2012年9月20日 DCI制限禁止リスト告知
告知日:2012年9月20日
発効日:2012年10月1日
スタンダード、エクステンデッド、レガシー
変更なし
モダン
《溶鉄の尖峰、ヴァラクート/Valakut, the Molten Pinnacle》 禁止解除
ヴィンテージ
《燃え立つ願い/Burning Wish》 制限解除
マジック・オンライン独自のフォーマットへの変更は、マジック・オンライン・コミュニティ・グループ・ブログで月例告知されている。
制限禁止カードのフォーマットごとの一覧は、以下の通り。
2012年9月20日の制限禁止の変更に関する声明
Erik Lauer
最近のモダンのイベントには多様性があり、どのデッキもメタゲームを支配してはいない。モダンはローテーションのないフォーマットなので、禁止カードはローテーションによって消えることはない。DCIは、カードを解禁することがフォーマットにどんな影響を及ぼすのか見るために解禁する。プロツアー・フィラデルフィアに向けて定められた最初の禁止リストに記されていたカードを確認し、既存の上位デッキに簡単に刺さることのないようなカードで、現在の上位デッキと異なるプレイ・パターンのデッキを存在させたいと思った。選択肢を検討した結果、《溶鉄の尖峰、ヴァラクート》が解禁されるカードとして選ばれることになった。
ヴィンテージのイベントもまた充分な多様性があるが、コンボ・デッキが不足していた。《燃え立つ願い》はコンボをかなり強化するカードである。このカードは2002年5月、ジャッジメントで最初に作られ、2004年1月に制限リスト入りした。当時、瞬殺コンボ・デッキが支配的であった。それ以来、DCIはヴィンテージのカードを色々と制限解除し、現在の制限リストは2000年以降のいつよりも短くなっている。この長期的傾向に則り、《燃え立つ願い》の制限は解除された。
さらなる進化を!
今後、制限禁止の更新はセットの発売と合わせて行われる。ギルド門侵犯以降の各セットごとに、プレリリースの後の月曜日が告知日となり、セットの発売日が発効日となる。
これにはいくつもの利点がある。まず、これによって覚えておかなければならない日付がなくなる。2つめに、デッキの管理がより簡単になる。ほとんどのプレイヤーはセットの発売日に合わせてデッキを更新するものである。最後に、福数日にわたるイベントの間に更新日が来た場合にどうするのかという奇妙な質問への答えとなる。
上記の制限禁止リスト告知に加え、マジック・イベント規定やマジック・違反処置指針にも更新が加えられた。
競技マジック・プレイヤーに影響する変更点の重要なところについては、下記のレベル5マジック・ジャッジのトビー・エリオット/Toby Elliottのブログを参照のこと。
9月20日ポリシー変更について、プレイヤーが知っておくべきこと
By Toby Elliott / Tr. YONEMURA "Pao" Kaoru
2012年9月19日ほとんどのポリシー変更はわずかな数の奇妙な状況にのみ影響を与える微妙な小さな変更か、あるいは何か問題が起こったときにジャッジがその状況をどう扱うかに関するものです。しかしながら、イベント上の経験に影響をもたらす可能性があるので、今回はプレイヤーが知っておくべき変更のまとめを作る価値があります。プレイヤーの皆さんもお読み下さい。
重要性の順番:
1. [ルール適用度競技以上のみ] 今後、あなたは*すべての*あなたの誘発を宣言する必要があります。
これまでは、誘発には小分類があり(「視覚上の表現を伴わない」)、局面に見て判る影響を与えず、選択を必要としないものについては宣言する必要がないとされていました。《黄金夜の指揮官》や《クルーインの打撃者》などを考えて下さい。しかしながら、誘発の扱いに関するルールの単純化に伴い、これらの能力も宣言が必要になりました。
(訳注:また、これに伴い、観客は誘発忘れを発見しても進行を止めることができなくなりました。必要ならジャッジを呼びましょう)
単純化した誘発のルール:あなたはあなたの誘発を「忘れ」ることはできません。あなたの対戦相手はあなたに思い出させる必要はありません。あなたの対戦相手が誘発を忘れていて、あなたがその誘発を処理して欲しければ、ジャッジを呼んで下さい(その場合、1ターン過ぎていなければその誘発は処理されることになります)。あなたがあなたの誘発を故意でなく忘れ、あなたの対戦相手がそれを処理して欲しいと思わなかった場合、その誘発は処理されません。
2. プレインズウォーカー・ポイントを得るためには、あなたがそのイベントに来てプレイしなければなりません。友人に登録してもらい、ポイントだけを得るということはできません!
3. ビデオ撮影したものを裁定のために使うことはありません。後での調査のために使うことはあります。
4. 今後のポリシーの更新は、プレリリースの後の月曜日に行われ、そのセットの発売日から有効となります。
マジック・イベント規定(知っておくべきかも知れないもの)は http://www.wizards.com/wpn/Document.aspx?x=Magic_The_Gathering_Tournament_Rules(リンク先は英語)で公開されています。
マジック・違反処置指針(ジャッジ向けですが、面白いかも知れません)はhttp://www.wizards.com/wpn/Document.aspx?x=Magic_The_Gathering_Infraction_Procedure_Guide(リンク先は英語)で公開されています。
制限禁止カード一覧
スタンダード
現在、スタンダードには禁止カードは存在しない。
エクステンデッド
以下のカードは、エクステンデッド・フォーマットにおいて使用が禁止されている:
- 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
- 《精神的つまづき/Mental Misstep》
- 《思案/Ponder》
- 《定業/Preordain》
- 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
ヴィンテージ
以下のカードは、ヴィンテージ・フォーマットにおいて使用が禁止されている:
- 《Amulet of Quoz》
- 《青銅のタブレット/Bronze Tablet》
- 《Chaos Orb》
- 《Contract from Below》
- 《Darkpact》
- 《Demonic Attorney》
- 《Falling Star》
- 《宝石の鳥/Jeweled Bird》
- 《再誕/Rebirth》
- 《Shahrazad》
- 《嵐のイフリート/Tempest Efreet》
- 《Timmerian Fiends》
以下のカードは、ヴィンテージ・フォーマットにおいて制限カードに指定されている:
- 《Ancestral Recall》
- 《天秤/Balance》
- 《Black Lotus》
- 《渦まく知識/Brainstorm》
- 《チャネル/Channel》
- 《Demonic Consultation》
- 《Demonic Tutor》
- 《Fastbond》
- 《閃光/Flash》
- 《けちな贈り物/Gifts Ungiven》
- 《伝国の玉璽/Imperial Seal》
- 《Library of Alexandria》
- 《ライオンの瞳のダイアモンド/Lion's Eye Diamond》
- 《水蓮の花びら/Lotus Petal》
- 《Mana Crypt》
- 《魔力の櫃/Mana Vault》
- 《記憶の壺/Memory Jar》
- 《商人の巻物/Merchant Scroll》
- 《精神の願望/Mind's Desire》
- 《Mox Emerald》
- 《Mox Jet》
- 《Mox Pearl》
- 《Mox Ruby》
- 《Mox Sapphire》
- 《神秘の教示者/Mystical Tutor》
- 《ネクロポーテンス/Necropotence》
- 《思案/Ponder》
- 《Regrowth》
- 《Sol Ring》
- 《露天鉱床/Strip Mine》
- 《Time Vault》
- 《Time Walk》
- 《Timetwister》
- 《知識の渇望/Thirst for Knowledge》
- 《修繕/Tinker》
- 《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》
- 《三なる宝球/Trinisphere》
- 《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
- 《Wheel of Fortune》
- 《意外な授かり物/Windfall》
- 《ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain》
- 《ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will》
レガシー
以下のカードはレガシー・フォーマットにおいて使用が禁止されている:
- 《Amulet of Quoz》
- 《Ancestral Recall》
- 《天秤/Balance》
- 《Bazaar of Baghdad》
- 《Black Lotus》
- 《黒の万力/Black Vise》
- 《青銅のタブレット/Bronze Tablet》
- 《チャネル/Channel》
- 《Chaos Orb》
- 《Contract from Below》
- 《Darkpact》
- 《Demonic Attorney》
- 《Demonic Consultation》
- 《Demonic Tutor》
- 《大地の知識/Earthcraft》
- 《Falling Star》
- 《Fastbond》
- 《閃光/Flash》
- 《大あわての捜索/Frantic Search》
- 《ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter》
- 《噴出/Gush》
- 《隠遁ドルイド/Hermit Druid》
- 《伝国の玉璽/Imperial Seal》
- 《宝石の鳥/Jeweled Bird》
- 《土地税/Land Tax》 2012年7月1日解禁
- 《Library of Alexandria》
- 《Mana Crypt》
- 《Mana Drain》
- 《魔力の櫃/Mana Vault》
- 《記憶の壺/Memory Jar》
- 《精神的つまづき/Mental Misstep》
- 《精神錯乱/Mind Twist》
- 《精神の願望/Mind's Desire》
- 《Mishra's Workshop》
- 《Mox Emerald》
- 《Mox Jet》
- 《Mox Pearl》
- 《Mox Ruby》
- 《Mox Sapphire》
- 《神秘の教示者/Mystical Tutor》
- 《ネクロポーテンス/Necropotence》
- 《ドルイドの誓い/Oath of Druids》
- 《再誕/Rebirth》
- 《Shahrazad》
- 《頭蓋骨絞め/Skullclamp》
- 《Sol Ring》
- 《適者生存/Survival of the Fittest》
- 《露天鉱床/Strip Mine》
- 《嵐のイフリート/Tempest Efreet》
- 《Time Vault》
- 《Time Walk》
- 《Timetwister》
- 《Timmerian Fiends》
- 《修繕/Tinker》
- 《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》
- 《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
- 《Wheel of Fortune》
- 《意外な授かり物/Windfall》
- 《世界喰らいのドラゴン/Worldgorger Dragon》
- 《ヨーグモスの取り引き/Yawgmoth's Bargain》
- 《ヨーグモスの意志/Yawgmoth's Will》
ブロック構築
ブロック構築フォーマットにおいて禁止されているカードは以下の通り:
- 《無形の美徳/Intangible Virtue》(イニストラード・ブロック)
- 《未練ある魂/Lingering Souls》(イニストラード・ブロック)
- 《霊気の薬瓶/AEther Vial》(ミラディン・ブロック)
- 《古えの居住地/Ancient Den》(ミラディン・ブロック)
- 《電結の荒廃者/Arcbound Ravager》(ミラディン・ブロック)
- 《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》(ミラディン・ブロック)
- 《大霊堂の信奉者/Disciple of the Vault》(ミラディン・ブロック)
- 《大焼炉/Great Furnace》(ミラディン・ブロック)
- 《教議会の座席/Seat of the Synod》(ミラディン・ブロック)
- 《伝承の樹/Tree of Tales》(ミラディン・ブロック)
- 《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》(ミラディン・ブロック)
- 《頭蓋骨絞め/Skullclamp》(ミラディン・ブロック)
- 《果敢な勇士リン・シヴィー/Lin Sivvi, Defiant Hero》(マスクス・ブロック)
- 《リシャーダの港/Rishadan Port》(マスクス・ブロック)
- 《ガイアの揺籃の地/Gaea's Cradle》(ウルザ・ブロック)
- 《記憶の壺/Memory Jar》(ウルザ・ブロック)
- 《セラの聖域/Serra's Sanctum》(ウルザ・ブロック)
- 《時のらせん/Time Spiral》(ウルザ・ブロック)
- 《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》(ウルザ・ブロック)
- 《通電式キー/Voltaic Key》(ウルザ・ブロック)
- 《意外な授かり物/Windfall》(ウルザ・ブロック)
- 《呪われた巻物/Cursed Scroll》(テンペスト・ブロック)
- 《資源の浪費/Squandered Resources》(ミラージュ・ブロック)
- 《Amulet of Quoz》(アイスエイジ・ブロック)
- 《Thawing Glaciers》(アイスエイジ・ブロック)
- 《Zuran Orb》(アイスエイジ・ブロック)
モダン
以下のカードは、モダン・フォーマットにおいて使用が禁止されている:
- 《祖先の幻視/Ancestral Vision》
- 《古えの居住地/Ancient Den》
- 《苦花/Bitterblossom》
- 《猛火の群れ/Blazing Shoal》
- 《金属モックス/Chrome Mox》
- 《雲上の座/Cloudpost》
- 《暗黒の深部/Dark Depths》
- 《戦慄の復活/Dread Return》
- 《垣間見る自然/Glimpse of Nature》
- 《ゴルガリの墓トロール/Golgari Grave-Troll》
- 《大焼炉/Great Furnace》
- 《緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith》
- 《超起源/Hypergenesis》
- 《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》
- 《精神的つまづき/Mental Misstep》
- 《思案/Ponder》
- 《定業/Preordain》
- 《罰する火/Punishing Fire》
- 《炎の儀式/Rite of Flame》
- 《教議会の座席/Seat of the Synod》
- 《師範の占い独楽/Sensei's Divining Top》
- 《石鍛冶の神秘家/Stoneforge Mystic》
- 《頭蓋骨絞め/Skullclamp》[CMD]
- 《弱者の剣/Sword of the Meek》
- 《伝承の樹/Tree of Tales》
- 《梅澤の十手/Umezawa's Jitte》
- 《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
- 《野生のナカティル/Wild Nacatl》