2006年プロツアーのスケジュール発表

更新日 Feature on 2005年 7月 8日

By Randy Buehler

Translated by Yoshiya Shindo

 ほぼ10年の間、プロツアーはマジックのトーナメントシステムの頂点に輝き続けている。来るべきその誕生日に、我々ウィザーズ社の内部の人間は、どうすればそれをさらに良くできるかを問いかけてみた。単にこれまでの栄光に乗っかるのではなく、プロツアー(そしてマジック全体)を、最初の十年よりもさらに良いものにしていきたいというのが我々の考えだ。そのアイデアのうちいくつかはすでに実現されている――プレイヤー・ラウンジ、プロプレイヤー殿堂、プロプレイヤー・クラブなどがその一例だ。そして今回、ここでは先行で更なる進化を発表し、皆さんがさらにプロツアーに参加しやすくなる内容を公開して行こうと思う。

 この秋の予選ラウンド(2006年の最初のプロツアーのための予選)から、北米、南米、アジア太平洋地区のPTQは、すでにヨーロッパで行われている方式と同じものに変更になる――優勝者は、これまでのトラベルマネーの代わりに、航空券が支給されるようになる。現在の$250なり$500は、ほとんどのプレイヤーにとっては参加の為には不十分なのは事実で、そこで代わりに移動手段を確保する方法に切り替えようということになったのである。さらに、現在はプロツアーは年4回が予定されており、各PTQシーズンは数週間期間が延びるが、年あたりの予選数はこれまでと変わらない予定だ。無料航空券と拡大された予選イベントにより、より多くのプレイヤーが喜んでプロツアーに参加してもらえるようになることを期待している。

 さて、旅程が決まったところで、今度はあなたも行き先が気になることだろう。話の切り口に、ハワイなんかは素晴らしいと思わないかい?

2006年プロツアーとPTQスケジュール

日付場所フォーマット
3月3日~5日プロツアー・ホノルル/予選:エクステンデッド、10月~12月スタンダード構築
4月/5月プロツアー(開催地未定:ヨーロッパ予定)/予選:シールド+ブースタードラフト、1月~3月ブースタードラフト(ラヴニカ+ギルドパクト)
6月/7月プロツアー(開催地未定:日本かアメリカ)/予選:チームスタンダード構築、3月~5月チーム戦ラヴニカブロック構築
10月プロツアー(開催地未定:アメリカか日本)/予選:シールド+ブースタードラフト、6月~8月ブースタードラフト(新ブロック)
11月29日~12月3日世界選手権(パリ)スタンダード、エクステンデッド、ブースタードラフト(新ブロック)

 色々目新しいことはたくさんあるが、まずは一番はっきりしていることを説明しておこう――そう、プロツアーは4回(+世界選手権)のみの開催だ。ただ、真っ先に言っておくけれど、この「失われた」プロツアーの賞金は他の5つのイベントに振り分けられるので、賞金の減額はない。新しい賞金体系をちらっとお目にかけよう。

Pro Tour (Individual Format)

PlacePrizePlacePrizePlacePrizePlacePrizePlacePrize
1$40,000 16$3,750 31$1,400 46$730 61$540
2$22,000 17$3,500 32$1,350 47$710 62$530
3$15,000 18$3,250 33$1,300 48$690 63$520
4$14,000 19$3,000 34$1,250 49$675 64$510
5$11,500 20$2,800 35$1,200 50$660 65$500
6$11,000 21$2,600 36$1,150 51$645 66$490
7$10,500 22$2,400 37$1,100 52$630 67$480
8$10,000 23$2,200 38$1,050 53$620 68$470
9$7,000 24$2,000 39$1,000 54$610 69$460
10$6,500 25$1,900 40$950 55$600 70$450
11$6,000 26$1,800 41$900 56$590 71$440
12$5,500 27$1,700 42$850 57$580 72$430
13$5,000 28$1,600 43$800 58$570 73$420
14$4,500 29$1,500 44$775 59$560 74$410
15$4,000 30$1,450 45$750 60$550 75$400
Total:$240,245

World Championships

PlacePrizePlacePrizePlacePrizePlacePrizePlacePrize
1$50,000 16$3,750 31$1,400 46$730 61$540
2$25,000 17$3,500 32$1,350 47$710 62$530
3$16,000 18$3,250 33$1,300 48$690 63$520
4$15,000 19$3,000 34$1,250 49$675 64$510
5$11,500 20$2,800 35$1,200 50$660 65$500
6$11,000 21$2,600 36$1,150 51$645 66$490
7$10,500 22$2,400 37$1,100 52$630 67$480
8$10,000 23$2,200 38$1,050 53$620 68$470
9$7,000 24$2,000 39$1,000 54$610 69$460
10$6,500 25$1,900 40$950 55$600 70$450
11$6,000 26$1,800 41$900 56$590 71$440
12$5,500 27$1,700 42$850 57$580 72$430
13$5,000 28$1,600 43$800 58$570 73$420
14$4,500 29$1,500 44$775 59$560 74$410
15$4,000 30$1,450 45$750 60$550 75$400
Total:$255,245

 さらに、我々は減ったプロツアー分の経費も他の5つのイベントに再分配していく。これは経費節減のための変更ではないし、皆さんにとっても、イベントが減った分を埋め合わせてお釣りがくるだろうというのが本音だ。つまり、本来なら五つ目のプロツアーにかけるお金を、別の特別なことに費やそうということなのだ。

プレイヤーズ・クラブの敷居変更
プロツアーの回数が1回減ったのにつれて、プロプレイヤーズ・クラブで「レベルアップ」するのに必要のプロポイントも見直されました。
2005 年度プロポイント2006 年度プロポイント
レベル 111
レベル 21010
レベル 32020
レベル 43530
レベル 55040
レベル 66550

 それぞれのプロツアーを特別なものにする方法の一つは、数を減らすことだ。そうすれば、プレイヤーも旅の苦労が減るし、我々にとってもそれぞれをユニークなものにできる。また、プロツアーを特別なものにする別な方法は、開催場所をより興味深い、より魅惑的な場所で行うことだ。ハワイで開かれるプロツアーは、来るべき変化への兆しとなるだろう――我々は、今後も毎年1回のプロツアーは、このような魅惑的な場所での開催を予定している。そして何よりも、我々は他のイベントでも休暇を取るに見合った場所での開催を検討している。例えば、世界選手権は単にパリで開催されるわけではなく、ルーブル美術館の中での開催だ。他にもイベントをユニークなものにするための様々なアイデアを検討中だが、これも時期が来れば順位イベントの内容として公開されていくだろう。

 2006年のスケジュールにおけるもう一つの大きな変化は、我々は毎年開催フォーマットを“ひっくり返す”ことにきめたことだろう。これまでは、我々は毎年同じフォーマット(エクステンデッド、ブロック構築、ブースター・ドラフト、ロチェスター・ドラフト、チーム・ロチェスター)を採用してきていたが、今後はそこの部分から変革していくことにした。ある年(例えば2006年)にはスタンダードのプロツアーや予選があって、別な年には無いかもしれない。さらに、2006年にはチーム構築戦のプロツアーも開催予定で、これはこれまでのプロツアーでは無かった物だ。チーム構築戦は3人1チームで行われ、さらに使用するデッキは3人のすべてのカードを1つにまとめても適正なものである必要がある(つまり、例えば《歯と爪/Tooth and Nail》は3人のデッキ合わせて4枚しか使えないということだ)。今後は毎シーズン、新たに一味を加えていって、プレイヤーたちに新たなチャレンジをしてもらうことになるだろう。


ハワイまでの旅は我々がご案内します

 2006年の最初のプロツアーは、今回発表した内容をまさしく総合したものだ――スタンダード構築のプロツアー(これは1999年以来久々になる)、場所はハワイ、移動の航空券も至急になる。素晴らしい一年になることだろうね。

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