3ターン目、攻撃、22点。

更新日 Reconstructed on 2012年 11月 7日

By Gavin Verhey

When Gavin Verhey was eleven, he dreamt of a job making Magic cards—and now as a Magic designer, he's living his dream! Gavin has been writing about Magic since 2005.

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 白い手袋にサーベルを握りしめろ――今日やるのはフェンシングだ!

 アンガルド!(構え!)

剣術の名手》 アート:David Rapoza

 ラヴニカへの回帰が発売され、私のもとに寄せられるデッキの中でも特に多いアーキタイプの1つが《剣術の名手》デッキだ――そして私はそんなデッキに取り組むことが大好きだ。たったの2マナで、この二段攻撃持ちは急速な大昇進を遂げる――適切なサポートがあれば。今日は、その手札を戦う手段に変えよう!それでは見ていこう、いいかな?

 ジェレミー・ジレプシーの丁寧なバージョンから始めようと思う。

ジェレミー・ジレプシーのエンチャント絢爛

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戦い方

 大部分として、オーラというのはハイリスクな課題だ。もしあなたがオーラを唱え、その対象が取り除かれたら、対戦相手のたった1枚のカードと交換であなたは2枚のカードを失うことになる。つまり、オーラがいっぱいのこのデッキでは何が起こるのか? それは、このデッキのオーラはよりリスクと報酬が高まるという問題を持つこととなる。《剣術の名手》と《不可視の忍び寄り》が傍にあれば、オーラはより良きものになる。

 実際に、このデッキは最速3ターンで相手を殺すことができる。2ターン目に《剣術の名手》、3ターン目にトリプル《天上の鎧》でちょうど20ダメージだ。もし対戦相手が持っているブロッカーで立ちはだかったのなら、心配ご無用――あなたは常に1ターン目に《豊かな成長》をプレイすることができ、2ターン目に名手、そして2枚の鎧と《怨恨》を名手に付ければ22点のトランプルダメージだ!

 名手がなくとも、《不可視の忍び寄り》は大いに対戦相手の頭を痛くさせることができる。このデッキに入っている各オーラにより、忍び寄りは相手をつつくクロックに早変わりだ。

 このデッキの肝となるのはそのスピードだ。もし対戦相手に多くの時間を与えてしまうと、オーラに基づいたあなたのプランを阻む除去呪文や盤面を一掃するカードを手に入れてしまう。つまりこのデッキは、素早く動けて長時間のゲームにならないようにしなければならない。 多くの点で、直前のスタンダードシーズンの毒デッキに似た感じがする。対戦相手が多くの行動をする前に素早く攻撃したくさんのダメージを与えるという点で2つは似通っている。

 つまり、至って単純だ。わかるかい? いくつかのクリーチャーをプレイし、それらにいくつかのオーラを付け、そして攻撃する。では、このデッキにあるたくさんの改造すべき点を探すため――カード別分析に移ろう!

カード別分析

 いくつかの部分はそのままだが、他の部分は再考していきたい。それでは見ていこう!

剣術の名手
不可視の忍び寄り

 このデッキでエンチャントされる根幹となる2体のクリーチャーで、可能な限り2ターン目に1つはプレイしたい。名手は脆いが、もし対戦相手がそれを除去できなければ、除去されるのは対戦相手自身だ! これらのカードは必ずともに全4枚をプレイしたい。

アヴァシンの巡礼者

 通常なら、私はマナ・エルフの大ファンだ。あなたはここ数週で私が書いた緑のデッキに入れていることを指摘するかもしれない。しかしながら、ここに加えるのはよろしくないと思う。このデッキは2マナのクリーチャーと軽マナエンチャント(クリーチャー)を組み合わせることに注目した完全に「全力投入」なものだ。他のデッキのようにあなたのマナをランプアップすることにうれしい点はなく、特に作る計画をする上で改造したい多くの点だ。

 もしこれが大型のエンチャントで攻める計画なら再考するが、巡礼者はこのデッキにとってはそれほど理想的ではない。彼は2ターン目に《聖トラフトの霊》をプレイ可能にするだけで――このカードは後述するが――それでは積極的にはなれない。

二人組の見張り番

 見張り番は名手や忍び寄りの傍にいればとても有効で、あなたにたくさんのカードをもたらしてくれる。見張り番の問題点は、これが効果的に働くだけの十分な時間はないと考えている点だ。3ターン目に、私は2ターン目にプレイしたものを飾りたてたい(または《聖トラフトの霊》をプレイするか)。先に示した通り、このデッキは素早く殺すことが必要で、見張り番はその助けにはならない。間に合わせに唱える 《好奇心》はいいが、このデッキに本当に欲しい選択肢は他にもあると考える。

雪花石を率いる者、ブルーナ

 このデッキリストにブルーナを見つけたときには非常に興奮したことを認めよう。6マナで対戦相手が苦労して処理したエンチャントを全て拾い上げ、1回の攻撃で死に追いやれるものとして盤上に君臨する。彼女は魅力的だ。

 だが不幸なことに、このデッキのスピード重視のゲームプランの低マナには彼女は適していない。もう少し長い時間がかかるオーラベースのデッキであれば適しているが、ここでは彼女は不適当だ。

天上の鎧

 ジャーン! これこそ、このデッキのキーである新セットのカードだ。オーラの全てがこの戦略につながっていて、鎧は急速に――死ぬには十分なほどに――巨大な修整を与える。 複数あった方がいいので、これは4枚だ!

怨恨

 《怨恨》はそれ自身だけでプレイするに値する、オーラ界のエリートだ。たった1つのマナで+2/+0とトランプルと言うのは強力なブースト――しかも墓地に行ったときには手札に戻ってくる。これは驚異的にこのデッキに適していて、デッキに4枚全てを維持したい。

豊かな成長

 《豊かな成長》はこのデッキに関していえば面白い選択だ。それ自身がすることは多くはない――だがたった1つのマナでカード交換効果があるのでこのデッキにとってそのコストは非常に少ない。良い点をマナの色変換能力以外に挙げるとすると、これにより《天上の鎧》がより強力になる点だ。《アヴァシンの巡礼者》がない今、それに代わるすばらしい1マナだ。

 《豊かな成長》の潜在的な危険性はマリガンの失敗だ。初手に1枚引くことにはさほど問題はないが、2枚や3枚成長があると実に正しい判断を狂わせる。最初のターンに複数回唱え、回転させる時間があるとは限らず、あなたを窮地に追いやる。

 2枚だけの成長をプレイすることは正しい選択のように感じられる。通常、私は2枚差しから脱却しようと試みるが、それは重要なことではない。初手で2枚以上の成長を絶対に見たくはない。なら2枚だ!

好奇心

 《二人組の見張り番》は3マナなので若干遅めだが、《好奇心》はもうすこし軽妙だ。たったの1マナでエンチャントが得られ、あなたに何枚かのカードを引かせる。《剣術の名手》との組み合わせでは、1マナにも関わらず《予言》以上だ!

 しかしながら、早く勝つという問題点に則していない。たいていの場合。あなたにはデッキの中の《好奇心》によってカードをため込むだけの十分な時間は存在しない。

 もし《好奇心》が手品のようにすぐに手札にテレポートしてくるのであればそれは強烈だが、マジックのデッキで選ばれたすべてのカードは他に何らかの代償があるのだ。例えば、《好奇心》の代わりに《幽体の飛行》を使ったとすると、《好奇心》でカードを引いてクリーチャーを強化するオーラを探すまでもなく、すでにクリーチャーはオーラによって強化されている状態になっているのだ。初手に複数の《好奇心》が来てしまうことを思えば、私はその部分のカードをもっと効果的なカードである《幽体の飛行》や《群れの統率者アジャニ》にするだろう。つまり、今回ばかりは猫(=《群れの統率者アジャニ》)が《好奇心》を殺すと言えるのだ。

正当な権威

 《正当な権威》は最初のデッキでは良かったものの、現在ではこのデッキには適していない。それは唱えるには重すぎるが、上側は《好奇心》や《二人組の見張り番》でたくさんのカードを引いていれば大きくブーストされる。だが、デッキにそれらのカードがなく、その非常に手を出せないコストを考え、反抗的なティーンエイジャーのように権威に別れを告げる。

エンチャントするものの追加

 このデッキをトリミングした結果、シナジーのあるカードをより多く入れる余地ができた。ではそこに入れるものを見ていってみよう!

聖トラフトの霊

 霊はイニストラードブロックでプレイされる最も人気のカードの1つだということは確かだ――そしてそれには理由がある。3マナで呪禁を持ち、6点が与えられるというのは破格の取引であり――そしてあなただけが彼にエンチャントを付けられる。もし対戦相手が盤面を一掃するものを持っていなかった場合、霊は非常に早く倒し難いスピリットだと分かる。

銀刃の聖騎士
群れの統率者アジャニ

 《銀刃の聖騎士》はあなたの他のクリーチャーをもワイルドにする追加の二段攻撃持ちだ。《不可視の忍び寄り》に二段攻撃が付与されればすごいこととなるし、霊の4/4天使が攻撃するたびに毎回結ばれれば実にひどいことになる。

 しかしながら聖騎士は《剣術の名手》と同様には働かない、それはなにも回避手段を持たないからだ。一方で《群れの統率者アジャニ》は別の方法で助けとなる。こいつは何もないところからクリーチャーを出し、あなたのクリーチャーをパンプさせることによりコントロールに対して絶対的な脅威へと育て上げる。

 全体として、通常は聖騎士の方がいいだろうと思う。なぜなら、それ自身がクリーチャーだからだ。が、アジャニの驚かせる飛行には確かに居場所が存在する。デッキに多くの3マナを入れたくないので、2から3枚でまとめあげたい。対戦相手を効率的に切り裂けるので、このデッキには2枚/1枚にすることに決めた。

幽体の飛行

 《幽体の飛行》はこういった種類のオーラ中心のデッキでは効果的だ。+2/+2だけでなくあなたのクリーチャーを空へと離陸させる――霊か二段攻撃持ちを――それは致死的だ。対戦相手が地上クリーチャーの軍団を構成していたとしても、あなたの4枚の《幽体の飛行》と4枚の《怨恨》オーラがそれらを突破させるだろう。

 このデッキの一部はあなたへの最良のドローを最大化し、《幽体の飛行》が強力な余剰を与える手助けをする。2ターン目の《剣術の名手》から始め、それが生き残り、もしそれをオーラで支援すれば回避能力と安定したボーナスを提供する、《幽体の飛行》はまさにそれを成す。

信仰の縛め

 他のオーラほどあなたのクリーチャーにつけても強力ではないが、(そして私は特に《聖トラフトの霊》に付けないことをお勧めする)縛めの柔軟性はここでは大きな意味を成す。あなたのクリーチャーに+2/+2ボーナスを与えるか、対戦相手のクリーチャーを無力化することができる。

 《平和な心》はこれまで構築向きのカードとは言えなかった、だが今はすごい。《平和な心》はゾンビのようなデッキに対して効果的で、そしてそれは各地で目撃される《スラーグ牙》に対するベストアンサーのひとつでもある。このカードは今はとても過小評価されている。そしてこのデッキには適している、これはそのベストなもののうちの1つだ。

セレズニアの魔除け

 魔除けの3つ全てのモードがこのデッキで強力に働く。

 何もないところからトークンが出てくれば残りライフの少ない対戦相手を死に追いやる。対戦相手のターン終了時にトークンを作りだしてその上にペタペタと大量のエンチャントを付けるか、または突然に《銀刃の聖騎士》へ二段攻撃を与えたりすることもできる。

 +2/+2とトランプルは《剣術の名手》や聖騎士が霊を生き延びさせるためのブロッカーになることを保証してくれる。

 パワー5以上のクリーチャーを追放することはそう多くはないだろうが、ゲームが長引いたときには非常に重要になる。

 それらで手札をいっぱいにしたくはないが、2ターン目に1枚は見ておきたいし、フィニッシュブローとして使えるということが重要だ。

 これまで言ってきたことをまとめ上げたデッキがここに。

ガヴィン・ヴァーヘイの「アンガルド!」

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サイドボード

 何かに対するサイドボードは非常にメタゲームに依存するが、除去や盤面を一掃されるのに苦労しているなら、《根生まれの防衛》や、《払拭》あるいは《否認》といった打ち消し呪文をお勧めする。《剣術の名手》を守れれば、おおむね殺す準備が簡単にできる。

払拭
否認

 多数のクリーチャーデッキ、特にトークンデッキと相対するとき、《拘留の宝球》は《天上の鎧》を強力にしつつ強力な除去ができる。より大きいものを必要とし探しているなら、《鷺群れのシガルダ》はサイドボードのフィニッシャーとして考える価値がある。

拘留の宝球
鷺群れのシガルダ

 私からの最大のアドバイスはエンチャントをプレイする時には慎重にということだ。あなたは常に安全なままに最大限のダメージを与えたい。もしあなたが対戦相手が除去を持っていると思ったなら、オーラを付けるのに対応してクリーチャーを殺されないように多くのカードを得るようにする。一方、ときとして殺されるとしても行くべき時もある。

 何度も何度もプレイすることによって、いつエンチャントをプレイすればより良いかをつかんでくれ。手札からオーラを安全に降ろすことができるかどうかは、プレイ経験がものを言うのだから。

惜しくも選ばれなかったデッキたち

 毎週、非常にたくさんのデッキリストが送られてきているが1つに絞ることはできない。これらが今週のそれらの内のいくつかだ――スタンダードのアイデアをあなたに!

 

(Tr. Shin'ichiro Tachibana / TSV testing)

Bob Angの「ナヤで滅殺」

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Jonathan Gutierrezのバーン

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Charles Sousaのバウンスアゾリウス

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Craig Wrightのバントミッドレンジ

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Anonymousの4色コントロール

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Tyler Shankのグリクシスコントロール

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Paolo Garciaの順風スピリット

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Chris Sheppardの金切りネズミ

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