統率者

  • 大渦を操る者、イドリス

    大渦を操る者、イドリス

    イドリスはアラーラの断片グリクシス出身のオーガであり、不安定な変質によって心が粉砕される恐怖に怯えていました。その呪いを解く魔法はありませんでした。「衝合」にてグリクシスが他の断片と衝突すると、バントの騎士たちによってイドリスは剥き出しのマナの嵐へと追いやられました。想像を絶する大渦の威力によってその変質は安定し、イドリスは自ら混沌を生み出す導き手となったのです。

  • 不撓のサスキア

    不撓のサスキア

    サスキアは、とある大虐殺のただ1人の生存者です。生き残った者たちは戦で死んだ者ひとりひとりのために碑を建てるというのが習わしでした。サスキアはその仕事を、たった1人で10年近く続けました。その話が知られるようになると、サスキアが最後の石碑を設置する際には、何千人もの戦士がこの果敢な挑戦を目に焼き付けようと集まりました。碑を建て終え喪が明けると、サスキアの心は哀悼から復讐へと変わりました。

  • メレティスのキナイオスとティロ

    メレティスのキナイオスとティロ

    かつてテーロスの広大な地域は、不死の執政官であった暴君アグノマコスの統治下にありました。ある時キナイオスとティロが互いの友愛と自由のために決起し、アグノマコスに挑んだのです。人々が結集し、アグノマコスは打ち倒されました。都市国家メレティスはその跡に自由と啓蒙を掲げて建設され、キナイオスとティロはその守護者となりました。

  • 法務官の声、アトラクサ

    法務官の声、アトラクサ

    アトラクサは、ファイレクシア人がミラディン侵攻を成し遂げた象徴です。かつてファイレクシアの堕落と戦ったミラディンの天使が、ミラディン人の撤退を支援していたところを捕縛されました。法務官エリシュ・ノーンは、彼女の不屈の精神をファイレクシア的「完成」によって称えました。ジン=ギタクシアス、シェオルドレッド、ヴォリンクレックスもエリシュ・ノーンに賛同し、アトラクサが誕生しました—ファイレクシアの唯一の目的の証が。

  • エーテリウム造物師、ブレイヤ

    エーテリウム造物師、ブレイヤ

    アラーラの断片エスパーでは、霊気が封じられた合金であるエーテリウムにより、あらゆる生命を高みに導くという行為が重視されています。そしてエスパー人は、エーテリウムの供給量は有限であると信じています。ですがジャンドを探検中に、ブレイヤはカルモットを発見しました。エーテリウムの製造には不可欠な赤い石を。ブレイヤは自身の生体組織の大半を自分で製造したエーテリウムに交換しました。そしてエーテリウムがジャンドの自然界の魔法に影響を受けたことにより、彼女は新たな能力を獲得しました。

  • クルフィックスに選ばれし者、キデール

    クルフィックスに選ばれし者、キデール

    キデールは、テーロスで彼方の地平と見えざるものを司る神秘の神クルフィックスの神託者です。彼女にとっては、真実を求め真実と向き合うことに勝る美徳はありません。クルフィックス神殿にて、キデールは小さき定命の者の心を挫くような真実を知りました。クルフィックス神はキデールに、神々の真実の姿とテーロスを包含する多元宇宙を知らしめたのです。それを、彼女は脳裡から追い出すことができずにいます。

  • トリトンの英雄、トラシオス

    トリトンの英雄、トラシオス

    トラシオスはトリトン、つまり巨大な沿岸都市国家メレティスで人間と並ぶ数少ない種族の一員です。海の神タッサの神聖なる認可を得たと信じ、トラシオス故郷を離れ海の深淵を目指して巡礼に出ました。最近の遠征で、寓話に名の残る都市国家オランチンの遺跡を訪れたと称していますが、それを信じる者は多くありません。

  • 激情の薬瓶砕き

    激情の薬瓶砕き

    タルキールの住民はみな龍火の破壊力を骨身に滲みて知っています。コラガン氏族のゴブリンである薬瓶砕きも例外ではありません。それでも、無謀で大胆不敵な彼女は、この危険な液体を入れた薬瓶を一生涯扱い続け、そして砕き続けています。異なる時間線では、異なる名を持つこのゴブリンを、プレインズウォーカーのサルカン・ヴォルが氏族の同胞であり友人であると見なしていました。

  • 織り手のティムナ

    織り手のティムナ

    ティムナは、テーロスの定命の者には珍しく、運命の魔法を習得しています。彼女は以前、メレティスの戦識の一員でした。戦力ではなく戦術による戦場の支配を誇る軍団です。しかしその経歴は志半ばにして途絶えます。戦車の事故で視力を失ったのです。今、彼女は宿命の糸を注意深く撚合わせます。陰謀を手繰るにつれて指先で微妙に震える撚糸を。

  • 魂の守護者、ラーボス

    魂の守護者、ラーボス

    通行の神であるエイスリオスの神託者として、ラーボスは命の儚さを熟知していました。それでも、愛する者を戦いで失うことには耐えられませんでした。彼は神と取引をしました。エイスリオス神が使者を死の国に導くことを手伝う代わりに、年に一度死んだ妻と会えるのです。ラーボスは今、彼女の救出を企てています。エイスリオスを密かに出し抜き、妻を生者の土地に連れ帰ろうというのです。

  • 血を蒔く者、ターナ

    血を蒔く者、ターナ

    この辺りでは、旅人の血を求める森の精霊の噂が囁かれています。彼らが話しているのは、実はターナのことなのです。彼女は子供の時に森に捨てられたエルフでした。誰も知らぬ理由から菌類の群生が彼女を受け入れ、外界から守ってくれました。その後ターナは残忍な徘徊者となり、通行人を襲っては自分を育ててくれた苗木の養分としているのです。

  • 屍錬金術師、ルーデヴィック

    屍錬金術師、ルーデヴィック

    ネファリアの人里離れた研究所で、ルーデヴィックは恐るべき伝統を最も多く実践する者としてその名を知らしめています。死体の組織を繋ぎ合わせて数多くの怪物を作り出したのです。ルーデヴィックは余人と異なり、肉体と生命の神秘に留まらずそれを超えるものに魅了されていました—彼は心の機微に関心があったのです。ルーデヴィックは自分の創造物が呼び起こす恐怖心の研究に大いなる喜びを感じています。

  • ルーデヴィックの名作、クラム

    ルーデヴィックの名作、クラム

    クラムを生み出した後、屍錬金術師のルーデヴィックはこのたった一つの天才的な作品を再現しようと10年ほどを費やしてきました。クラムは電位式被膜によって飛行し、行く先々でパチパチと静電気を引き起こし、片方の頭が際限なく笑い続けています。セルホフの家々の屋根の上でクラムの恐ろしい姿が頻繁に目撃されたため、その製作者ルーデヴィックはお尋ね者となってしまいました。

  • ジャムーラのシダー・コンド

    ジャムーラのシダー・コンド

    ドミナリア次元、ミラージュ紛争の時期にコンドは故郷ジャムーラを率いていました。名将とうたわれ馬術の名手でもあったコンドは、常に戦場で最も重要な瞬間に姿を現していました。彼には二人の息子がいました—血の繋がったヴュエルと、英雄たる宿命を持った養子のジェラード・キャパシェンです。不幸なことに、嫉妬と敵意がヴュエルの心を蝕み、コンドは実の息子によって殺されてしまいました。

  • 簒奪者、イクラ・シディーキ

    簒奪者、イクラ・シディーキ

    タルキールの氏族の中でも、スゥルタイは他のいかなる美徳よりも残忍さを重んじ、残酷と策略の評判を獲得していました。歴史から明らかなように、策略は残酷に勝ります。スゥルタイ最後のカンであったタシグルの在位は短く終わりました。助言者であったナーガのイクラ・シディーキが裏切り、タシグルは龍王シルムガルに売られたのです。龍王シルムガルはイクラの裏切りに対する報奨として、彼女を自分の龍語りに取り立てました。

  • 最後のアブザン、レイハン

    最後のアブザン、レイハン

    一千年以上前、レイハンの目の前でアブザンのカンが龍王ドロモカに降伏しました。その行為によりアブザン氏族は終わるはずでしたが、レイハンは龍に跪くことを拒みました。彼女は散り散りになった氏族の残りを率いてその最後のカンとなります。カンの凋落の時代、最後の龍との戦いで、レイハンは他のカンたちを守ろうとして死にました。

  • オジュタイの龍語り、イーシャイ

    オジュタイの龍語り、イーシャイ

    イーシャイは、タルキールの古く賢明な龍王オジュタイの私的な随員です。オジュタイには多くの伝令がおり、彼らに個人的な愛着を持ってはいません。ですがイーシャイは長年に渡って彼に仕え、多くの自主性が与えられています。イーシャイの言葉はオジュタイの権威を伝え、彼女は氏族から絶大な尊敬を得ています。

  • 綱投げ、アキリ

    綱投げ、アキリ

    アキリはかつてゼンディカーでコーの一団を導いていましたが、エルドラージの攻撃で同志たちを失ったことから、独自の道を歩み始めました。彼女は今、綱投げの技を用いて旅人をウラモグから守っています。不意の死が彼女を襲うことはありません—事前準備と自己信頼こそ残酷な世界で生き残る術であると彼女は信じており、実際にそれで生き残り続けています。

  • 粗野な牧人、ブルース・タール

    粗野な牧人、ブルース・タール

    ゼンディカー生まれのブルース・タールは、かつては質素な遊牧民であり、自分の牛を煽り立てる多彩な技によって知られていました。エルドラージの怪物がアクーム大陸全土に溢れ、自身の隊商も危機に陥るとブルースは抵抗活動を率いるようになります。数多の戦闘の後で、彼のエルドラージとの戦いの功績は、彼がエルドラージに浴びせた数々の独創的な罵詈雑言とほとんど変わらない程にまで広く知られるようになりました。

  • 求道の達人、サイラス・レン

    求道の達人、サイラス・レン

    レン家はエスパーで最も影響力のある名門の一つであり、サイラスはその家の跡継ぎです。生まれつきの魔道士であったサイラスは、貴重な金属エーテリウムの秘密とその製法を知ると称する魔道士の集団、カルモット求道団に加わるための訓練を受けました。サイラスは求道団で目覚ましい昇進を遂げ、史上初めて作られたエーテリウムの心臓を得ることになりました。

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