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参入しやすく、そしてエキサイティングなフォーマット。だけど、あまり耳にすることはない。そう聞いて、あなたは何を思い浮かべるだろうか? そのフォーマットは広いカードプールを持っている。でも、《尖塔のゴーレム》や《忠実な聖戦士》がその環境で注目すべきカードだ。どう思う? それはMagic Onlineに存在し、多くのマジックプレイヤーにとって身近なものでありながら、知名度がやや低いものとは何だろうか?
ああ、該当するフォーマットは確かに存在しているし、間違いなくとても面白い! Pauper環境へようこそ。
Magic OnlineでPauperをプレイしたことがなくても、覚えるべきルールはシンプルだ。どんなカードでも使える……Magic Onlineでコモンとしてリリースされていればね。(ごく短い禁止リストは別に存在する。)使えるカードの例をちょっと挙げてみようか。
《渦まく知識》? OK! コモンだ。
《乾燥台地》? NG! レアだ。
《巧みな軍略》? OK! 現実世界のマジックではアンコモンだが、Magic Onlineではコモンだ――『Master's Edition III』限定でね。
《赤霊破》? NG! 『第3版』ではコモンだが、Magic Onlineで唯一これを収録している『Master's Edition IV』ではアンコモンだ。(《紅蓮破》なら利用できるのは確かだが。)
《鋸刃の矢》? OK! Magic Onlineに『Homelands』は収録されておらず、『時のらせん』でのレアリティはタイムシフト扱いだが、『デュエルデッキ:ガラク vs リリアナ』ではコモンとして収録されている!
Magic Onlineでは、昔のカードが現実のマジックとは違う方法で(具体的には『Master's Edition』で)リリースされている。そのため、Pauperのコモン環境は独特な雰囲気を持っている。
そこに『Vintage Masters』も加わる? そうとも、我々が『Vintage Masters』をそのために利用したのは間違いない。我々が最近リリースした中では、Pauper環境に最も幅広く影響を与えたセットは『Vintage Masters』だ、と将来言われるように製作してきた。
それを素直に喜べるかどうかまだ半信半疑なら、そうだな、コモンとして収録されるこの2人の旧友を確認してくれればいいさ。
好きなスパルタ風ジョークを思い浮かべよう。なぜなら今は狂気(マッドネス)にとらわれているからね!
デッキボックスと狂人
「私はおかしくなってしまったのだろうか?」
「残念だけど、そうみたい。でも、良いことを教えてあげる。特別な人はみんなそうよ。」
マッドハッターとアリスの会話 『アリス・イン・ワンダーランド』
オリジナルアート:John Tenniel / 加工:Bonnie Bruenderman
地味なコモンクリーチャーばかりのフォーマットでは、サイズの大きい敵がそこらじゅうにいるわけではない。(そしてそれは《鋸刃の矢》がいくつかのデッキに対して効果的な武器になる理由の1つだ。)よって《貪欲なるネズミ》や《尖塔のゴーレム》の世界では、4/4は王者だ。
しかもその4/4が
だけで手に入るだって? なおさら驚きだ。
だが、ちょっと補足させてもらおう。過去にマッドネスデッキを使ったことがない、あるいは対戦したこともないなら――まあ、マッドネスはよく見かける能力ではないため、体験していなくても当然だとは思うが――マッドネスの基本的な動きを書いておこう。マッドネスは、青緑が中心の極めてテンポを重視した昔ながらのデッキだ。マッドネス能力はその呪文を軽いマナで唱えられるようにし、なおかつインスタントタイミングで唱えることもできる(インスタントタイミングで手札を捨てられるようにしておけば、の話だが)。そのため、対戦相手が慣れ親しんでいるものとは違う、奇抜な速攻を行うこともまた可能だ。
さて、マッドネスを機能させる重要なサポーターは何だろうか? うん、《野生の雑種犬》、《アクアミーバ》、《マーフォークの物あさり》、それに《入念な研究》といったいくつかのカードかな。これらが全てコモンだということは、もう知っているよね。
実際、『Vintage Masters』によって、旧スタンダードやブロック構築で青緑マッドネスが使っていたカードはほとんど全てPauperで使用可能となる。プロツアー優勝デッキの青緑マッドネスがだ!
Pauperにおけるマッドネスを理解する際に重要なことは、《日を浴びるルートワラ》はそれ自体がプレイに耐えうるカードだということだ。古き良き
で1/1のパンプアップ能力持ち、それだけで採用する攻撃的なデッキもある。そして、常にそれを無料で唱えることができるこのようなデッキでは、さらに力を増すだろう。
もしPauperで青緑マッドネスを組むなら、このような形から始めるだろうね。
ガヴィン・ヴァーヘイの「デッキボックスと狂人」
他 (26)
4
日を浴びるルートワラ
4
アクアミーバ
4
野生の雑種犬
4
尊大なワーム
2
入念な研究
4
霊気の噴出
4
堂々巡り
60 カード
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ああ、青緑マッドネスだ。私が現実のマジックで初めて構築したトーナメントデッキさ。これを思い出すと何とはなしに懐かしい気持ちになるんだ!
誰もがマッドネスデッキといえば青緑を思い浮かべるだろうが、もちろん別バージョンのマッドネスデッキも実際によく見かけたものだ! 「ミキサーの中のカエル/Frog in a Blender」という愛称で知られた赤緑デッキは、手札から即座にクリーチャーが飛び出してきて対応を迫ってきたものさ。
《野生の雑種犬》と《日を浴びるルートワラ》の2枚を擁する赤緑デッキが、すでにPauper環境で十分に有力であることを考えてみよう。《尊大なワーム》を手に入れることで真剣にトップを狙えるデッキになりそうだ! 組んでみよう。
ガヴィン・ヴァーヘイの「ミキサーの中のカエル 2K14」
他 (18)
4
日を浴びるルートワラ
4
農芸師ギルドの魔道士
2
熊人間
4
野生の雑種犬
4
尊大なワーム
60 カード
無色 (40)
11
森
9
山
2
広漠なる変幻地
4
日を浴びるルートワラ
4
農芸師ギルドの魔道士
2
熊人間
4
野生の雑種犬
4
尊大なワーム
60 カード
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だが待ってくれ、まだまだあるんだ!
『Vintage Masters』によって新たなコモンカードを与えられるデッキはマッドネスだけではない。マッドネス・カードにはこれまでに無いアーキタイプを生み出す可能性があるが、それ以外のデッキも1~2枚のカードは手に入るだろう。その中でも、今のPauperでトップクラスのデッキにずばり入るであろう特別な1枚がある。
ゴブリンが大好きならこいつを使う準備をしてくれ!
こいつは『Master's Edition IV』ではアンコモンとして登場したが、『Vintage Masters』では黒のシンボル、つまりコモンとして戻ってくる!
Pauper環境の赤デッキといえば、大抵ゴブリンデッキだ。意外性はないが、 そうなるのも当然。ゴブリンはほとんどのブロックで登場し、多くのカードがコモンとして収録されるのだからね。そして《鋳造所通りの住人》や《ゴブリンの群勢》のようなカードを使った極めて軽いマナカーブには、速度と威力がある!
Pauper環境でのゴブリンデッキは、「ロード」の代用品として《ゴブリンのそり乗り》や《ゴブリンの奇襲隊》といったカードに頼らざるを得なかった。だが《ゴブリンの将軍》が加わる今、ゴブリンデッキはこれまでよりも活躍することだろう。
ここで、私ならPauper環境の一般的なゴブリンデッキをどう構築するか、というのを見てもらおう。
ガヴィン・ヴァーヘイの「パウパー・ゴブリン」
他 (20)
4
ゴブリンのそり乗り
4
モグの徴集兵部隊
2
モグの略奪者
4
火花鍛冶
4
ゴブリンの将軍
2
血の歌
60 カード
無色 (38)
18
山
4
ゴブリンのそり乗り
4
モグの徴集兵部隊
2
モグの略奪者
4
火花鍛冶
4
ゴブリンの将軍
2
血の歌
60 カード
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このデッキは超低コストのやつらとそれを強化する方法が満載になっていて、あなたが知っているカードアドバンテージ重視の《ゴブリンの首謀者》デッキとはちょっと違う感じがするだろう。《スカークの探鉱者》ですらこのデッキに入るとは思えない。ほとんどの場合、軽いゴブリンを唱えるためのコストとして、同じような軽いゴブリンを生け贄にしなければならなくなるからね。これはPauperの赤いデッキの中でも、《稲妻》をデッキから抜くぎりぎりまでクリーチャーを要求してくる赤単デッキだ!
興味深いことに、戦場が1マナゴブリンで溢れかえるこのデッキでは、《火花鍛冶》は強力とは言いがたい。なぜなら、焼きたい相手クリーチャーのタフネスは大抵1か2だからだ……それでもまだ4枚投入したいぐらいには強いけれどもね。《ゴブリンの群勢》と《モグの徴集兵部隊》がクリーチャー呪文を要求してこなければ、《ドラゴンの餌》は4枚にしたかったところだ。
これは簡単に手に入るカードばかりだから、Pauperに参入したければ、やり始めにちょうどいいだろう。試してみよう!
Pauperについての話題は楽しんでもらえただろうか。Pauperは私がこのコラムを始めて以来、扱ってほしいというリクエストが常にあったフォーマットで、この機会を得られたことは嬉しく思っている! このような話題をもっと扱ってほしい、と思ったのなら是非知らせてほしい。
Pauperの話ではないが、さらに付け加えたい。こういったデッキが好きなら、『Vintage Masters』のドラフトに参加しよう。『Vintage Masters』のドラフトは、『Modern Masters』と同じぐらい(か、もしかするとそれ以上に)最高に楽しいリミテッド環境さ! 今回紹介した3枚のカードが全てコモンであることを考えれば、それらのギミック――そう、気づいた通りだ――マッドネスやゴブリンは、コモンのアーキタイプとして『Vintage Masters』でドラフトできるというわけだ。『Vintage Masters』がMagic Onlineで実装される時を見逃すな!
(以下のデッキ募集部分は、原文・本日(5月27日)掲載分の記事から抜粋・収録しております。 この節の文責・編集 Yoshikawa)
モダンの進化
2週間後(翻訳掲載は4週間後)は、再びモダンに焦点を移し、皆さんの思いつくものを見ていこう!
フォーマット:モダン
デッキの制限:なし!
締め切り:6月3日(火)午前10時(日本時間)
すべてのデッキリストを英語で、こちらのリンク先のフォームからメールでお送りください。デッキリストの提出時には、以下のようなフォーマットで入力してください。(必ずしも下記のような枚数通りのものでなくてもかまいません。あくまで一般的にデッキリスト記入のレイアウトを示すものです。)
あなたのローマ字氏名+'s+デッキ名(英語)
Modern(フォーマット)
20 Land(土地カード 枚数とカード名・英語で)
20 Land
4 Creature(クリーチャー・カード 枚数とカード名・英語で)
4 Creature
4 Other Spell(その他の呪文カード 枚数とカード名・英語で)
4 Other Spell
4 Planeswalker(プレインズウォーカー・カード 枚数とカード名・英語で)
モダンの週にはいつも多様な、心躍るデッキがいっぱい送られてくる――何を送ってくれるか、見るのが待ちきれない! 楽しいものになるに違いない。
記事について考えたことやフィードバック、質問があれば、気軽に私まで送ってほしい! フォーラムへの投稿、私へのツイート、私のTumblrでの質問はいつでも大歓迎だ。届いたものはすべて読ませていただいているから、何か言いたいことがあるなら、やってみよう。
また来週お会いしよう!
Gavin / @GavinVerhey / GavInsight
(Tr. Yuusuke "kuin" Miwa / TSV testing)