メカニズムの紹介

更新日 Feature on 2010年 8月 31日

By Wizards of the Coast

ミラディンの傷跡では、あの金属世界ミラディンへと戻りますが、そこはかつてとはまったく違っています。これまでに元のミラディンをプレイしたことがあれば、ミラディンの傷跡のメカニズムのいくつかは馴染みがあるかもしれません。しかし、あなたがベテランでも新参でも、ミラディンの傷跡には驚愕のカードが潜んでいるのです……。

金属術

変わらないものもあります。ミラディンは全体が金属の世界です。ゲーム的には、これはアーティファクトを意味します。このセットの1/3のカードはアーティファクトで、多くのカードがアーティファクトと関連しています。一例を示しましょう。

Carapace Forger

新能力語の金属術は、あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしている場合に、あなたにボーナスを与えます。《甲殻の鍛冶工》は、あなたが3つ以上のアーティファクトをコントロールしているかぎり+2/+2の修整を受けます。そうでなくなった瞬間に、それはボーナスを失います。なので、強化された《甲殻の鍛冶工》が2点のダメージを受け、そのターンの後の段階で(あるいは戦闘などで同時に)あなたの3つ目のアーティファクトが失われてしまったら、《甲殻の鍛冶工》は破壊されます。

金属術を持つカードの中には、PAXやプロツアー・アムステルダムで公開された《オパールのモックス》のように、自身がアーティファクトであるものもあります。

Mox Opal

《オパールのモックス》は自身がアーティファクトなので、その金属術を使うためには、他に2つのアーティファクトがあればいいのです。(ただし、他の2つのアーティファクトの中に《オパールのモックス》を入れないように――これは伝説ですよ!)

刻印

オリジナルのミラディンの、アーティファクトだけが持つメカニズムが、今回復活します。

Clone Shell

刻印はカードを追放する能力を示す能力語です。そのカードは《クローンの殻》のようにあなたのライブラリーから探すものもありますし、あなたの手札や戦場や墓地から追放するものもあります。

刻印能力を持つカードは、その追放したカードを参照する別な能力を持っています。(元々の刻印カードは「刻印された」カードを参照していましたが、昨年「追放」という単語が定義され、その用語が必要なくなりました。) 《クローンの殻》の場合、その追放されたカードは戦場に戻ってくる可能性がありますが、ほとんどの刻印カードは、追放されたカードはそのまま追放されたままになり、そのカードの特性を基準として何かを行います。(例えば? プレビューをお楽しみに!)

かつての仲間の復活

オリジナルのミラディンには装備品や破壊されないカードが登場しましたが、これはどちらもゲームの標準になりました。ミラディンの傷跡にはたくさんの装備品や破壊されないアーティファクトがあり、中にはその両方を含むカードすらあります。

Darksteel Axe

また、ミラディンの小さな監視人、マイアも戻ってきます。

Copper MyrPalladium Myr

さらに、新たな呪文爆弾のサイクルもあります。しかし(《陽光の呪文爆弾》のような)オリジナルのものとは異なり、この新しい呪文爆弾は色に関連した効果を使いつつ、さらにカードを引くことができます。

Origin Spellbomb

2つ目の能力は、《起源の呪文爆弾》がどの理由で墓地に置かれたかを問いません。なので、あなたは1つ目の能力とは別の能力の支払いのために《起源の呪文爆弾》を生け贄に捧げ、その上でⅡつ目の能力を使うことができます。また、ミラディンの傷跡にはアーティファクトを生け贄に捧げる理由がたくさんあります。特に赤には多いです。(例えば? それに他の4つの呪文爆弾は何をするのか? プレビューをお楽しみに!)

蓄積カウンター

元のミラディンでは蓄積カウンターが目立つ仕事をしていましたが、ミラディンの傷跡でもこの金属の足跡に従います。

Tumble Magnet

《転倒の磁石》には蓄積カウンターを取戻す方法はありません――3階使い切ったら、それで終了です――が、幸いなことに、このセットには蓄積カウンターを追加するものがあります。(例えば? プレビュー……じゃなくてこの先をご注目!)

透かし

ここまで紹介したカードのすべてに「透かし」――文章欄のテキストの背後の影のようなイメージ――があったことにお気づきでしょうか?しかも上記8枚のカードの透かしはすべて同じマークですね。

Mirran Watermark

このシンボルはミラディン人の透かしです――つまり、ミラディンの住人たちの印ですね。しかし、彼らは唯一の住人ではなくなります。セット内のカードの約2割――この先で紹介する2枚のようなカード――は、代わりにこんな透かしが入っています。

Phyrexian Watermark

長きに渡るマジックのストーリーのファンであれば、この印がファイレクシア――完成される事こそ他の何よりも誉れ高い捩くれた信仰に支配された、で腐食性の油と壊死した肉体の地獄のような機械次元――であることにお気づきかもしれません。ファイレクシア自身は遥か前に壊滅しました……しかし、ファイレクシア人は生き延びていたのです。彼らのミラディン侵食に関しては、ミラディンのサイトをご覧ください。

感染

ファイレクシア人はミラディンの防御を突き崩すため、強力な武器を備えています。中でもトップが毒カウンターと-1/-1カウンターで、これはどちらもこのセットの感染メカニズムから飛んできます。

Plague Stinger

感染を持つクリーチャーがクリーチャーやプレイヤーにダメージを与える場合、それぞれ-1/-1カウンターや毒カウンターので与えます。これは正確には何を意味するのでしょうか?

感染を持つクリーチャーがプレイヤーにダメージを与える場合、そのプレイヤーはそのダメージの結果によりライフを失うことはありません――そうではなく、そのプレイヤーはその点数に等しい数の毒カウンターを受け取ります。いずれかのプレイヤーが10個以上の毒カウンターを持っている場合、そのプレイヤーはゲームに負けます。

感染を持つクリーチャーがクリーチャーにダメージを与える場合、それは-1/-1になり、そのクリーチャーにずっと残ります。これは、そのクリーチャーが再生したり、ターンが終了したりしても取り除かれません。タフネスが0以下になったクリーチャーは墓地に置かれます。それが破壊されないものであっても、再生の盾があっても関係ありません。

感染は、戦闘ダメージに限られず、すべてのダメージに適用されます――なので何らかの方法で《放蕩紅蓮術士》に感染を与えた場合、その能力はクリーチャーに-1/-1カウンターの形でダメージを与え、プレイヤーには毒カウンターの形でダメージを与えます。

感染を持つ発生源からのダメージは、通常のダメージとは挙動が異なりますが、ダメージには違いがありません。絆魂、接死、クリーチャーがダメージを与えることで誘発する能力は通常通りの機能をしますし、他のダメージのようにこのダメージを軽減したり移し変えたりすることもできます。

感染を持つ発生源からプレインズウォーカーに与えられるダメージは、通常と変わりません。

増殖

ファイレクシアは破壊ばかりが能ではありません。ファイレクシア人は、独自の捻じ曲がったやり方で、多元宇宙のすべての生命体を完璧にしようとします。そのためには、蔓延が必要です。

Steady Progress

増殖は新たなキーワード処理で、その名の通りの行動を行います。増殖を行う場合、何らかのカウンターがあるプレイヤーやパーマネントを好きな数だけ選びます。これにより選ばれたプレイヤーには、そのプレイヤーが持っているカウンター1種類が1つ与えられます(今のところ、プレイヤーが持つ可能性があるカウンターは毒カウンターだけです)。これにより選ばれた各パーマネントには、そのパーマネントに置かれているカウンター1種類が1つ追加で置かれます。

なので、例えばあるクリーチャーに-1/-1カウンターがいくつか置かれている場合、増殖によってそこにさらにカウンターを1個追加し、感染を加速することができます。アーティファクトにすでに蓄積カウンターがいくつか置かれている場合、そこにさらに蓄積カウンターを1個置くことができます。ただし、蓄積カウンターが1個も無いアーティファクトには蓄積カウンターは置けません。また、-1/-1カウンターが置かれている相手のクリーチャーにはカウンターを置きつつ、-1/-1カウンターが置かれている自分のクリーチャーには置かなかったり、相手に毒カウンターを追加しつつ自分には与えなかったりすることもできます。

腐食が始まる

セットのさらなる情報に関しては、magicthegathering.comでの続報をお待ちください。そしてミラディンのサイトの更新や独占情報やカードプレビューのチェックもお忘れなく。

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