最強は誰だ? マジックの新ランキング上位25人

更新日 Making Magic on 2013年 10月 11日

By Greg Collins

After starting his career covering college football and basketball for ESPN.com, Greg Collins found a way to merge his love of sports and games into one job. He's been in charge of Magic event coverage since 2004.

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 マジックで、「最強」を決めるのは難しいことです。最強のカードは? カードについて語るなら、メタゲームによってあらゆる意見があり得ます。最強のプレイヤーは? プラチナ・レベルでシーズンを始めたプレイヤーも、次のプロツアーに出場できないかも知れません。イベントごとにある程度のプロ・ポイントを稼いでいる中堅プロをどう順位付ければいいでしょう?

 カードの話は毎日ブースターを開封しているプレイヤーの皆さんにお任せして、プレイヤーの話がわたしの専門です。それでは、2013年世界選手権の上位4人を見てみましょう。

  • プロツアーやグランプリは、そのイベントの終了時点の瞬間に最強だったプレイヤーを決めるには最適です。つまり、世界王者、シャハール・シェンハー/Shahar shenharが現時点で最強なのでしょうか?
  • レイド・デューク/Reid Dukeは世界選手権準優勝ですが、グランプリ・マイアミで優勝し、グランプリ・デトロイトで準優勝しています。複数の上位入賞を果たした彼が最強なのでしょうか?
  • 年間最優秀プレイヤー・レースはそのシーズンを通しての成績を見ますが、前のシーズンの成績は考慮していません。年間最優秀プレイヤー、ジョシュ・アター=レイトン/Josh Utter Leytonこそ最強と言えるのでしょうか?
  • ベン・スターク/Ben Starkは今シーズン既に3つのグランプリでのトップ8入賞を含む6つのグランプリでプロ・ポイントを得ています。この安定性は1回の大勝利よりも評価されるべきでしょうか?

 これはここ2ヶ月だけのことです。最近のプロツアーの優勝者であるクレイグ・ウェスコー/Craig Wescoe、トム・マーテル/Tom Martell、スタニスラブ・シフカ/Stanislav Cifka……あるいは昨年の年間最優秀プレイヤー、渡辺雄也でしょうか? 一体どれだけ挙げれば済むのでしょう?

 そこで、新ランキング、マジック・プロプレイヤー・トップ25をご紹介します。

順位 名前 ポイント 変動 前回
1 Josh Utter-Leyton 79.82
2 Ben Stark 74.98
3 Shahar Shenhar 72.55
4 渡辺 雄也 69.19
5 Reid Duke 68.75
6 Willy Edel 62.75
7 Tom Martell 61.80
8 中村 修平 60.36
9 Eric Froehlich 60.19
10 Stanislav Cifka 57.55
11 Brian Kibler 52.36
12 Martin Juza 51.75
13 David Ochoa 47.75
14 Craig Wescoe 45.13
15 Luis Scott-Vargas 42.74
16 Owen Turtenwald 42.54
17 Lee Shi Tian 42.33
18 Tzu-Ching Kuo 41.53
19 Raphael Levy 40.90
20 三原 槙仁 38.54
21 Ari Lax 37.90
22 Alexander Hayne 37.50
23 Samuele Estratti 36.31
24 Matthew Costa 35.71
25 Ivan Floch 35.10
25 Samuel Black 35.10
 
おめでとう、ジョシュ・ウター=レイトン、初代マジック・プロプレイヤー・ランキング1位!

 このランキングは、過去2シーズンにプロが得たプロ・ポイントを組み合わせて計算されています。ランキングは太平洋時間の毎週水曜日の午後9時に、他の記事と同時に更新されます。このランキングは、常にhttp://www.wizards.com/magictop25(リンク先は英語)から見ることができます。

計算式

 ランキング・ポイント= [今シーズンのプロ・ポイント] + [前シーズンのプロ・ポイント] × (1 − 今シーズンに与えられるプロ・ポイントのうちで既に与えらた割合)

例:

 2013〜14年シーズンに与えられるプロ・ポイントのうち25%が与えられた時点で、プレイヤーXのランキング・ポイントは、今シーズンのポイント+前シーズンのポイント×0.75 で求められる。

 エリック・ラウアー/Erik Lauerとリー・シャープ/Lee Sharpeが開発したこのランキング式で、前シーズンの結果を、今シーズンの経過した期間に合わせて算入することができるようになっています。同時に、シーズン終了時には前シーズンのポイントにかけられる係数が0になることにより、年間最優秀プレイヤーの順位とランキングが一致するというもう一つ重要な目標も満たされています。このため、年間最優秀プレイヤーを表彰するときにランキングとプロ・ポイントが食い違っているというようなことはありません。

 2013〜14年シーズンに与えられるプロ・ポイントの総量はプロツアーの参加人数によって変動するので(プロツアーの参加者は最低2点のポイントを得ます)、プロツアー終了ごとに前シーズンのポイントにかけられる係数は変動します。しかし、算入するポイントの量と前年からの成績の漸減を考慮すると、この変動はほとんど気にならない程度になります。

 単純に52週のプロ・ポイント合計を使うのではなくこの数式を使うことにしたのは、この数式によって過去の特定のイベントで飛び抜けた成績を残していた場合に均等化するためです。単に52週の合計を使うとすると、スタニスラブ・シフカはプロツアー「ラヴニカへの回帰」の終了後53週経過した瞬間に30点を失い、ランキングから大きく後退することになり、週ごとのランキングが前週の出来事でなく前年の出来事で変動してしまいます。この式を使うことで、前シーズンの53点は時間をかけて漸減していくことになります。

 コミュニティの主観による投票や、複数の客観・主観ランキングを組み合わせることも考慮しましたが、アメリカの大学スポーツで見られるとおり、こういった投票は必要以上の注目を集め、議論を呼ぶものです。ESPN.comで大学スポーツを担当した経験から、マジックではよりよいシステムを使いたいと思いました。単純で、魅力的で、そして門外漢の投票ではない当を得たもの。最強以上の成績を残したなら、ランキングに反映されるのです。

 今後1万点以上のプロ・ポイントが2013〜14年シーズンで与えられるので、誰が暫定1位かという毎週の会話を見るのが楽しみです。ツイッターでは、#mtgtop25 のハッシュタグで話しましょう。

編注:このランキングは渡辺雄也の合計点が誤っているので修正されます。

 

(Tr. YONEMURA "Pao" Kaoru)

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