最も楽しいモダンデッキ

更新日 Reconstructed on 2013年 12月 17日

By Gavin Verhey

When Gavin Verhey was eleven, he dreamt of a job making Magic cards—and now as a Magic designer, he's living his dream! Gavin has been writing about Magic since 2005.

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 ときどき、デッキのほうから手が伸びてきて、わしづかみにされることがある。

 そんなことになったら、精神科医に相談するのが良いだろう。なにせ、デッキは生き物じゃないからね。けれども、そんなことが実際に起こるというのなら、詳しく診てもらう必要があるだろう。

 トレヴァー・ホルネス/Trevor Holnessがメールしてきたデッキリストを開いてみた時、私の心境は、まさにそのような状態にあったと認めなくもない。とは言え、デッキが物理的に私を捕らえたわけではないとしても、捕らわれた自分を思い描いた。そして、ブラックホールの深淵やブライアン・キブラー/Brian Kiblerのシャッフルの様に、どこまでも落ちていく感覚に捕らわれたのだった。

 これは私が即座にマジック・オンラインで構築して回し始めたデッキだ。このデッキはこのフォーマットにおいて現状知る限り最も楽しいモダンデッキさ――私が構築した数多くのモダンデッキの中でもね。そして今こそ、このデッキがあなたを捕らえる時だ。

 見てくれ。

トレヴァー・ホルネスの「緑単ニクソス」

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    その戦術とは

 《ニクスの祭殿、ニクソス》がスタンダードでどれほど強いかは、もうご存知のとおりだろう。こいつは常に相当な量のマナを出してデッキの動きを促進しする。 プロツアー・テーロスのトップ8デッキリストにある三原槙仁の「コロッサルグルール」を始めとするデッキでは、《旅するサテュロス》を用いてタップとアンタップを繰り返すことにより、1ターンに10マナ以上を生み出すことさえ可能だ。


 それは良いね、という考えを持ったのなら、このデッキに何ができるのか理解するまでは、あとちょっとだ。このデッキを私が調整してみたところ、1ターンに生産できるマナは100マナを遥かに超えた――しかもそいつはよくあることなんだ!

 ここでその動きを示そう。

 このデッキは信心を強化するために、緑マナシンボルとマナ加速がたくさん入っている。マナ加速と《ニクスの祭殿、ニクソス》のおかげで、このデッキが抱えている《原始のタイタン》のような美味しいカードを素早く唱えることが可能だ。しかしそれらを集結させる真の主役が《起源の波》なのさ。


 マナをかき集めて《起源の波》に送り込み、解決してから2マナを《ニクスの祭殿、ニクソス》に叩き込むことで労せずに大量のマナを生み出しつつさらに先へと続けることも可能だ。《野生語りのガラク》はさらにおかしなことに、毎ターン《ニクスの祭殿、ニクソス》をアンタップしてそこから複数回マナを生み出せるようにもしてくれる。このデッキの決定打は対戦相手に馬鹿げたダメージをお見舞いする《孔蹄のビヒモス》だ。

 このデッキの平均勝利ターンかい? かなり回してみた結果、概ね4~5ターンで、ごく稀に3ターンってところだ。(理論上、2ターンキルも可能ではあるのだが、現実には無理そうだね。)必要とあらば長期戦もこなせるが――このデッキはかなり爆発力があるので、大抵のゲームは最初の数ターンで決められるだろう。(調整を少し行えば、もっと安定するようになるね。)

 どんな調整をするかって? 見ていこうか……

    デッキ詳細

 良いものの起源はどれで、路傍に放置できるのはどれか? デッキのカードというカード全てに目を通し、改善を施すときだ。

 改善を施していこう。



 このデッキはマナを素早く加速しかつ大量に生み出しつつ、戦場に緑マナシンボルを加えていくことに狙いを定めており、1マナのマナ加速はその目標にばっちり合っている。唯一の疑問は、このデッキでは何をどれだけ採用すべきなのか? ということだ。

 私はこのデッキでは最低でも8枚以上は必須だと考えている。ほとんどのゲームで1ターンに1つはプレイして、序盤のうちにそれらで戦場を埋め尽くしたい。私は実際のところ、15~16枚ぐらいで見積もっている! それで、入れるのは何か?

 ここで本当に必要だと思うカードはクリーチャーではないんだ。《楽園の拡散》さ! この1マナのマナ加速はこのデッキでいくつか優れた働きをしてくれる。


 第一に、戦場に出したときからすぐにマナを生み出せるので、これは「速攻」持ちと言える。(アンタップ状態の《》にエンチャントする場合にね。)第二に、土地をアンタップする効果との相性がいい――例えば、《野生語りのガラク》でエンチャントされている土地をアンタップすれば1マナではなく2マナを生み出す。第三に、これはクリーチャーではないので、全体除去に対する復帰力を僅かながらに提供してくれる。

 こうして《楽園の拡散》を手に入れたが、用いるべきまた別の偉大な1マナがある。《東屋のエルフ》だ!


 これ単体では、ほとんどの場合《ラノワールのエルフ》と変わらない。しかしながら、《楽園の拡散》を伴うことで、多くのマナを獲得可能だ! このデッキでよくある動きとしては1ターン目に《東屋のエルフ》、2ターン目に立っている《》に《楽園の拡散》をつけてタップして2マナを出し、《東屋のエルフ》でアンタップし、《野生語りのガラク》を唱えるというものがある。(そして多分土地をアンタップしてさらに何かをプレイできる!)この2ターンの動きは尋常じゃない!

 さて以上をもって《楽園の拡散》と《東屋のエルフ》を手に入れた。トレヴァーは《ジョラーガの樹語り》も採用している――非常に良い追加要素だ。私が見た(または送られてきた)他の同様のデッキは、こいつをほとんど採用していなかった。これでは2ターン目に3マナに届かないが、問題ない――このデッキはマナを大量に生み出して重量級カードを唱えたいのであって、2ターン目に3マナ域を唱えたいわけではないからね。これは他のマナ生成とあわせて3ターン目《原始のタイタン》を可能にし、《起源の波》やその他の巨大なクリーチャーを早い段階で唱えるために必要な大量のマナを生み出す助けともなる。私はこれも絶対に4枚投入したい。

 最後に《ラノワールのエルフ》と《エルフの神秘家》2枚ずつをもって締めくくりとしたい。過去の例から言っても一貫性から言っても、これらを当てにすることに何の問題もない。これらを2分割しているのはこの2種が機能的に同一であること、そして《拘留の宝球》のようなカードを使われるきつい状況を考慮してのことだ。(加えて、これにより対戦相手が実際に入っているエルフの枚数よりもっと多く投入されていると思い込むかもしれない。)

 マナ加速について言うなら、ここにまた別のマナ加速がある。《起源の波》を使って出した各土地分の追加マナを生み出すというのは、極めて有効な利点の1つだ。さらにこいつは フェッチランドのおかげで初期に大きな脅威を展開する助けにもなる。

 とは言うものの、そのような助けはいらないということに気づいた――いったん《起源の波》を唱えれば十分なマナが手に入るだろう。《原始のタイタン》のようなカードのために爆発的にマナを生み出す目的で用いる分には良いのだが、ここではどちらかというと1マナ域のマナ加速を採用しておきたいので、そのために何かを抜いて枠を作らなければならない。コブラよさらば!

 《炎樹族の使者》は一見するとこのデッキであまり活躍しそうには思えない。これは序盤に何かマナを増やすわけでもなく、後に残るのは単なる2/2だ。さらに、これを用いる他のデッキとは異なり、このデッキはおおむねこのクリーチャー自体はどうでもいい。

 しかしながら、《炎樹族の使者》はこのデッキのために役立つことを数多く行ってくれる。第一に、これは爆発的な信心集めの開始が可能だ。《ニクスの祭殿、ニクソス》のある手札なら、マナを大幅補充するために《炎樹族の使者》が本当に欲しくなるだろう。《炎樹族の使者》は最も強力なスタートを切れるものの1つだ。

 だがしかし、これはそれだけにとどまらない。《起源の波》を唱えたなら、《炎樹族の使者》は実際にマナを補充してくれる! 時々複数の《ニクスの祭殿、ニクソス》を出した場合に、新しい「レジェンド・ルール」のおかげで新品のアンタップしているほうを残せるという観点から言っても、これは特に重要なことだ……だが《起源の波》へと全てのマナをつぎ込んでも十分な土地が出てこなかった場合、新しい《ニクスの祭殿、ニクソス》に費やすためのマナを持てないかもしれない。しかし途方もないマナを生み出すために必要な《ニクスの祭殿、ニクソス》起動の2マナを《炎樹族の使者》が与えてくれるだろうから、心配無用だ。このカードは十分役立つので4枚をそのまま残したいね。

 このデッキの別バージョンで、《雲石の工芸品》と《エルフの幻想家》をがちゃがちゃとやるエンジンを採用したものを見たことがある。長年のエルフデッキプレイヤーとしては、《雲石の工芸品》は確かに良いカードだと思うのだが、このデッキでそのギミックを採用するのには全く賛成できない――これらをこねくり回して対戦相手を倒すには、それらを準備して多くの時間とマナを費やさねばならないからだ。

 《エルフの幻想家》愛好家の世界トップ25に私が入っていたとしても、驚かないだろうね――私はこのカードが非常に大好きで、必要以上に使っているのさ。このデッキに《エルフの幻想家》を入れることで、少しくらいの利点はある。《エルフの幻想家》は少ないコストで戦場に緑マナシンボルを1つ追加できる。けれど、このデッキではもっと爆発力を与えてくれるもののほうに注目したい。

 それでもカードを引く手段自体は欲しいところだ――《エルフの幻想家》が与えてくれるよりももっと多くのカードをね。非常に多くのマナ加速があるのでこのデッキのマナの伸びに不安は全くない、よって自然と導かれるであろうカードは《威厳の魔力》となる。


 デッキに加えてからというもの、大量のカードを引かせてくれたり、巨大な《起源の波》によるコンボでのゲーム終了をいつでも確実なものにしてくれたり、さらには信心を3つも盤面に追加してくれることから《威厳の魔力》は非常に活躍した。(そして《起源の波》を使ったとき、望ましくない場合は《威厳の魔力》を戦場に出さなくてもいいので、うっかり自分のライブラリ切れを起こすこともない――心配御無用。)私は2枚のときと3枚のときにそれぞれどうなるか相当プレイテストを繰り返してみたのだが、私が選んだ《威厳の魔力》の採用数は2枚だ。(これについては《探検の地図》の項目で詳しく話そう。)

 このデッキを色々と調整して試してみた中では、《原始のタイタン》を抜いてみたことも多かった。代わりにさらに《威厳の魔力》を投入してコンボを決めることに集中するという誘惑も確かに存在する。

 とは言え、いくつかの発見もあった。第一に、《原始のタイタン》は単体でも《ケッシグの狼の地》と《ニクスの祭殿、ニクソス》を調達できるので、十分有用だという点だ。たとえ対戦相手が《原始のタイタン》を除去したとしても、《ニクスの祭殿、ニクソス》を伴った《ケッシグの狼の地》は相手に大ダメージを与えるだろう。パワー15の《ラノワールのエルフ》を引き連れて数多くのゲームを終わらせたものだ。土地を伸ばすためだけに《原始のタイタン》を使うゲームもあるだろう――だがそれでも十分だ。

 第二に、衝撃的なことかもしれないが、3ターン目の6/6トランプルは実に強力でもある。モダンのようなパワーの高いフォーマットであっても、すぐに《原始のタイタン》を除去できないなら対戦相手は災難の渦中に放り込まれるだろう。

 このデッキは《東屋のエルフ》や《楽園の拡散》のために《》を相当濃くしなければならないので、《原始のタイタン》で基本でない土地をそれほど多く持ってくることはできない。私が気づいて使ってみたものの1つは《地平線の梢》で、素で引いた場合もかなり良いものだった。さらにどちらもメインデッキに投入しないことを選びはしたが、《すべてを護るもの、母聖樹》とともに《魂の洞窟》も考慮できるだろう。(とは言えこれらはサイドボードに入れる分にはまさに適切なカードだ。)

 様々な枚数を試してみたが、結局のところ4枚でやるのが良いと気づいた。このデッキはこれらを素早く展開できるし、止められなければゲームを終わらせてくれるだろう――保証するよ。

 《孔蹄のビヒモス》はゲームを終わらせる決め手として素晴らしい。しかしながら、私が常に気にしているのは勝てる態勢を万全に整えることだ。トレヴァーは《孔蹄のビヒモス》を4枚にした――しかしこのデッキが本当に必要としているのは何枚だろうか?

 マナの重いカードをあまりにも多く採用しすぎた場合の問題は、結局それらを序盤に引きすぎると何も唱えられずにそのまま終わってしまうということだ。とりわけ大量のマナを生み出すためには常に大量のカードを唱えていく必要があるので、注意深くバランスを取らなければならない。

 私が思うに、現実的に必要な数は1枚か2枚だ。これらの差についての疑問だが、どれくらいの頻度で1枚引き入れたいだろうか?

 《起源の波》を唱え始めれば、結局のところ普通ならデッキの全てをコンボで出していける。よって《孔蹄のビヒモス》を引き当てられるだろう。もし一撃で対戦相手を倒しきれないとしても、《ケッシグの狼の地》があれば《野生語りのガラク》でアンタップして(《ニクスの祭殿、ニクソス》のマナを――もちろんアンタップ状態のやつを利用して)起動することで致命傷を与えられるだろう。これなら1枚あればいい。実際、ここで必要となるのは速攻クリーチャー1体だけだ――しかし《孔蹄のビヒモス》をマナ加速から展開した場合はまた別の役割を果たしてくれるので、例えば《ウークタビー・ドレイク》などではなくそういう決定力の大きなものを採用したい。

 あるいは時おり唱えるのが困難ではあるだろうが、素で引きたい場合があるなら、2枚が望ましいだろう。

 私はその両方を試してみたが、この《孔蹄のビヒモス》が《威厳の魔力》だったなら、と思うことが多かった。《威厳の魔力》は1マナ軽く、十分なクリーチャーがあれば《孔蹄のビヒモス》でゲームに勝てるだろうが、《威厳の魔力》も結果は似たようなものだし、より復帰力がある。(それは単体除去や全体除去が満載のデッキを相手にする場合にどんどん次の手を繰り出さなければならないというゲームにおいてはより良いものだ。)《孔蹄のビヒモス》は1枚だな!

 このカードはこのデッキの中心となるものの1つで、持てるものをすべてテーブルにたたき出すことを可能としてくれる。どちらが良いか確認するために《原初のうねり》も試してみたが、別の《原初のうねり》を不意にめくってしまった場合失敗に終わるという問題が起こらない《起源の波》に落ち着いた。だが《起源の波》に必要なのはそれを一貫して用いるための手法だった……

 ……そして《永遠の証人》の投入に気づいた。《起源の波》で《永遠の証人》をめくることによって《起源の波》を回収していつでもまた使えるようになる。もし一緒に《ニクスの祭殿、ニクソス》や《野生語りのガラク》や《威厳の魔力》のどれか、あるいは複数があればおそらくゲームは終わるだろう。


 《永遠の証人》はこのデッキで他にも山ほどの相互機能を持っており、2つの緑マナシンボルで信心を稼いだりカードを再利用できるようにしてくれたりする。非常に興味深いことに、《起源の波》後の最も一般的な対象は使い終わった《ニクスの祭殿、ニクソス》だろう! しばしば起こることとしては、《原始のタイタン》を出して2つの《ニクスの祭殿、ニクソス》を引っ張り出し、1つを墓地に送ってから《永遠の証人》で手札に戻すことで、1つ目の《ニクスの祭殿、ニクソス》からマナを出した後に次の《ニクスの祭殿、ニクソス》を使うというトリックが可能になる! このデッキは新しいレジェンド・ルールを十分に活用するのさ。

 私は《永遠の証人》は3枚が正しいと思う。手札に溢れかえっても困るが、《起源の波》を使ったときに確実に1枚は当てたいし、単独でも非常に素晴らしいからだ。

 私は《探検の地図》を軽く試してみて、すぐに《森の占術》へと移行した。《ニクスの祭殿、ニクソス》を探し出せるのは明らかな利点だ。多くの強力な呪文を唱え始めるのに必要なマナ加速は十分にあり、必須というわけではない。が、《ニクスの祭殿、ニクソス》は最も爆発的な展開を始める方法であり、《起源の波》で迅速にゲームを決める方法となる。


 とは言うものの、気づいたのは、1枚目の《ニクスの祭殿、ニクソス》は素晴らしく2枚目も妥当だが、それ以上は来てほしくないという点だ。2つの《ニクスの祭殿、ニクソス》に《森の占術》を1枚、そして望ましくないカードだけの手札とかではね。

 代わりに私が検討し始めたのはドローカードだ。ドローカードは《ニクスの祭殿、ニクソス》を探す助けになり、一方でマナをつぎ込む先を探していたり対戦相手にクリーチャーを除去されて盤面を再構築したい場合などは単体でも役に立つ。

 《原初の狩人、ガラク》を軽く試してみたものの、《野生語りのガラク》の能力を是非とも利用したいという点と、何かしらのデカブツを展開するようになるまでは出せるクリーチャーが小さいことから、このデッキではあまり相性がよくなかった。代わりにここで望むのは《調和》だ。4マナで3枚のカードを引き込んでくれる。これはさらに《永遠の証人》の回収先の追加としても素晴らしい。たとえ《起源の波》が見えていないとしても、まだ《調和》を唱えて《永遠の証人》で回収し、《ニクスの祭殿、ニクソス》からマナを大量に出して再び《調和》を唱えることで、《起源の波》による次ターンでの決着の準備が整うかもしれない。


 先だって、《威厳の魔力》について語った際に、《探検の地図》の項目で詳しく述べると記した。なぜかって? ああ、私は《調和》と《威厳の魔力》の枠で合わせて5枚使いたいからだ。それぞれを3枚と2枚に分けて試してみたが、最終的に《調和》3枚、《威厳の魔力》2枚に落ち着いた。

 《調和》のほうが序盤における復帰力という点で優れているが、コンボを素早く決めるなら《威厳の魔力》のほうが優秀だ。あなたの地元のメタゲームに応じてどちらでも有効なほうを自由に選ぶといい。対戦相手がこちらの立ち上がりを攻撃してきて手札の補充が必要になるようなら《調和》のほうが良いが、対してコンボを重視するか長期戦が多いと考えるなら《威厳の魔力》のほうが役に立つ。

 このデッキをプレイすればするほど、《野生語りのガラク》が最良のカードの1つであることをより理解していった。

 第一に、こいつは《ニクスの祭殿、ニクソス》をアンタップすることで大量のマナを獲得させてくれるし、その緑マナシンボル2つのおかげでしばしば同一ターンにさらなるマナを獲得できる。(《ニクスの祭殿、ニクソス》と《楽園の拡散》のついた土地をアンタップするのがオススメかな?)

 第二に、新しいレジェンド・ルールのおかげで、しばしば展開中に次の《野生語りのガラク》を使ってマナをさらに生み出すことが可能だ。《野生語りのガラク》を使って土地をアンタップしてマナを生み出し、その後次の《野生語りのガラク》を出して(出していたほうを墓地に送って)もっとマナを得るために再び《ニクスの祭殿、ニクソス》をアンタップできる。《起源の波》から戦場に追加された場合も同様の威力だ。再び《ニクスの祭殿、ニクソス》をアンタップして次の《起源の波》を使えるようになるからね!

 第三に、たとえ《ニクスの祭殿、ニクソス》が無いとしてもマナ加速として依然有効で、《原始のタイタン》や《威厳の魔力》へと上手く繋がる。

 第四に、さらに面白い動きとして、たまに大量のエルフと《野生語りのガラク》の超必殺技だけで相手を倒してしまえる。4ターン目に16点以上の攻撃を行うデッキとは見えないんだけどね。

 間違いなく枚数を4枚まで増やしたいところだ。どのゲームでも1つは引きたいし、複数引いても全然問題ない。

 ここまでの変更を取り入れるとデッキはこうなる。

ガヴィン・ヴァーヘイの「ニクスの波」

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 これは間違いなく私が使ったモダンのデッキの中でも一番楽しいデッキだ。私はマジック・オンラインでこのデッキを十二分に遊べなかったものの、願わくばあなたには十分に楽しんでもらいたいものだ!

 このデッキは競技マジックでも間違いなく十分に通用する。たまに3ターン目で勝ち、通常の展開なら大体4~5ターンで勝てるだろう。さらに、いくつかのコンボデッキとは異なり、失敗した際にも優秀な補助戦略を有している。このデッキを組んで試してみて欲しい――もしこれがモダンのメジャーなアーキタイプへとゆっくり成り上がっていっても驚くことではないね。

  フェッチランドがこのデッキを構築する上で多少なりともあなたを気後れさせているとするなら、それらが絶対に必要なわけではないと伝えておこう。私がこれらを採用している理由は些細なものだ。

 デッキを薄くすることは実際のところライフを支払う価値の無い僅かな恩恵だが、次も土地を出せることを確実にするため《永遠の証人》で土地を手札に戻せる点は何度かプレイした上で十分考慮に値すると気づいた要素だ。(とりわけ2つの緑マナシンボルで信心を増やしたいがために《永遠の証人》を出したいだけという場合でも同時に何かを回収できるのは良いことだね。)さらには後々赤マナを得るために《炎樹族の使者》や《楽園の拡散》、あるいは《原始のタイタン》を使えるようにしておかねばならないという問題を軽減するために《踏み鳴らされる地》を探し出すこともできる。

 しかしながら、実際に必要になるときまでそれらを探し出したくはないのであまりにも多くのフェッチランドを採用するのも好ましくないし、ダメージも食らいたくはないね。フェッチランドを持っていないなら、そういう心配もない。

 似たようなリストを送ってくれたみんなと、このアーキタイプを調査している間にマジック・オンライン上でこのデッキを使ってくれていた数名に感謝する。(その中でもビング・ルーク/Bing Lukeには特にね。)今週はあっという間だったよ!

    惜しくも選ばれなかったデッキたち

 今週は素晴らしいモダン信心デッキが数多く送られてきた! ここにそのうちのいくつかを掲載しよう。

ジェロム・レモンの「黒信心ミッドレンジ」

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ベン・ヘルナー=バーリスの「イゼット二重信心?」

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コバヤシ ヒロヤの「大建築家コンボ」

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ナサニエル・フランソワの「力線相殺」

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ジョージ・ウルフの「狂信者の怒り」

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ライアン・シメラの「テゼレット信心」

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オンドゥエイ・Zの「トークンの群れ」

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アンソニー・グティエレスの「モーギスの力線」

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ジェイコブ・フォックスの「ジャンド・アンド・エンド」

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クリスティアン・ポストの「ニクスの燭台」

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フタバ オシアキの「信心の雲」

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マットの「単色ビッグマナ」

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ウンベルト・ブカロッシの「信心的エルフ」

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