Round 9: DERAPIN VS Dekiru-Kana?

更新日 Feature

By 石田格

日が変わって一回目の試合で勝ってなんとしても「波に乗っておきたい」と多くのプレイヤーは思うだろう、どんなときでも第一試合目は重要なものだ。
そういう意味ではある意味大阪人どうしでの潰し合いとなってしまったこの試合でもお互い全く妥協はない、軽くジョークこそ交えるものの目はまったく笑っていない・・・そんな状況である。ドラフト自体は双方深田を除いてかなり良い出来上がりになっておりデッキ相性の悪い深田が負けても灘、能西がひっくりかえす可能性は十分にある。

Fujita(WGU) VS Fukata(BRG)

先攻した深田はクリーチャーを展開しダメージを稼ぎたい所だが、いかんせん《シッセイの創意》のついた《Galina's Knight/ガリーナの騎士》を全く突破できない状況である。ごり押しで攻めたいところではあるが引いてくるのは《Lava Zombie/溶岩のゾンビ》《Horned Kavu/有角カブー》といったゲートクリーチャーばかり。バウンスする「種」クリーチャーの色を変えられてしまって場にクリーチャーを展開できない間に《Hunting Drake/狩をするドレイク》でクリーチャーをライブラリーに積まれ、そのまま殴り殺されてしまう。

二試合目も《Amphibious Kavu/両性カブー》や《Horned Kavu/有角カブー》で攻める深田だったが、今度は《Shoreline Raider/海辺の略奪者》で攻撃を止められてしまう。
なんとか《Maniacal Rage/狂った怒り》をエンチャントしてダメージを通そうとするが、藤田はここであることに気がついてしまう。深田の腕の脇に沼が一枚落ちているのである不審に思った藤田が深田のデッキを数えると場と墓地を合わせて三十九枚しかなく・・・あわれ深田はマッチロスとなってしまった。
深田の悔やんでも悔やみきれないミスであった。

藤田 2-0

Higashino(UBR) VS Nada(WGU)

Sunscape Apprentice/陽景学院の弟子》《Quirion Elves/クィーリオン・エルフ》と絶好の立ち上がりを見せる灘に対し、東野は躊躇せずエルフを《Crosis's Charm/クローシスの魔除け》で除去して少しでも展開を遅らせようとする。

しかし、灘も《カミソリ足のグリフィン》、《Charging Troll/突進するトロール》で攻め立てる。《トロール》こそ《Vodalian Zombie/ヴォーディリアのゾンビ》で止めるものの《グリフィン》にライフを削られ、東野からしてみれば非常に苦しい展開。
ここで畳み掛けられれば勝負は呆気なくついてしまったのだろうが、このチャンスに灘は土地しかひけず、なかなか効率よくダメージを与えられない。

そうこうするうちに灘は《グリフィン》を《Agonizing Demise/苦悶の死》で除去され《Phyrexian Bloodstock/フィレクシアの吸血兵》+《Cavern Harpy/洞窟のハーピー》によるコンビネーションでダメージ源を失ってしまう。

しかし、ここで伝家の宝刀《Crusading Knight/聖戦の騎士》をトップデックし次のターンに《Pygmy Kavu/ピグミー・カブー》で4枚ものカードを補充し・・・勝負ありかと思われた。
が、ところが東野も《Tidal Visionary/高潮の幻想家》をトップデックして《吸血兵》の色を変えて《騎士》を除去する。しかし、すでに東野のライフは 4 まで削れており灘はクリーチャーがとおりさえすれば手札にある《Gerrard's Command/ジェラードの命令》で勝利する事ができる状態だった。

しかし灘の祈りに天も地もライブラリーも応えてはくれなかった。

引けども引けども土地ばかりで、もはやクリーチャーを通すどころか自分のライフが危ない状況になってしまった。そして、そこで引くカードはもはや遅すぎる《Stand/Deliver/抵抗/救出》であったのだった・・・。

残念ながら次の試合について書ける事はとくにない。
マジックは土地がなくてはゲームにならないものだし、なによりサンドバックの様に殴られている様は見ていて痛ましいだけだからだ。灘にとっては不運だったとしかいい様が無いだろう。この時点でチームの負けは決定してしまった、こうして Dekiru-Kana ? は決勝に向けて幸先のよい一歩を踏み出すこととなったのだった。

東野 2-0

Dekiru-Kana? WIN!!

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