Mechanics

更新日 Feature on 2012年 1月 9日

By Wizards of the Coast

マジックを覚えたい、あるいは基本ルールをおさらいしたい場合は、こちらの「ゲームを学ぼう」のページをご覧ください。

大天使アヴァシンはいまだに行方が知れず、アヴァシン教会の守護の結界は力を弱め、そしてイニストラードの次元はますます濃い闇に包まれていきます。闇の隆盛では怪物も無垢なる者も新たな武器を手にし、イニストラードのテーマとメカニズムがさらなる発展をみます。

不死

不死闇の隆盛から登場するキーワードで、墓地に送られたクリーチャーは力を増して蘇ってきます。

《絡み根の霊》

+1/+1のカウンターを持たない不死のクリーチャーが死亡したとき、あなたはそれの上に+1/+1のカウンターを置いた状態でそれを墓地から戻せます。1個以上の+1/+1カウンターを持つ不死のクリーチャーが死亡したときは、通常通り墓地に残されたままになります。

その+1/+1カウンターがどこから来たものかは関係なく、またクリーチャーがすでにカウンターを置かれた状態で蘇ったかどうかも関係ありません。重要なのはそのクリーチャーが死亡したときにどこにカウンターがあるかです。あなたの不死クリーチャーが(例えば《旅の準備》のおかげで)+1/+1のカウンターを置かれ、そして死亡したとしましょう。そうした場合、仮にそれが初めての死亡であっても、蘇ることはありません。逆にいえば、もしその不死クリーチャーが蘇ってからその+1/+1カウンターを取り除くことができれば、次に死亡したときもまた蘇ってくるのです。まさしく不死です!

クリーチャーがいずれかのタイミングで+1/+1のカウンターと-1/-1のカウンターを置かれたら、2種のカウンターが即座に等価で「相殺」され、いずれか一方のカウンターだけが残ります。例えば+1/+1カウンターが3個と-1/-1カウンターが2個置かれたクリーチャーには、最終的に+1/+1カウンター1個が残ります。とはいえひとつ厄介な点もあります。もし+1/+1カウンターが置かれたクリーチャーの上に、そのクリーチャーを殺すのに十分な-1/-1カウンターが置かれた場合、それはこの2種のカウンターが相殺されるまえに死亡します。例えば、《絡み根の霊》の上に+1/+1カウンターが1個置かれているときに、《 皮裂き》の「戦場に出たとき」に誘発される能力によって-1/-1カウンターが3個置かれたとします。《絡み根の霊》は+1/+1カウンターが1個と-1/-1カウンターが3個置かれた状態で死亡するため、戦場には戻れなくなるのです。

窮地

「夜明け前の闇が一番暗い」という言葉がありますが、新たに登場する能力語窮地は、この言葉の持つ哲学を闇の隆盛で具現化するものです。

《スレイベンの破滅預言者》

窮地能力はあなたのライフが5点以下のときに作用します。あなたのライフの総量が5点以下になったと同時に、この能力が発動するのです。ですから戦闘の最中に《 焼身の魂喰い 》に何点かのライフを支払えば、突如として《スレイベンの破滅預言者》によって自軍全体を強化できるようになるわけです。あなたのライフの総量が6点以上になった途端、窮地能力は途絶えてしまいます――ですから《スレイベンの破滅預言者》がテーブルに出ているときにライフを獲得すると、ターンの途中で自分のクリーチャーを矮小化するきっかけになりかねません。

他の窮地能力は、誘発型能力や常在型能力だったり、インスタント呪文やソーサリー呪文の挙動を変える能力だったりします。

両面カード

イニストラード同様、闇の隆盛 でも両面カードが登場します。これは通常のマジックの裏面ではなく、両方が表面になっているカードです。しかも闇の隆盛では、両面カードがすべてクリーチャーとは限りません。

ルールの詳細(どうやってこのカードをドラフトするか)や奇妙な細かい状況については、両面カードのルールのページをご覧ください。ここでは基本に触れます。

両面カードの概要

両面カードは、両面が表です。いわゆる普通のマジックの裏面はありません。太陽のシンボルとマナ・コストが記されている側を昼の面と呼び、通常はこちらを使います。両面カードは、いずれかの効果によって別の指示がされていない限り、常に昼の面を表にして戦場に出ます。これは、そのカードが唱えられてスタックから戦場に出る場合に限らず、それ以外の、例えば(《 不穏の標》等により)墓地などから戦場に出る場合においてもそうなります。

両面カードの夜の面には月のシンボルがあり、マナ・コストが無く、その色を示す色指標――タイプ行上の点――があります。(大半の両面カードと異なり、《死の杯》は夜の面が無色のため、色指標がありません。) 両面カードの両方の面は同じ色であることがほとんどですが、そうでない場合もあります。夜の面の特性は、そのカードが戦場にあり、夜の面が表になっている状態でのみ参照されます。それ以外では、昼の面の特性のみが参照されます。(例えば、上のプレビュー・カードの点数で見たマナ・コストは3点です――ただしこれが《死の杯》を表にして戦場に出ていた場合は例外で、この場合の点数で見たマナ・コストは0点になります。)

各両面カードには、それを変身させる能力が少なくとも1つあります。両面カードを変身させる場合、それを裏返し、もう一方の面を表にします。

両面カードをデッキに入れる

両面カードをデッキに入れる場合、選択肢は2つあります。多くのプレイヤーが行うように、デッキの全てを不透明のスリーブに入れるか、あるいは多くの闇の隆盛のパックに入っているチェックリスト・カードを使用するかです。チェックリストを使ってデッキ内の両面カードを使用する場合、デッキ内のすべての両面カードでチェックリスト・カードを使う必要があります。

スリーブを使う場合、話は簡単です。両面カードを昼の面が見えるようにスリーブに入れ、変身する場合はスリーブから出してください。(その上でスリーブに戻してもいいですが、戦場から離れたら元に戻してください。)

チェックリスト・カードの裏面は通常のマジックの裏面です。闇の隆盛のチェックリスト・カードはこのようなものです:

闇の隆盛チェックリスト・カード

チェックリスト・カードを使う場合、両面カードを脇に置き、各チェックリスト・カードのその両面カードのカード名の脇に印をつけます。(チェックリスト・カードの裏に透けない筆記用具を使ってください。また、チェックリスト・カードには1つのカードのみに印をつけてください。)

チェックリスト・カードは、そのカードがライブラリーや手札にある場合、または追放領域に裏向きに置かれている場合に使用し、両面カードはそれがスタックや戦場や墓地にある場合、または追放領域に表向きに置かれている場合に使用します。

変身

両面カードが変身した後でも、それは同じカードです。したがって、そのカードにつけられているオーラ、置かれているカウンター、その他の効果はそのまま残ります(両面カードの特性が変わって、オーラが適正につけられない場合は別です)。

一部の両面カードは何度も変身して2つの面を往き来できます。《生の杯》/《死の杯》など他の両面カードは、普通の状態であれば一方向にしか変身できません。「変身」という言葉は現時点でどちらの面が見えているかに関係なく適用され、カードが「変身解除」されることはありません。

ここまでが基本です。両面カードの挙動にまだ疑問があるようでしたら、両面カードのルールのページをチェックしてみてください。

陰鬱

イニストラードで使われた陰鬱という能力語が闇の隆盛でも使われることになります。

《吠え群れの飢え》

陰鬱の能力語は、このターンにクリーチャーが死亡したかどうかをチェックする能力を示します。

《吠え群れの飢え》はクリーチャー1体を対象とし、そのターン《吠え群れの飢え》が解決される以前にクリーチャーが死亡していた場合、その上に+1/+1カウンターを3個置きます。死亡したクリーチャーがいなかった場合は、+1/+1カウンターが1個置かれるだけです。そのターンのその時点以降でクリーチャーが死亡したかどうかは関係がありません。能力が参照されるのは呪文が解決されるときだけです。あなたが《吠え群れの飢え》を唱えた後で、それが解決される前にクリーチャーが死亡した場合は、クリーチャー1体を対象として、その上に+1/+1カウンターを3個置きます。

他の陰鬱能力は、誘発型能力や起動型能力だったり、インスタントやソーサリーの呪文の挙動を変える能力だったりします。

フラッシュバック

フラッシュバックのメカニズムも闇の隆盛に再登場します。フラッシュバックはインスタントやソーサリーのみが持ちます。

《天啓の光》

フラッシュバックを持つ呪文は、通常通りに手札から唱えることができます。それが墓地にある場合、それがそこに置かれた理由に関係なく、あなたはそれを、それのマナ・コストの代わりにフラッシュバック・コストを支払うことで唱えることができます。これは、あなたがそのカードを通常唱えることのできる時点でのみ行えます。あなたが《天啓の光》をそのフラッシュバック・コストで唱えたとしても、それは依然として白の呪文であって、緑の呪文にはなりません。

フラッシュバック・コストで呪文を唱えた場合、それがスタックから離れる際に追放されます。

呪い

呪いはプレイヤーにエンチャントされるオーラで、そのプレイヤーに対して厄介なことを引き起こします。

《渇きの呪い》

呪いには特別なルールはありません――これはプレイヤーにエンチャントされるオーラの通常のルールに従います――が、イニストラードブロックのカードの中には、《渇きの呪い》のように呪いのサブタイプを参照するものがあります。呪いは“エンチャント(対戦相手)”ではなく“エンチャント(プレイヤー)”を持ちます。なので、望むなら呪いを自分にエンチャントすることができます。

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