Round 4 Feature Match: Datchou Club VS APAC

更新日 記事 on 2015年 12月 30日

森慶太

 日本選抜チームともいえる Datchou Club 、2 Bye 明けの緒戦をまさか敗戦としてしまい、数字上では 2-1 、実質 0-1 スタートという有様となってしまった。
 出場が確定的である PTNY(来シーズン)での成功にむけて弾みをつける意味でも、このグランプリでは是非とも結果を残しておきたいところだ。正直なところ「運ゲー」性の強いフォーマットではあるわけだが、そこは何とか地力を見せつけてもらいたいものである。

藤田剛史 VS Win Hong Tzeng

 得意の Treva カラーを構築した藤田と、チーム APAC の「本命」デッキを駆るWin の一戦。ちなみに、Win のデッキはかなり引き締まった Dromar カラーである。

Game 1

 完璧なドローを見せつけた Win。
 先攻を選択し、後手藤田剛史の第一手目であった 2 ターン目の Benalish Trapper を Prohibit というスタートを切って、 Riptide Crab と Shoreline Raider を展開。一方の藤田は手札が要求する緑マナを引けずに Angelic Shield と Obsidian Acolyte しかパーマネントを展開できず、じわじわとライフが削られていってしまう。

 さらなるアタッカーとして Dromar's Attendant を引き当てることに成功し、ビートダウンのスピードを加速させようとした Win であったのだが、藤田も何とか Hobble と Shackles でもって Attendant と Raider に応戦。しかし、Win はその防御網を嘲笑うかのように Sunscape Apprentice をトップデッキ。バウンスと再召喚でもって戦線をあっという間に自陣有利としていった。

 10 ターン目を迎えようかという頃、藤田は待望の緑マナをドロー。ハンドから Thornscape Familiar 、Wayfaring Giant とたて続けに召喚して建て直しを図ろうという段取りとなったのだが、皮肉にも Win のライブラリーは最初からこの展開を知っていたかのように仕組まれていたのであった。

「Nightscape Battlemage、キッカーで」

つまるところ、Sunscape Apprentice との強烈なシナジーによって藤田のブロッカーは次々にバウンスさせられてしまうこととなったわけだ。
藤田もこの強烈なロック状態を模索しようとしたのだが、Standard Bearer を召喚されたことで対処法のほとんどを無力化されてしまった。

それでも藤田には一縷の望みを託すことのできる一枚がデッキに眠っているらしく、叩きつけるようなドローを繰り返す。 しかし、トップデッキを連発しつづけた Win の一方で、藤田の Shifting Sky はとうとうライブラリーの奥底で眠ったままであったようだ。

Win 1-0

Game 2

 森雅也が 2-0 でゲームを決めた。その一方で、緒戦を落としてしまった東野は、明らかに劣勢な状態であるだ。・・・傍目にも、何としてもこのゲームは藤田には落とせない一戦であった。

 正念場の一戦。
 先攻を選択した藤田であったが、先に展開されたパーマネントとなったのは後手 Win の Metathran Zombie であった。そして、この一体のクリーチャーがゲーム終盤にいたるまで抑止力として効果的に働くマッチとなってしまったのである。

 藤田は Benalish Lancer 、Thornscape Familiar と展開したのであったが、Captain Sisay は Prohibit されてしまい、Win も防御網を Shoreline Raider と Standard Bearer 、Dromar's Attendant でもって構築することに成功したため、ダメージレースには発展しなかった。Thornscape Apprentice を 2 体引き当てたものの、たった1 体の Standard Bearer の前にまるで効果を発揮させてもらえず状況は Win やや有利という状況で膠着してしまったままとなった。

 つまるところ、青同士ではありがちな均衡を打破するカードの「めくりあい」モードとなったのであるが、残念なことに、やはりそれを制したのは藤田剛史ではなく Win Hong Tzeng の方であった。

 Faerie Squadron、Doomsday Specter と決定的な 2 枚のカードを展開され、藤田にはこれをどうすることもできなかったのであった。

 ・・・あまりにも悲惨なドローであったとしか形容のしようがないかもしない。

Win 2-0

 藤田が敗れ、森が勝利したことでチームとしては東野将幸次第という展開。
 その東野は 2 戦目を Tsabo's Decree のトップデッキによって一気に 4 体の Kavu を葬り去るという荒業を披露してもぎ取ってみせたのだが、肝心の最終戦を Soul Burn と Breath of Darigaaz を連打されて落としてしまったのだった。

・・・ Datchou Club 、まさかまさかの 2 敗目である。