ゴブリンの太守スクイー》にすれば、《マーフォークの物あさり》の能力は「:カードを1枚引く」と同じものになるでしょう。

凄腕の暗殺者》+《氷の干渉器

凄腕の暗殺者氷の干渉器

 タップ状態のクリーチャーを1体破壊する、という《凄腕の暗殺者》の能力によって、対戦相手はクリーチャーをタップさせないようになるでしょう。この問題を《氷の干渉器》が解決してくれます。《氷の干渉器》をタップしてを払うと、好きなクリーチャーをタップできるのです。

カブトガニ》+《秘儀の教示

カブトガニ秘儀の教示

 エンチャントしたクリーチャーがタップで1点のダメージを与えられるようになる《秘儀の教示》ですが、《カブトガニ》はこの能力を1ターンに何度も繰り返し使えます。《カブトガニ》をタップして1点、それからを払ってアンタップします。これを好きなだけ繰り返しましょう。

災難の大神》+《大神のルーン

災難の大神大神のルーン

 このコンボは、カードの名前にヒントがある素晴らしいものです! 《災難の大神》が6点のダメージを与えると、対戦相手の土地をひとつ破壊することができます。《大神のルーン》で二段攻撃をつければ、毎ターン16点ものダメージを与え、土地ふたつを破壊することができるのです。

栄華の防衛》+《萎縮鱗のワーム》+《命運の転送

栄華の防衛
萎縮鱗のワーム
命運の転送

 《萎縮鱗のワーム》の強烈な一撃で、対戦相手を追い詰めましょう。ワームをブロックすれば《栄華の防衛》が1/1のエルフの軍勢を繰り出すことになります。それから、《命運の転送》を使って《萎縮鱗のワーム》に乗った−1/−1カウンターを移し――さらに1/1のエルフを増やして!――、また別のクリーチャーを倒すこともできます。もちろん、対戦相手が毎回《萎縮鱗のワーム》を通して9点のダメージを受けることを選ぶ可能性もあります。どっちに転んでもオイシイのです!

残忍なレッドキャップ》+《魂魄流

残忍なレッドキャップ魂魄流

残忍なレッドキャップ》は、戦場に出るだけでタフネス2のクリーチャーを倒すことができます。その後頑強の効果で戻ってくると、もう1点を飛ばせます。《残忍なレッドキャップ》が完全に墓地に落ちて、対戦相手が苦しい状況は終わった、と考えるまさにそのとき、《魂魄流》を唱えましょう。《残忍なレッドキャップ》が戦場に出るとパワーが4になり、4点のダメージを飛ばして戦場を再び血に染め上げることでしょう!

尊原初》+《瓜二つ

尊原初瓜二つ

 2体の12/12クリーチャーが手に入るのに、6/6クリーチャー1体で満足する理由がありますか? 3体の18/18クリーチャーが手に入るのに12/12クリーチャー2体で満足するタイミングがあります? 4体の24/24クリーチャーはいかが? 5体の30/30クリーチャーは? 《尊原初》を対象にして《瓜二つ》を唱えるたびに、すべての《尊原初》がパワー・タフネスともに6上がるのです! 《瓜二つ》の回顧に必要な追加コストとなる土地を引き続ければ、あなたの軍勢がパワー60000に育つことだってあるのです!(もとの《尊原初》に加えて99体のコピーを作ることができれば、の話ですが)

魂を吹き消すもの》+《崩れ落ちる灰》+《羽軸トゲ

魂を吹き消すもの
崩れ落ちる灰
羽軸トゲ

 これら3枚のカードの組み合わせで、あなたのクリーチャーを無傷のままに対戦相手のクリーチャーを全滅させることができます! まず、《崩れ落ちる灰》を置きます。次に、《魂を吹き消すもの》で(自身を含め)すべてのクリーチャーに−1/−1カウンターを置きます。次の、そしてゲームの残りのアップキープのたびに、《崩れ落ちる灰》が−1/−1カウンターの乗ったクリーチャーを破壊していきます。対戦相手のクリーチャーがいなくなる前に、《羽軸トゲ》であなたのクリーチャーの−1/−1カウンターを食べてしまって、《崩れ落ちる灰》の効果をかわしましょう。

破滅裂け口》+《軋み森のしもべ

破滅裂け口軋み森のしもべ

破滅裂け口》は空腹に満ちています。《破滅裂け口》は蟲を食べるのです。万が一に備えるなら、10/10トランプルでもまだ物足りません! 《軋み森のしもべ》が戦場に出ると、《破滅裂け口》は12/12になります! 《軋み森のしもべ》が生み出す3/3の蟲のおかげで、毎ターンクリーチャーを生け贄に捧げるのはそれほど負担ではありません。おまけに、食べられた蟲はあなたのライフを底上げするのです。

不屈の古樹》+《包囲の搭、ドラン

不屈の古樹包囲の搭、ドラン

 これらはどちらもツリーフォークです。ひとつは3マナで、もうひとつは4マナ。色も共通しています。そして、(5/5として使える)ドランは、《不屈の古樹》を10/10として使えるようにするのです。確かに、これまでで一番地味なコンボかもしれません。ですが、目をみはるような衝撃がない、ということではありませんよ!

優雅な猶予》+《キンズベイル国境警備隊

優雅な猶予キンズベイル国境警備隊

 《キンズベイル国境警備隊》は、《優雅な猶予》で救出するのにうってつけなクリーチャーです。《キンズベイル国境警備隊》が死亡するとき、それに乗っている+1/+1カウンターと同じ数のキスキン・兵士トークンを出します。そして戦場にいるキスキンと同じ数の+1/+1カウンターを乗せて戻ってくるのです! あなたは《キンズベイル国境警備隊》を救い出すだけでなく、少なくとも戦場を離れる前と同じ大きさで戻し、その過程でトークンを何体か得ることになるでしょう!

ヴェリズ・ヴェルの盾》+《国境地帯のビヒモス

ヴェリズ・ヴェルの盾国境地帯のビヒモス

 《国境地帯のビヒモス》は、他にも巨人を繰り出すのが大好きな人にとっての大きな味方です。《ヴェリズ・ヴェルの盾》によって、極めて強大な巨人族の軍勢をとりまとめ、戦場に送り出すことができるのです。《国境地帯のビヒモス》にあなたのコントロールするクリーチャー1体につき+4/+4の修整を与える、というのはどうです? トランプルを持つおかげで、対戦相手が攻撃を阻むには膨大な量のブロッカーを差し出さなければならないでしょう。


(Tr. Tetsuya Yabuki / TSV Yusuke Yoshikawa)

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