神河物語のプレリリースに参加すべき10の理由

更新日 Feature on 2004年 9月 10日

By Brian David-Marshall

Brian David-Marshall is a New York–based game designer who has been involved with Magic since 1994, when he started organizing tournaments and ran a Manhattan game store. Since then, he has been a judge, a player, and one of the longest-tenured columnists on DailyMTG.com, as he enters his second decade writing for the site. He is also the Pro Tour Historian and one of the commentators for the Pro Tour.

Translated by Yoshiya Shindo

 またこの時期がやってきたね!
新しいセットも徐々に姿を現しはじめけど、今週はそれを新しいおもちゃとして遊ぶ初めての機会だ!そして、今回は単なる新しいセットじゃない――新しいブロックだ!いつも読んでくださっている読者の方々は、僕がプレリリースの週末に参加する人たちを盛り上げるべく、毎回コラムを書いているのをご存知だろう。そして、いつもの読者の方々は、そいつが少々……なんて言うか……新鮮さをちょっと失ってきたなと感じていると思う。

 

最新のブロックを立ち上げるに当たって、僕も(とにかくこのコラムの方向的にも)新しい、神河物語のプレリリースに参加すべき 10 の理由ってやつをリストアップしてみようと思う。

 さて、リストに進む前に、まずはこちらのリンクをクリックしてもらって、近所のイベントを見つけて欲しい。今回のトーナメントは土日に開催される(金曜の真夜中って場所まであるみたいだね!)。いつもと同様、別々な日のトーナメントは別々なイベントだ。実際、そこでは複数の“フライト”――小規模トーナメント――が一日中開催され続けるので、あなたもずっと遊んでいることができるだろう。

今週末の神河物語のプレリリースに参加すべき10の理由!

10 位――本当にそんなカードを作ったのかどうか調べること!

マーク・ゴットリーブの文章では納得いかない? 僕はフローレスとは長い付き合いだけど、彼について学んだことがあるとすれば、彼は真っ赤な嘘をつく傾向にある。《時間停止/Time Stop》はもっともらしいでっち上げかも知れない。僕はスコット・ジョンズに、問題のカードは magicthegathering.com のコラムニストに対抗して開発部の集団意識が生み出したものだと念を押された。しかし、今回僕はカードをプレビューする機会に恵まれなかったので、僕は彼がその陰謀の一角であるんじゃないかと疑っているような状況だ。

 

まあ、冗談はともかく、ここ三週間ばかりこの手のカードを見ている皆さんにとっては、今回が実際にそのカードを使ってプレイする最初のチャンスだ。新しい反転カード、武士道、新しいレジェンド・ルール……今回は、それらが今後二年間、どのように構築のマジックを席巻するかを把握する初の機会だ。となれば、早くそこに達すれば、それだけいいスタートが切れることになるだろう!


9 位――書類作業!


《ヨーグモスの勅令/Yawgmoth's Edict》(Donato Giancola 作)

まあ、 確かに書類作業はちょっとした面倒だけど、いい面もある。プレリリースはすべて認定トーナメントで、認定トーナメントに参加する際は DCI 番号が必要だ。これまで番号を受け取ったことが無ければ、それが必要になる。ここで書類作業が登場する。メンバーカードの各項目は記入しなくちゃいけないけど、それだけで DCI 番号は無料で手に入れられる。DCI 番号を手に入れたら、あなたはあらゆる DCI 認定イベントに参加することができて、そのすべての結果は強大なデータベースに登録され、あなたが世界なり国なり州なり地方なりでどの程度の順位にいるかを見ることができる。

 

また、デッキ登録用紙を記入する必要も出てくるけど、それは問題のあるイカサマを防止するためのものだ。全員が神河物語のチェックリスト(ここで全部のプレビューカードが本当にあるかどうかを確認できる――名前だけだけどね)にどんなカードが入っていたかを記録すれば、誰かが何かのカードを強力なカードと入れ替えてしまう心配もないわけだからね。ところで、ゲームで何か怪しげなことが起こっていると思ったら、ジャッジを呼んでその事情を説明するといいだろう。

8 位――アーティストに会うこと!

 

神河物語は、このゲームの歴史の中でも最もイラストが美しいセットの一つだ。物語の日本的な背景や、一徳やロブ・アレクサンダーやその他このデザインに関わった面々が、このセットを新しい高みに到達させたといえるだろう (ところで、一徳の素晴らしさを把握できていないとしたら、このセットが出るまでの辛抱だ。彼の仕事はとんでもないよ)。

 

トーナメント主催者の中には、新セットに登場するアーティストをプレリリースに呼んでくれるところもある。例えば、あなたが幸運にもコロンバスやピッツバーグに住んでいるなら、今回のイベントでマット・カヴォッタやクリス・メラー(二人とも僕のお気に入りだ)に会えるだろう。地元の主催者に、アーティストが参加するかを確認してみて欲しい。そうすれば、サイン用のカードを準備できるだろうからね。

7 位――会場にいっぱいの、あなたと同じものを好きな人たち!

僕はマジックのファンを、融通の利かないサブカルチャー的な人たちとは書きたくない。世の中には間違いなく異なったタイプのマジックファンがいる。ただ、プレリリースに参加する人たちには少なくとも一つの共通点がある――マジックだ。僕にも、僕がこのゲームに関わったことで長く続いている友情が数多くある。プレリリースは、あなたの地方におけるそんな人たちと同じ興味を分かち合い、トーナメントを戦い、カードをトレードする素晴らしい機会だ。

6 位――次の二つの PTQ シーズンを先取り!

 

今回のトーナメントのメインイベントではどこでも、各プレイヤーに神河物語のトーナメント・パック1個とブースター・パック1個で 40 枚のデッキを組んでもらう。これは、今後のプロツアー名古屋のプロツアー予選のフォーマットと一緒だ。PTQ はもうすぐ始まるから、あなたはこのフォーマットに参加してカードがどのように絡み合うかや、相手に使われて困るカードやその対処法などを学ぶ素晴らしいチャンスだ。

 今回は新しいフォーマットなので、ミラディンブロックのような 16~17 枚の土地ではなく、17~18 枚の土地で行くことになるだろう。親和は消えたし、マイアやタリスマンも無いから、マナ源はたくさん欲しいだろうし、それは土地になるだろう。このセットがどうなるかは時間が示してくれるだろうけど、僕の第一印象は、数ターンは続けて土地を置きたくなるだろうということだ。マーク・ローズウォーターのプレビューカードを見たかい?!?

 PTQ 名古屋の次のシーズンは、プロツアー・アトランタで、チームリミテッドの PTQ になる。主催者によってはチーム戦のイベントも主催してくれるだろうけど、それは単なる PTQ の練習じゃなくて、認定トーナメントでもある。チーム戦のプロツアーにレーティングで参加したいのなら、あなた――とチームメート――は招待を受けるために必要なレーティングのために、できるだけチャンスを逃がさないようにしなくちゃいけないだろう。

5 位――都道府県選手権への布石!

あなたがリミテッドのプレイヤーでないとしても、このイベントに参加することは、次の大きなトーナメントに対する準備になるだろう。神河物語がスタンダードで有効になって最初の大きなトーナメント、都道府県選手権が間近に迫っているからだ。今回はデッキアイデアを練るのにも非常にいい機会だけど、必要なレアを、自分のアイデアが人に気付かれる前に先んじてトレードするのにもまたとないチャンスだ。ただし、《時間停止》をこっそりと 4 枚集めようとはしないように――みんな同じ事を狙ってるんだから。

4 位――プレミア!

 

プレリリースの週末にシールド戦に参加した全員には、記念品としてこのイベント用に特別に作られたフォイルがプレゼントされる。手に入れられるのはこの機会だけだし、話によれば今年のは特にかっこいいらしい。ただし、このカードを今回のシールドに入れちゃいけない。ただし、このカードをいい感じのカードとのトレードの種に使うのはかまわないよ。

3 位――日本の世界!

今回のブロックの背景は日本の神話で、見た目も感触もマジックの歴史のどのセットとも異なっている。今回は、その世界にどっぷり浸かって、新しい種族やストーリーや発音なんかに浸りきる最初のチャンスだ。ところで、日本風の名前にびびらないように。発音はすべて綴りどおりだ。英語のような複雑で直感に反する文字の並びは存在しない。コツをつかんだら、その発音は非常に易しいはずだよ。

2 位――ドラゴン!

 

デカくて、飛んでて、死んでもかなりのことをしてくれる。引いたら使わなきゃね!


Art by Ittoku

1 位――1ゲーム目にはアーティファクト除去をサイドボードに外せる!

 

ミラディンがバックミラーの彼方に消えてしまえば、メインデッキにアーティファクト除去を入れるためにマナを無理やり調整することもなくなるだろう。アーティファクトは前のブロックほどどこにでもあるものじゃなくなるからね。それはつまり、あなたの派手なアーティファクトに対して、どこにでも《粉砕/Shatter》や《ヴィリジアンのシャーマン/Viridian Shaman》や《供犠台の光/Altar's Light》がある状況を気にしなくてもいいってことだ。

 

こいつは文字通り新しい世界だ。今週はあなた自身の目でそれを確かめて、このイベントがなぜ人気があるかを理解して欲しいね!

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