Round 3: Executioners vs. Loafing Giants (Japanese/English)

更新日 Feature

By Wizards of the Coast

Executioners今回目玉の黒船一号丸である Loafing Giants。
Michael Pustilnik 、 Robert Dougherty、Alex Shvartsman というまさしくプロポイント奪取のための特別編成チームである。なにせ、Dougherty ただ一人がかの黒字に赤きドラゴンの映える Your Move Games シャツに身を包んでおり、まさに混成軍といった感がとても強い。

果たして、即席チームゆえのチームワーク面の脆さをつくことが唯一必勝の策になるだろうか? チーム・ロチェスターの段階ともなれば、まさにそれこそがアドバンテージ足り得るはずなのだが、いかんせんシールドラウンドでの対戦となってしまったのであった・・・

藤田"組長"憲一 VS Michael Pustilnik

Game 1

Mickey Pustilnik, PTLA 2001 Winner藤田憲一が先手をとったのだったが、Pustilnik の Ravenous Rats が藤田に Mountain をディスカードさせたのがファーストアクション。
藤田は赤黒青のアグレシッヴなビートダウンデッキらしく、3 ターン目 Caldera Kavu 、続いて 4/3 Mire Kavu とオフェンシヴに。一方の Pustinik は "My Favorite "とのことである Rats を Arctic Merfolk のキッカーコストとしてバウンスしてから再召喚しつつ Metathran Transport をブロッカーに・・・というコントロール志向の立ち上がり。ハンドアドバンテージ至上主義系デッキの香りがぷんぷんと漂う青黒デッキである。

Pustilnik は 5 ターン目の藤田のフルアタックを Transport と Merfolk の 2 体でブロックし、実質 Transport と Mire Kavu が相打ち。続くターンに藤田が Volcano Imp を加えるも Hunting Drake でもって Caldera Kavu をバウンスして戦線のバランスを保った。 一見、藤田が望む殴りあいが展開されそうな場ではあったのが、明らかに序盤のハンド攻撃を受けて手札から基本地形を捨てざるを得なかった藤田のマナに若干の問題が。そして、Pustilnik は DuskwalkerFaerie Squadron をキッカーで立て続けに召喚したことで戦線を圧倒し、駄目押しの Stalking Assassin までをトップデッキしてみせた。 2 体目の Mire Kavu を展開、仕返しとばかりに召喚した Ravenous Rats でPustilnik の虎の子であった Stormscape Battlemage をディスカードさせるなどの抵抗を試みた藤田ではあったのだが、ダメージレースに敗れてしまったのだった。

Pustilnik 1-0

Game 2

明らかに中央で Robert Dougherty と対戦している中村聡は苦戦模様。真木が Alex Shvartsman に対してはデッキ相性的な優位をとれていそうな感であったが、結局のところ藤田はこのマッチアップを勝ち取らなければならないようであった。

藤田憲一は先攻であったのだが、後手 Pustilnik の手札破壊デッキが 3 ターン目につきつけた難題には頭を抱えて悩むことしきりであった。

展開した土地がお互い 3 枚。その状況で、Mire Kavu、Flametongue KavuThunderscape BattlemageScorching Lava、Swamp、Probe という珠玉の 6 枚の手札から、2 枚を選んで捨てろ・・・といわれたのだ。もちろん、かの Bog Down である。
結局、ここで藤田は Battlemage と Probe というゲームプランを放棄し、4 ターン目に Mire Kavu を召喚した。

しかし、この後の Pustilnik の展開が思わしくないもので、彼がようやっと相討ち要員として展開してきた
Duskwalker(Kicker)をも Flametongue Kavu で焼き殺し、順調に攻撃陣を厚くしてからの Yawgmoth's Agenda でもって勝利を決定付けた。
そう、2 回目の Flametongue Kavu によってブロッカー候補であった Faerie Squadron をなぎ払って血路を開いて見せたのだ。

かくて 3 戦目が決戦の場となったのだった。

Game 3

中村が Robert Dougherty に 2-0 で敗れ、真木が Alex Shvartsman を 2-0 で下すというある意味で予定通りの展開の中ではじまった 3 本目。 まさしくチームの勝敗のすべてがかかったものになった。

後手の藤田は初手をキープするか否かでかなり悩んだようだったが、結局はこの 6 枚のランドと Thunderscape Battlemage というハンドをキープしたのだった。そして、それは英断であったと結果論的に断言できる。

先手 Pustilnik は 1 ターン目の Opt から、2 ターン目にまたしても Ravenous Rats を展開。かなり苦しそうな表情でシャミりつつ、藤田はありあまる土地の中から Mountain をしぶしぶ・・・といった感じでディスカード。Pustilnik なんだか嬉しそう。
これに気をよくしたのか、セットランドしてターンエンドを繰り返す藤田を前に、自分の Rats を Repulse でバウンスしてから再度召喚・・・というハンドアドバンテージ獲得にのりだした。やはり、かなり苦しそうに土地をディスカード。

ようやっとアクティヴに動くことになった藤田は 4/3 Mire Kavu を召喚し、Duskwalker をキッカーつきで召喚することで Pustilnik も応戦。藤田は温存しておいた Battlemage のキッカーでもって Pustilnik の Tower DrakeDromar's Cavern を捨てさせた。これで打撃力の面で 6 点対 4 点と藤田有利となる。

何とか劣勢を挽回すべく Probe を撃つ Pustilnik。
そして、それは悪い選択ではなかったようだった。この Probe で harpy を入手しつつ Soul BurnPhyrexian Slayer という有効牌を藤田にディスカードさせることがかなったのだから。
・・・なのに、あの藤田の余裕はなんだ?

7 ターン目に Duskwalker と Rats でもってブロッカーの残されていない藤田を攻撃し、ライフを 12 点にまで削ってみせた Pustilnik。そこへ Probe で前のターンに調達してきた Cavern Harpy を召喚し、タップ状態の Rats を回収して再召喚しようとしたところ、藤田から "Wait!!" とドスのきいた声でのちょっと待ったコールが入った。

・・・ヤツは何を持っているのだろう?
考え込む Pustilnik。

そして、藤田からはうすら笑いを浮かべながらの"Sorry ...Ok "との声が。

何もレスポンスがないようであったので、Pustilnik は予定通りに Rats をバウンスしてから再召喚し、藤田は Rushing River を墓地へとおざなりに投げ捨てた。
Pustilnik はここで"Go" 残された 1 枚は・・・ ?

後手藤田、第 7 ターン目。
ドローを確認してからしばし考えにふける素振りを見せた藤田(実はドローは土地)、Battlemage と Mire Kavu で攻撃を宣言。
Pustilnik は悩んだ挙句に harpy で Batlemage をブロックし、Kavu をスルー。ダメージをスタックしてから 1 点のライフを支払って harpy をバウンスしたことでライフ損失のトータルを 5 点とし、残りライフが 5 点にまで引き下げられるのを承知した。

ライフの確認をするや、物凄い勢いで藤田は一枚のカードを叩きつけるように場に出した。ご想像の通り、それは Yawgmoth's Agenda という凶悪なレアカードであったのだ。

次ターン、サックランドを文字通り生贄に捧げた藤田は 8 マナでの Soul Burn を墓地から Pustilnik 本体へと撃ち込み、「よっしゃ!!」と雄叫びをあげ、真木と中村は戦友の力強いハイタッチに応えたのだった。

Executioners 2-1 Loafing Giants

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